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2010年6月20日 (日)

FLOWERS

FLOWERS
監督:小泉徳宏
出演:蒼井優、竹内結子、田中麗奈、仲間由紀恵、鈴木京香、広末涼子、真野響子、塩見三省、三浦貴大、大沢たかお、河本準一、長門裕之、井ノ原快彦、平田満、駿河太郎 他


 《映画というよりは超長尺のプロモーション・ビデオ》


 この映画、チラシ等の宣材が出る前から主演女優6人の顔触れからして某化粧品会社が絡んでいるなと思ったら、何のことはない案の定その通りだった。映画の中でわざとらしいタイアップはしていないが、日テレが過去の番組素材を貸し出しているという事もあって、その会社がスポンサーとなっている日テレの番組で、露骨なまでの宣伝をやっている。


 「娘と母、父と母、夫と妻、姉と妹、母と子」をテーマに昭和初期から現代を4つに分け、それぞれの時代を生きた女性たちを描くのだが、テーマ自体が漠然としたものなので、映画も何が描きたいのか分かりづらいものになってしまった。一応オムニバス形式ではあるものの、ある1つの繋がりを見せるために、各年代のエピソードの区切りがはっきりと付けられておらず、昭和11年の話からいきなり現代に飛んだかと思うと30年代に行ったり50年代に行ったり11年に戻ったりと非常にややこしい展開となってしまう。せめて時系列通りに描けなかったものか。


 エピソードごとに観ると結構面白い部分もあるだけに惜しいのだ。蒼井優のエピソードはもう画面を観れば一目瞭然の小津作品風で構図までそっくりだし、田中麗奈のエピソードはクレイジー・キャッツ映画風で長門裕之や河本準一とのセリフのやりとりが楽しい。時系列通りに描かれていれば各年代を観るのに頭の中で切り替えができて、すんなり楽しめるのだが、途中で切り替わると逆にそれぞれがバラバラに見えてしまい、結果としてまとまりが悪くなるのだ。各パートごとに印象的なセリフもこの女優達が喋るのだが、強調されていないからか悲しいくらいに際立っていない。せめて、そういうところだけでも強調されていれば、少しはメリハリの効いた映画になったとは思う。


 せっかくいい俳優や音楽、「ALWAYS 三丁目の夕日」のスタッフによる、どこか懐かしい映像加工と、見所はいっぱいあるのに、完成した映画がこの程度とは… 寂しい。


私の評価…☆☆

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受信: 2010年6月21日 (月) 15時00分

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