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2010年5月

2010年5月30日 (日)

プリンス・オブ・ペルシャ(字幕版)

プリンス・オブ・ペルシャ(字)
監督:マイク・ニューウェル
出演:ジェイク・ギレンホール、ジェマ・アータートン、ベン・キングズレー、アルフレッド・モリナ、スティーヴ・トゥーサント、トビー・ケベル、リチャード・コイル、ロナルド・ピックアップ、リース・リッチー 他


 《陸上版「パイレーツ・オブ・カリビアン」》


 この映画の元ネタはアメリカで人気のアクションアドベンチャーゲームで、日本でもプレステ2やXbox用ゲームソフトとして発売されているものである。そして、「パイレーツ・オブ・カリビアン」の製作チームが参加しているので、海と陸で舞台こそ違うが、最近この手のアクションものでよく見かけるようになったパルクールを含む激しいアクションがふんだんに盛り込まれていて、いかにもディズニー映画らしい、楽しい映画に仕上がっている。


 ただ、RPGのような長いストーリーのゲームを1本で完結させようとして作っているせいか、話のテンポはいいのだが、その分些か単調気味。何日もかけて解くゲームを2時間弱で見させられているようなものだから、余韻なんて何も残らない。まぁ、ブラッカイマーの映画なんて、大抵そうなんだけど。


 キャストも「パイレーツ〜」と比べると少し劣化した。ベン・キングズレーだけはさすがアカデミー賞俳優(「ガンジー」)って感じだが、あとは豪華キャストだった「パイレーツ〜」と比べて地味だ。ジェマ・アータートンは今まで「007/慰めの報酬」では途中で全身に油を塗られて殺される役だったり、リメイク版「タイタンの戦い」でもヒロインながら目立たなかったりと、損な役回りが多かったが、本作では勝気なお姫さまを好演。少し高めの声質もピッタリだ。


 実はこの映画、本国アメリカとは同日公開である。このためヒットしているのかどうかは現時点では分からないが、ゲームの方はシリーズ化しているので、映画の方も当たればシリーズ化が望まれるところだろう。もしシリーズ化となれば同じキャストでやってほしいね。


私の評価…☆☆☆

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2010年5月29日 (土)

ブログパーツが元に戻る

 といっても、携帯でこのブログを見ている人は、何が何やらさっぱり分からんでしょうけど。


 実はPC版の方にはブログパーツを貼り付けていて、つい1週間位前までは、ココロちゃんという妖精がそこにいました。


 ところがこのブログ(ココログ)のブログパーツのシステムが変わり、「ブログの妖精ココロ」を管理されていたBlogpetというサイトと@niftyとの契約が終了したのか、同じサイトが提供する別のキャラクターのものに変わっていました。


 そこで、“ココロの新しい居場所”も分かり見つかったので(要するに@niftyのサイトで管理される本来のかたちになった訳です)、改めて設定をやり直し、自分のブログ内にココロちゃんが戻ってきました(笑)。


 以前のものと少しレイアウトが違いますが、活用してやって下さいね。

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2010年5月28日 (金)

T・ジョイ京都へ、行ってみた

 昨日から京都駅八条口南西側にオープンしているイオンモール京都。その5階にある映画館「T・ジョイ京都」に行ってみた。


 エレベーターで上がると目の前にチラシ置場があり、これから公開される作品のチラシが結構たくさんおいてある。ただTOHOシネマズ二条やMOVIX京都に比べると、ちょっと地味(笑)。映画館全体は、最近の映画館によくみられる黒を基調とした落ち着いた空間。チケットカウンターが3台とちょっと少ないが、いくつかあるオンライン用の端末が現金決済可能なのを活用するかたちで、混雑時はそのうちの1台を当日予約用に使うことになっているらしい。カウンターで座席を取る時、カウンターの端末画面に残席が表示される仕組みになっていて、ある程度の条件を係員に言えば、あとは自分でピンポイント指定ができる。これって、好きな席を自分で選べるメリットはあるが、逆にどの席を選ぶか迷う人も出てくるだろうなぁ。混んでいる時の対応が見たいものですね。


 次にドリンクは、何と受け渡しが「スタバ形式」!映画館でこのかたちを見たのは初めてである。っつーか注文する場所と受け渡し場所をわざわざ分ける必要があるのだろうか? しかもそれぞれ1か所だけ。空いている時ならまだいいが、混んでいる時は煩わしいだけだと思うんだが… 


 シアターの中も黒を基調としたデザイン。昨今の映画館はそれが主流なのでそれはいい。今回は「プリンス・オブ・ペルシャ」の字幕版を観たんだが、椅子の材質のせいなのか、映画館の構造上の問題なのか、座る場所によって、前の座席の背中後方部分に映写機の光が反射して、フィルムを裏から写したような映像が写りこんでいる(笑)! 明るい場面だとそれほど目立たないが、暗い場面やエンドロールでは思いっきりちらついて目障りである。この辺は速急に対処してもらいたいところだ。


 トイレは台数こそさほど多くはないが、それでもTOHOシネマズ二条やMOVIX京都に比べればはるかにマシ。このくらいあれば、OTSU7シネマのように無駄に多くなく、かといってTOHOシネマズ二条のように行列ができるほど混雑することは、まずない。


 シニアや学生以外の一般客は、他の映画館と比べると割引制度が乏しいし、TOHOシネマズ二条やMOVIX京都と上映作品が結構重複しているので、よほど観たい映画をやっていない限り、行く事はないかもしれないが、これで他の映画館も含めて大阪並みに上映作品が増えてくれれば嬉しいんだけどね。さて、どうなりますやら。

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2010年5月25日 (火)

書道ガールズ!! わたしたちの甲子園

書道ガールズ!!<br />
 わたしたちの甲子
監督:猪股隆一
出演:成海璃子、山下リオ、桜庭ななみ、高畑充希、小島藤子、市川知宏、愛媛県立三島高等学校書道部、埼玉県立川口高等学校書道部、金子ノブアキ、森崎ウィン、森岡龍、坂口涼太郎、宮崎美子、朝加真由美、おかやまはじめ、山田明郷、森本レオ、織本順吉、羽鳥慎一(NTVアナウンサー)、山本舞衣子(NTVアナウンサー) 他


 《多少、クサい演出はあるが、それが青春!》


 NTV系「ズームイン!!SUPER」で取り上げられた題材を元に映画化した青春映画。先に公開された「武士道シックスティーン」でもツンツンした女子高生を演じた成海璃子が、この映画でも似たようなキャラの女子高生を演じている。


 実話がベースであるという事もあってか「武士道〜」 と比べると作りがまともすぎて、面白さという点ではやや劣るが、爽やかな感動を残してくれる。


 自分も小さい頃書道習っていて段位を取っている(二段だからあまりたいした事はないのだが)。そういう“書道”からするとこれあくまで“パフォーマンス”なので、ちょっと違った見方をしなければいけない。普通の書道がいわば個人戦なのに対して字を書くというよりは、音楽に乗せて多人数で墨と筆を使ったアートをを完成させる団体戦。もちろん決まりごとや所作は“書道”とは違ってくるだろうが、せめて通常の書道の場面で一つの文字を書くのに途中で筆に墨を継ぎ足すのはやめてほしかった。流派にもよるが基本的に一字は一筆で書くのが書道としては当たり前なのだ。


 生徒役を演じる若手役者は皆それぞれ頑張っているなと思ったが、特に高畑充希が抜群に良い。あまり目立った役ではないが、舞台「ピーターパン」主演で相当たたき込まれたのだろう。たぶん、脇役の生徒の中では一番光っていた。


 病院の前でパフォーマンスするとか、少々クサい演出はあるが、全体的には結構まとまっている映画。ただ前述したように似たような青春もの「武士道シックスティーン」と公開日まで接近していて、比較される事を狙ったなら明らかに分が悪い。この点どうにかならなかったのか。少し公開を遅らせてもよかったのでは?

私の評価…☆☆☆★

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2010年5月19日 (水)

〈午前十時の映画祭〉ロミオとジュリエット

〈午前十時の映画祭〉ロミオと
監督:フランコ・ゼフィレッリ
出演:レナード・ホワイティング、オリヴィア・ハッセー、マイケル・ヨーク、ジョン・マケナリー、ミロ・オシェア、パット・ヘイウッド、ロバート・スティーヴンス、ブルース・ロビンソン、ポール・ハードウィック、ナターシャ・パリー、アントニオ・ピエルフェデリチ、エスメラルダ・ルスポーリ、ローレンス・オリヴィエ(ナレーション) 他


 《オリヴィア・ハッセーの初々しい魅力と、悲しくも美しいメロディーがいつまでも心に残る》


 何度も映画化、そして最近ではミュージカルにもなっている(「ウエストサイド物語」ではなく2001年初演のフレンチ・ミュージカル)シェークスピア悲劇の名作である。


 映画化された中では恐らく最も有名な1968年の作品。ゼフィレッリ監督がシェイクスピアの原作に近い年齢の俳優をキャスティングしたのが当時話題となったようで、日本では特にやはりというかオリヴィア・ハッセーの初々しい演技と魅力に人気が集中したようだ。確かに可愛い(*^_^*)し日本人好みの顔立ちなのかなとも思う(最もこの時は後に歌手の布施明と結婚することになるとは誰も思わなかっただろうけど)。


 自分と同じ世代の人ならバズ・ラーマン監督でレオナルド・ディカプリオとクレア・デインズが共演した「ロミオ+ジュリエット」のイメージが強い人もいるだろう。確かにあの映画は舞台は架空の都市に変わっているがシナリオはシェイクスピアのものをそのまま使っており、当時薄幸な少女役が多かったクレア・デインズもすごく魅力的ではあったし、映画自体悪いとは思わないが、やはりこのゼフィレッリ版と比べると少々見劣りしてしまう。


 また、主人公2人の行く末を暗示しているかのような、美しくも物悲しいニーノ・ロータ作曲の音楽も素晴らしい。映画音楽のスタンダードナンバーにもなっている。こんな素晴らしい映画をスクリーンで観られるのは本当に幸せ。これから観られる方は楽しみに。


私の評価…☆☆☆☆★

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2010年5月15日 (土)

運命のボタン

運命のボタン
監督:リチャード・ケリー
出演:キャメロン・ディアス、ジェームズ・マースデン、フランク・ランジェラ、ジェームズ・レブホーン、ホームズ・オズボーン 他


 《人間の心理を巧みに突いた、究極の選択》


 もし、あなたの家に突然男が押し掛け、スイッチの付いた箱を差出し、押すか押さないかを迫られたら、どうしますか? 押せば1000万ドルを差し上げます。ただしその代わりにあなたの知らない誰かが、押したあなたの責任で死ぬ事になります。身近にいる旦那や子供でも“完璧に知っている”人ですか? さあ、押して人生変えますか? それとも平凡なままがいいですか?


 映画には人生の教訓を描いているのも多いが、これほど明確で分かりやすいのもちょっと珍しい(ただしツッコミどころも多いのだが)。この場合も欲を出せば“ある責任”を負わされる事ははっきり明示されているのに、主人公はまんまとそのツボにハマり、結果、とんでもない羽目にあわされる事になる。


 多少、ご都合主義的な点はあり、クライマックスに向けての展開がやや強引だが、観る側にこの映画のテーマを分からせるには十分だ。


 結局、深入りし過ぎたこの主人公夫婦はラストに最大の、そして究極の、どっちをとってもハッピーエンドにならない選択を迫られる。もちろんその選択肢はここでは明かさないが、あなたならどっちを選ぶ? 


私の評価…☆☆☆

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2010年5月13日 (木)

オーケストラ!

オーケストラ!
監督:ラデュ・ミヘイレアニュ
出演:アレクセイ・グシュコブ、メラニー・ロラン、フランソワ・ベルレアン、ミュウ=ミュウ、ドミトリー・ナザロフ、ヴァレリー・バリノフ、アンナ・カメンコヴァ、リオネル・アベランスキ、アレクサンドル・コミサロフ、ラムジー・ベディア 他


 《「のだめ」なんかよりいい! 音楽コメディーにロシアの政情を絡めた感動作》


 「のだめ」以降クラシック音楽のCDや、音楽を主体にした映画、アニメがちょっとしたブームになっているが、これはまさにそのタイミングにあわせるかのように公開された、フランス映画の傑作である。


 主人公はロシアのとある劇場の清掃員。かつては天才指揮者として知られていたが、共産主義政府によるユダヤ人排斥政策によって楽団を追われた過去を持っていた。そんな彼はある日、パリの劇場がキャンセルした楽団の代わりとなるオーケストラを探しているという情報を得る。これを音楽界復帰のチャンスと見た彼はかつての仲間達を集め始めるが…


 一見平凡な音楽コメディーなのだが、主人公は楽団を追われた際に、まだ生まれたばかりの自分の娘とも関係を引き裂かれるという“二重の悲劇”に見舞われている。


 やがて、演奏家たちを集める過程で偶然が偶然を呼びお互いの関係を知らぬまま、指揮者と美しきヴァイオリニストとして再会、そこからまた紆余曲折を経て感動のクライマックスへと向かう訳だが、ほのぼのと笑わせて、最後にジーンと感動させる演出は見事だ。


 美しく成長した美人ヴァイオリニストを演じるのはメラニー・ロラン。タランティーノ監督の「イングロリアス・バスターズ」で迫害を受けさせられたナチスに復讐を仕掛けるユダヤ人女性役を好演していた人といえば、見たことあるという人も多いだろう。彼女自身もユダヤ人の血をひいており(祖父がユダヤ人で実際に迫害にあったそうだ)、この映画でも熱のこもった演技で魅了している。


 最大の見所は、やはりクライマックスの“即席楽団”によるチャイコフスキー作曲「ヴァイオリン協奏曲」12分間の演奏シーン。音は恐らく吹き替えだろうが、曲自体が持つ迫力と共に、親子が引き裂かれた時の後日談が語られて、それが胸を打つ。それだけではなく、演奏が成功をおさめ、世界へと飛び出すのをイメージするシーンで、各国の新聞が大写しされるのだが、日本のところで「毎日新聞」が出た。ま、ネットか何かで見つけた物を加工したのだろうけど、ちょっと笑えた。


私の評価…☆☆☆☆☆

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2010年5月12日 (水)

劇場版TRICK3 霊能力者バトルロイヤル

劇場版TRICK3
監督:堤幸彦
出演:仲間由紀恵、阿部寛、生瀬勝久、野際陽子、佐藤健、夏帆、藤木直人、片瀬那奈、戸田恵子、松平健、島崎俊郎 他


 《相変わらず面白いが、映画でやる必要はなし》


 TVドラマ放映から10周年と聞くと、もうそんなに経ったのかと思ってしまうが、サスペンスにコメディーが入り交じったという、10年前は斬新だったドラマが復活した。


 のっけからいつものテンションで楽しませてくれるが、今回は深夜ドラマの時のようなノリでギャグが展開していくので、後になって新しく開拓した若いファンが、ひょっとしたらついていけないのではないかというような、30代後半以上の人向けのギャグがたくさんちりばめられている。


 特に冒頭の山田里見(野際陽子)による習字教室の「紀伊半多(キー・ハンター)」や、今回の舞台となる純日本風の村・万練村(マンネリ村)に何の違和感もなく溶け込み生活しているアダモステ(=アダモちゃん→島崎俊郎)などは、僕は笑えたが、たまたま隣で観ていた小学生くらいの女の子達は、口ポカ〜ン状態であった(苦笑)。霊能力者の1人として出てくる松平健に至っては、唱える呪文が「バンサンケツマ(逆から読むと…笑)」だし、ある1シーンでは白馬に乗っていてしかもそれは「暴れん坊将軍」のオープニングに実際に出演していた馬である。まさに極め付けのパロディーだ。


 ただ、確かに面白いが、映画でやるほどの事かよと思ったのも事実。あまり予算がかかっているように見えないが、あからさまなタイアップも行われている。オイオイこれだけの人気作なら、別にそこまでしなくたって、その商品をセットのなかにさり気なく置いておくだけでも宣伝になるだろうよ。


 ところでこの映画の宣伝番組として、「警部補・矢部謙三」なる深夜ドラマが放送されているが、そこで矢部の初代部下である石原達也が、あたかも復活するかもしれないような前フリがなされている。まぁ、その役をやっていた前原一輝はとっくに引退しているので、復活はないと思うのだが… 今週放送される最終回に期待しておこう。


私の評価…☆☆☆

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2010年5月10日 (月)

17歳の肖像

17歳の肖像
監督:ロネ・シェルフィグ
出演:キャリー・マリガン、ピーター・サースガード、アルフレッド・モリーナ、ロザムンド・パイク、エマ・トンプソン 他


 《酸いも甘いも経験し、少女は大人へと成長していく》


 この映画が初主演となるキャリー・マリガンが、そのキュートなルックスと演技でアカデミー賞にノミネートされた話題作。ちなみにこれはある女性ジャーナリストの実体験がモデルとなっており、キャリーは撮影当時すでに23歳。さすがにアップショットで観ると17歳には見えないが、見事に17歳の高校生を演じきっている。


 映画は1961年のイギリスが舞台。ある中流階級の家庭に生まれ育った娘・ジェニーが主人公。まぁ身分がどうであれ高校生といえば、どうしても大人の世界へと背伸びしたくなるお年頃。オックスフォード大学入りを目指すためにチェロを習い、勉強のために高校に通う退屈な毎日。ある日、自分の年齢の倍ほども違う男に出会った事がきっかけで、人生の歯車が少しずつ狂っていく。


 一見、人がよさそうに見えるこの男、実はあるとんでもない秘密を隠している。人って見かけで判断しちゃダメですね。確かにこの男のおかげでジェニーは美しくなる。けど、この“秘密”のおかげでジェニーの気持ちをドン底に叩き落とすことになる。全編にかかるどこかノスタルジックなジャズ等の音楽が素晴らしく良く、印象的だ。


 そしてこの映画にはドッグレースの場面やジェニーが「ティファニーで朝食を」風のファッションを見せるなど、多分にオードリー・ヘップバーンを意識したような部分が随所に見られるが、つい先頃、そのヘップバーンの代表作である映画版「マイ・フェア・レディー」のリメイクで主人公イライザ役に正式決定(しかも脚本が本作にも出演しているエマ・トンプソン!)したようだ。若くしてアカデミー賞などに選ばれると、それをきっかけにキャリアを潰される人も多いので、彼女にはそうなってもらいたくないところだが、さあどう出るか、これからが楽しみな女優である。


私の評価…☆☆☆☆

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2010年5月 3日 (月)

いばらの王

いばらの王
監督:片山良一
声の出演:カスミ・イシキ…花澤香菜、マルコ・オーエン…森川智之、シズク・イシキ…仙台エリ、キャサリン・ターナー…大原さやか、ティモシー・レイゼンバック…矢島晶子、ロン・ポートマン…乃村健次、ピーター・スティーブンス…三木眞一郎、アイヴァン・コラル・ヴェガ…磯辺勉、アレッサンドロ・ペッチノ…廣田行生、ローラ・オーエン…川澄綾子、アリス…久野美咲、ウォルター…藤田圭宣 他


 《クオリティーは高いが、映画では説明不足で難解》


 この映画は原作者の岩原裕二が約7年前に発表した漫画を映画化したものである。率直にいえばこの映画は2時間の映画向きではないような気がする。原作自体がそこそこボリュームがあるので、とてもじゃないが2時間で全て描ききれるとは思えない。どちらかといえば深夜アニメのミニ・シリーズとして作った方がよかったかもしれない。


 確かに「スチームボーイ」のスタッフなのでクオリティーが高いのは、観ればわかる。原因不明の奇病を根治する方法が見つかるまで眠らされる事になったはいいが、いざ目が覚めたら得体の知れない怪物が蠢くトンでもない世界になっていて、そこからサバイバルを強いられながら、なぜそうなったのか、病気を根治する方法は見つかったのかを探っていくという話は、何か別の映画でもあったよなと思わせつつも面白い。


 だが、最大級の謎を明かす段階で、時間がなくなってきたのか、はたまた辻褄が合わなくなったのを無理矢理合わせて終らせようとしたのか、終盤はストーリーが破綻しまくるのである。


 結局、一番落ち着くところに話の落としどころを見つけ収束させたのは、脚本家の“腕”ともいえるし、相当な想像力がなければあんな映像は描けないとは思うが、原作ファンはどう思っただろうか。


 余談だが多分、これって実写でやったら「サウンド・オブ・サンダー」(2006年・ピーター・ハイアムズ監督)みたいなB級SFになってしまっていたと思う。案外こっちの方が「いばらの王」をパクっていたりして… (笑)アニメでよかったね。


私の評価…☆☆☆

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