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2010年4月13日 (火)

〈午前十時の映画祭〉アパートの鍵貸します

〈午前十時の映画祭〉アパートの
監督:ビリー・ワイルダー
出演:ジャック・レモン、シャーリー・マクレーン、フレッド・マクマレイ、レイ・ウォルストン、ジャック・クラッシェン 他


 《コケティッシュな魅力たっぷりのヒロイン》


 「何度でも観たい映画」というテーマで人気投票すれば、50本の中に必ず何本かは入る名匠ビリー・ワイルダー監督の代表作。今回の「午前十時の映画祭」もこの映画の他に「お熱いのがお好き」が選ばれている。


 さて、このビリー・ワイルダーは監督である前に脚本家であり、この映画でアカデミー作品賞、監督賞、脚本賞を受賞している。同一作品でこの3賞を受賞しているのは現在この監督のみである。


 平凡なサラリーマンの悲哀を見事な演技で体現して魅せるジャック・レモンと、コケティッシュな魅力いっぱいのシャーリー・マクレーン、この二人の組み合わせが絶妙なバランスを生み、素敵なラブ・コメディーに仕上がっている。笑わせて、ちょっぴり泣かせる演出は見事というより他なく、ちょっとドッキリさせられるラストのオチも見事にキマっている。もちろん、平凡なサラリーマンの住むアパートの部屋が自分の上司達の不倫の現場となっているような設定は、50年前だからできることで、今そんなことをやったら映画のように部長の秘書が暴露するだけでは済まされない。社内LAN等で皆にバレバレだろう。リメイクなんて、やりにくい。


 名優ジャック・レモンは約9年前に亡くなってしまったが、シャーリー・マクレーンは75歳となった今も、つい先頃公開された「バレンタインデー」でも相変わらず可愛らしいお婆ちゃんを演じており、元気な姿を見せてくれている(ちなみに実娘で女優のサチ・パーカーは今年53歳、この映画の公開時には既に生まれている)。いろんなタイプの役を演じてこられてはいるが、50年以上もイメージがさほど変わらない、清純さを保ち続けている女優は、そうはいないだろう。あと数年は活動できると思うので、まだまだその魅力をふりまいてほしいな。


私の評価…☆☆☆☆

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