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2010年10月 3日 (日)

TSUNAMI(超・日本語吹替版)

TSUNAMI(超・日本語吹替版)
TSUNAMI(超・日本語吹替版)
監督:ユン・ジェギュン
出演(吹替版声優):ソル・ギョング(東地宏樹)、ハ・ジウォン(若原美紀)、パク・チュンフン(てらそままさき)、オム・ジョンフア(岡村明美)、イ・ミンギ(高橋広樹)、カン・イェウォン(木下紗華)、キム・イングォン(声優名不明) 他


 《ツッコミどころは満載なれど、愛すべきおバカさで楽しい》


 こちらは韓国発のデザスタームービー。地質学者の警告を聞かないからみんな災害に遭ってしまうというストーリーは、今までハリウッドや日本の映画で描かれる“お約束”パターンなため、新鮮味という点では欠けるが、あまり深刻になりすぎない描かれ方がされており、「グランドホテル形式」とまではいかないまでも、主要キャラクターにそれぞれしっかりとしたエピソードを持っていた。


 軸となる話は4つ。主人公とヒロインの手枷足枷だらけの恋愛話と、主人公の幼なじみの親子愛、舞台となるヘウンデにたまたま遊びに来たツンデレ女と偶然出会う韓国版「海猿」男、そして地質学者と冷えきった関係の妻と子。この4つのエピソードに主人公たちが暮らす商店街の買収話などが絡み1つに繋がりつつ、それをメガ津波が一気に飲み込んでいく。重要なのはそれぞれのエピソードの中に必ずコメディーリリーフ的なキャラがいて、それが映画を深刻な展開にさせず、面白くさせているのだ。


 主人公とヒロインの恋愛話には、それを邪魔するオバチャンがいるし、主人公の幼なじみの男はチャラ男で、橋にぶつかって燃料ダダ漏れのコンテナ船のそばでタバコを吸おうとするバカ男(こう書けば後の展開は分かると思うが、船は爆発空からコンテナの雨霰!それを逃げ切るのだコイツは)である。ツンデレ女はその言動自体がムチャクチャで、それだけで可笑しいし、地質学者には自分が言っている警告を全く信じない塩見三省さん似のアホ上司がいる。


 今回この「超・日本語吹替版」のセリフ監修をつとめているのは大森一樹氏と川北紘一氏である。そう、「平成版(新世紀版より前のヤツ)ゴジラ」の監督&特技監督コンビなのだ。ネットの掲示板の映画批評スレッドでセンスなしとか酷評されているが、逆にいえばどうりで東宝特撮映画っぽいのだ。「ゴジラ」シリーズをはじめ、「日本沈没(もちろん旧作の)」や「地震列島」なんかが好きな人は、「海猿」なんかよりこちらの方が十分に楽しめると思う。


私の評価…☆☆☆★

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