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2010年3月 6日 (土)

パレード

パレード
監督:行定勲
出演:藤原竜也、香里奈、貫地谷しほり、林遣都、小出恵介 他


 《舞台設定と人物設定ほぼ不詳の変な映画》


 この映画、一応青春群像劇というかたちで売り出しているようだが、サスペンスも混ざっており、全編にわたって不穏な空気が流れ、観ている側は非常に居心地が悪い。


 さらに言うなれば、出ているキャラが全員どこかまともではない変な奴ら。その変な奴ら同士が上っ面の付き合いだけで、日本ではあまり根付いていない感のある「ルーム・シェアリング」、マンションの一室で共同生活している。


 普通これだけの人数が集まれば、個性豊かな面子が揃うはずなのに、皆揃いも揃ってどこか変でしかも陰のある奴ばかりなので、話がちっとも膨らまないし、終始暗いまま話が進む。確かに現代において人間関係が希薄になっているのは事実だろう。隣人の素性なんて詳しいところまでは分からないし、かといって映画で描かれているようにこちらから詮索しようとは普通思わない。そんなことをしたらプライバシー侵害になるし、相手に変に思われても困るからだ。それに、誰か1人でも他と違うキャラ設定になっていたら、随分とイメージが違うものになっていたはずだ。個人的には貫地谷しほりはコメディエンヌとしての“腕”があるんだから、もう少し雰囲気を明るくする役割を与えてもよかったように思う。


 映画の最初の方で「連続通り魔事件」が起こる。これが全編にわたって不穏な空気をもたらすのだが、残念なことにカンのいい人なら最初の30分で犯人が判ってしまうのだ。それに映画の中ではマンションの場所が明確に示されていないが、それならば分からないように撮らなければいけないロケ地が転々としているのがバレバレになっており、その点に於いても不自然さを感じる。


 行定監督は「セカチュウ」や「GO」など青春ものを作るのは得意なのだろうが、サスペンスは不得意とみた。


私の評価…☆☆

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