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2009年12月31日 (木)

ティンカー・ベルと月の石(日本語吹替版)

ティンカー・ベルと月の石(吹)
監督:クレイ・ホール
出演(吹替版声優):ティンカー・ベル…メイ・ホイットマン(深町彩里)、テレンス…ジェシー・マッカートニー(細谷佳正)、クラリオン女王…アンジェリカ・ヒューストン(高島雅羅)、フェアリーメアリー…ジェーン・ホロックス(山像かおり)、シルバーミスト…ルーシー・リュー(高橋理恵子)、他


(写真:スミソニアン博物館群に展示されている本物の『月の石』)


 たぶん、今年最後の映画鑑賞です。ディズニーの「ティンカー・ベル」4部作(予定)の第2作。本国アメリカではDVDレンタル及び販売専用として製作されていますが、日本では第1作目に続いて2作目も劇場公開となりました。


 前作は、随所に「ピーターパン」との関連性を持たせていましたが、今回は製作時期が重なったのか、「カールじいさんの空とぶ家」をパクったかのようなシーンが出てきます(笑)。


 そして今回も作品の“裏”テーマは前作と同じ「リーマン・ショック以降のアメリカ」。実は今年公開されたアニメや、実写では特にファンタジー系の映画にこういったオトナなテーマを描いた作品が結構ありまして、描きやすいって事もあるのでしょうけど実に今の“自信を失った”アメリカと、そこから何とか立ち上がろうとする人々というのをかなりリアルに描いた物が多かったように思います。来年もこの傾向は続くのでしょうね。


 本作のティンカー・ベルは、妖精達が飛ぶために必要な“妖精の粉”を守るために重要な「月の石」を、些細なミスで壊してしまいます。


 その石を元に戻すには“伝説の鏡”が必要で、それを探すために冒険にでるのですが… ミスを犯した時に強がって、手伝ってくれた友達のせいにしてその友達を失いそうになったりと、ティンカー・ベル自体が今のアメリカを表しているんだよなという事が、1作目から通して観ると、本当によくわかります。ま、結局最後は、友達とも仲直りし更に絆も深まって、割れたままになってしまった月の石もティンカー・ベル自身の機転で元の分プラスαの力が生まれるという、いかにもディズニーらしいラストを迎えるのですが、子供向けのアニメに、大人的なテーマをさり気なく入れ、何の違和感もなく大人と子供、それぞれ違った楽しみ方ができる映画を作った、そういう高度な技術を持ったスタッフに拍手を送りたいですね。第3作、最終作とレベルを落とさずに続けていってほしいです。勿論声優もそのままで。


私の評価…☆☆☆★

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