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2010年4月 4日 (日)

〈午前十時の映画祭〉フォロー・ミー

〈午前十時の映画祭〉フォロー・
監督:キャロル・リード
出演:ミア・ファロー、トポル、マイケル・ジェイストン、マーガレット・ローリングス、アネット・クロスビー、ダドリー・フォスター、マイケル・アルドリッジ、マイケル・バーリントン、ニール・マッカーシー 他


 《この監督にしては小品だが、良作》


 この映画は「第三の男」や「オリバー!」の名匠キャロル・リード監督の遺作である。身分違いの恋に、おかしな探偵さんを絡めた小品なのだが、実にハートフルなラブコメディーに仕上がっており、面白い。


 ところがこの映画残念なことに1973年新春の劇場公開以来、TV放映はされているもののビデオやDVD化はされず、実質“封印”されていた(一説には複雑な権利関係がクリアできなかったためといわれるが、定かではない)。今回この映画がリバイバルされたのにはちゃんとした意味がある。それは一番最後に書いたので、読んでほしい。


 作品的には、今回の映画祭の50本の中では本当に地味な存在の映画である。キャストも「ローズマリーの赤ちゃん」や、最近ではリメイク版「オーメン」で悪魔のような伯母役を演じていたミア・ファロー、「屋根の上のバイオリン弾き」のトポルと地味。ただ、このおかしな探偵役のトポルがトボけた、何ともしれんいい味を出しているので、クスクス笑えて面白いのだ。


 加えて音楽があのジョン・バリーである。ジョン・バリーといえば「007」シリーズの音楽で有名だが、その他にも「野生のエルザ」や「愛と哀しみの果て」など、美しいメロディーの曲が多い。この映画でもそれはピッタリとハマっていて、音楽を聴いているだけでも心地よかった。今回の「午前十時の映画祭」ではこの作品は特別にこの作品の上映時だけ、この映画の復刻版パンフレット(中味の文面は変えてある)が上映劇場で販売されている。二度と手に入らないかもしれないから、鑑賞された後に買いたい人はどうぞ。


 そして、この映画ついに今年ソフト化されるらしい。まずはオリジナル・サウンドトラックが4月21日に発売決定、次いでHDマスターによる、待望のDVD化が決まり、予定ではあるが11月26日にリリースされる事になったらしい。どちらもキングレコードからということで、今回映画祭をやっている各劇場で観られない人や、既に見逃してしまった人は、心して待つべし(もちろんこれから映画祭のスクリーンで観ようと思う人もね)!


私の評価…☆☆☆

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