« 〈午前十時の映画祭〉ウエストサイド物語 | トップページ | 〈午前十時の映画祭〉雨に唄えば »

2010年7月 2日 (金)

エルム街の悪夢(2010)

エルム街の悪夢(2010)
監督:サミュエル・ベイヤー
出演:ジャッキー・アール・ヘイリー、カイル・ガルナー、ルーニー・マーラ、ケイティ・キャシディ、トーマス・デッカー、ケラン・ラッツ 他


 《一応オリジナル版に“忠実”なリメイクなのだが… 》


 もう、こういうスプラッター映画は見向きもされないかと思いきや、キャストが若返った以外何の目新しさも無いのにアメリカではそこそこのヒット。アメリカ人って、ホントこういうの好きなのね(笑)。


 一応、オリジナル版1作目を忠実にリメイクとのことだが、設定をちょっといじくって焼直ししただけの代物。一番違うのは生前のフレディーのキャラ設定で、旧シリーズは確かボイラー室の管理人だったと思うが、今回は幼稚園の庭師(日本風に言えば用務員って事か)。子供に悪戯して親に恨まれ焼き殺されるのは一緒だが、ロバート・イングランドが演じた旧作は生前から殺人鬼だったのにたいして、今作は生前は普通の人(でも演じているのがジャッキー・アール・ヘイリーだからどうしても変人っぽく見えてしまう)。結果、こんな設定変更が災いして、せっかくのクライマックスのボイラー室での決闘が、殆ど何の意味もなさなくなり、何だかわけのわからないうちに終わる変なホラー映画になってしまった。


 ジャッキー・アール・ヘイリーのフレディーも特に悪くはないのだが、特殊メイクで作った顔が、前とは完全にイメージの違ったものになっていて、前のシリーズを知っている自分からするとかなりの違和感がある。


 監督はこれが映画デビューのサミュエル・ベイヤー。彼はこれまでCMやミュージックビデオの映像を作ってきた人で、なるほど確かにビジュアルはきれいである。ヒロインより美人の脇役ケイティ・キャシディをいともあっさり殺しちゃったり、ラストがお約束のショック場面だったりと、ホラー映画の決まりごともちゃんと描かれている。ただやはりウエス・クレイヴン御大のオリジナルと比べるとかなり見劣りするのだ。


 というわけで、アメリカの映画批評家からは大ブーイングのこの映画、でもそんな評とは裏腹に観客には好評でIMDBの点数もなんとか5点台を現在キープ、パート3迄の製作が決まり、続編は3Dになるらしい。果たして日本では無事公開となるのか、楽しみである。


私の評価…☆☆★

|

« 〈午前十時の映画祭〉ウエストサイド物語 | トップページ | 〈午前十時の映画祭〉雨に唄えば »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: エルム街の悪夢(2010):

« 〈午前十時の映画祭〉ウエストサイド物語 | トップページ | 〈午前十時の映画祭〉雨に唄えば »