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2010年9月13日 (月)

バイオハザード4 アフターライフ

バイオハザード4 アフターライ
監督:ポール・W・S・アンダーソン
出演(吹替版声優):ミラ・ジョヴォヴィッチ(本田貴子)、アリ・ラーター(岡寛恵)、ウェントワース・ミラー(東地宏樹)、ショーン・ロバーツ(立木文彦)、スペンサー・ロック(声優名不明)、ボリス・コジョー(楠大典)、ケイシー・バーンフィールド(小林沙苗)、キム・コーツ(梅津秀行)、中島美嘉、シエンナ・ギロリー(湯屋敦子) 他


 《新機軸で原点回帰も新鮮味はナシ》


 人気ホラー・シリーズの第4作。シリーズも回を重ねると、1作目の時のようなインパクトは薄れていく。それでもやはり、ファースト・シーンで日本人初のアンデッド感染者役となるワイルド系美女=歌手・中島美嘉がちょいメタボなオッサンをガブっとやるのを観ると、一気に作品世界へと引き込まれる。


 前作で示唆されていたとおり、今回の舞台は東京から始まる。前作迄で強くなりすぎたアリスが自身のクローンとともにアンブレラ社の従業員相手にどっちが正義なのかわからないような大殺戮を展開していくのだが、さすがにこれはやりすぎである。で、あるきっかけでアリスはそれまで得た超能力を全て失ってしまう。要するに、シリーズを続ける上で肥大していった設定を、シナリオ上で何の無理もなく一瞬で整理してしまったのである。主人公がシリーズ中最弱の状態なのだ。いってみればこれが新機軸なのだが、シリーズ映画では常套手段ともいえる手法で、あまり新鮮味はない。


 しかも、せっかく作ったその設定が殆ど活かされていない。と、いうのもアリスは最弱なはずなのに、ウジャウジャいるアンデッドらや、シリーズ中たぶん最強のアンデッド犬と戦っても傷一つ負わないのだ。改造なんかされなくたって強いではないか(笑)。せっかく作った設定が何の意味も無い。


 本作は、「アバター」と同じく撮影時から3Dカメラを使って撮影されているが、そういう立体感よりも高感度ファントムカメラを使ったスローモーション映像を多用し、そちらの方の映像の凄さが目立つ。これは今後の3D映画はもとより2D映画でも多用されるのではないか。


 そして「2」でゲーム版そっくりに演じて好評だったジル・バレンタイン(シエンナ・ギロリー)が本作で復活! あの時とは全く違う姿で出ているので、最後までくまなく観ていないとわからないとは思うが、ファンの人は探してみてください。なお、このシリーズは今後、続編が作られてもミラ・ジョヴォヴィッチ自身は降板をほのめかしている。シリーズ自体も公開日等詳細未定ながら、出演者を一新するかたちで「バイオハザード・ビギンズ」なるリブート企画があるようだ。今後の展開に注目しよう。


私の評価…☆☆☆

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