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2010年5月 3日 (月)

いばらの王

いばらの王
監督:片山良一
声の出演:カスミ・イシキ…花澤香菜、マルコ・オーエン…森川智之、シズク・イシキ…仙台エリ、キャサリン・ターナー…大原さやか、ティモシー・レイゼンバック…矢島晶子、ロン・ポートマン…乃村健次、ピーター・スティーブンス…三木眞一郎、アイヴァン・コラル・ヴェガ…磯辺勉、アレッサンドロ・ペッチノ…廣田行生、ローラ・オーエン…川澄綾子、アリス…久野美咲、ウォルター…藤田圭宣 他


 《クオリティーは高いが、映画では説明不足で難解》


 この映画は原作者の岩原裕二が約7年前に発表した漫画を映画化したものである。率直にいえばこの映画は2時間の映画向きではないような気がする。原作自体がそこそこボリュームがあるので、とてもじゃないが2時間で全て描ききれるとは思えない。どちらかといえば深夜アニメのミニ・シリーズとして作った方がよかったかもしれない。


 確かに「スチームボーイ」のスタッフなのでクオリティーが高いのは、観ればわかる。原因不明の奇病を根治する方法が見つかるまで眠らされる事になったはいいが、いざ目が覚めたら得体の知れない怪物が蠢くトンでもない世界になっていて、そこからサバイバルを強いられながら、なぜそうなったのか、病気を根治する方法は見つかったのかを探っていくという話は、何か別の映画でもあったよなと思わせつつも面白い。


 だが、最大級の謎を明かす段階で、時間がなくなってきたのか、はたまた辻褄が合わなくなったのを無理矢理合わせて終らせようとしたのか、終盤はストーリーが破綻しまくるのである。


 結局、一番落ち着くところに話の落としどころを見つけ収束させたのは、脚本家の“腕”ともいえるし、相当な想像力がなければあんな映像は描けないとは思うが、原作ファンはどう思っただろうか。


 余談だが多分、これって実写でやったら「サウンド・オブ・サンダー」(2006年・ピーター・ハイアムズ監督)みたいなB級SFになってしまっていたと思う。案外こっちの方が「いばらの王」をパクっていたりして… (笑)アニメでよかったね。


私の評価…☆☆☆

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