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2010年8月22日 (日)

ベスト・キッド(2010)

ベスト・キッド(2010)
ベスト・キッド(2010)
監督:ハラルド・ズワルト
出演(吹替版声優):ジェイデン・スミス(矢島晶子)、ジャッキー・チェン(石丸博也)、タラジ・P・ヘンソン(斉藤貴美子)、ハン・ウェンウェン(うえだ星子)、ワン・ツェンウェイ(川島悠美)、役者名不明(高山みなみ) 他


 《懐かしいヒット作の良質なリメイク》


 本作は今から26年前に公開された「ベスト・キッド」のリメイク版である。ただ武術が空手からカンフーに変わり、舞台もアメリカから北京に変わった。キャストも若返りしているので、オリジナル版とは全く違った感じが漂ってくる。オリジナル版から踏襲されている設定は、「引っ越した先で陰湿なイジメに合った少年が、風変わりな師に出会い、イジメを克服していく」ことのみだ。


 僕は26年前はまだ小学生だったのでオリジナル版をスクリーンで観た事はないが、テレビの地上波で何度も放映されているし、VHS等で借りたりして何度か観ている。リメイク版は設定こそ違うものの、希薄になった人間関係のなかで育まれる師弟愛や可愛いヒロインとの関係(オリジナル版のヒロインはエリザベス・シュー)、服を脱いで掛ける、取る、着る(オリジナル版は「ワックスかける、ワックス拭き取る」)という生活密着型練習方法が出てくるし、オリジナル版の師匠ミヤギの口癖だった「フォーカス(集中しろ)!」というセリフが、リメイク版の師匠ハンの口から発せられると、もうタイムスリップしたかのように非常に懐かしくなってしまった。


 主演のジェイデン・スミスはさすがにウィル・スミスの息子だけあって身のこなしがいい。徐々に上達していくカンフー・アクションがさまになっている。しかし何といっても師匠ハン役のジャッキー・チェンである。彼ももう56歳だが、こんな枯れた演技、というか役は初めてなのではないか? しかもこれが場の雰囲気に合っていてなかなかイイのだ。オリジナル版のパット・モリタは一見普通のオッサンだったが、やっぱりジャッキーは枯れていてもオーラが出まくり(笑)だった。


 ちなみにオリジナル版1作目は「ロッキー」のスタッフが作っていたので、試合の場面が非常に迫力があった。ただ、クライマックスに練習もしていないような超必殺技「鶴拳」が突如炸裂し、観る側の失笑をかった。本作も「鶴拳」ではないが、最後は必殺技だった… ただ、より自然な“うっちゃり”技なので、これは良。清々しいラストに大拍手なのである。


私の評価…☆☆☆☆★

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