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2010年11月23日 (火)

ゴースト もう一度抱きしめたい

ゴースト もう一度抱きしめたい
ゴースト もう一度抱きしめたい
監督:大谷太郎
出演:松嶋菜々子、ソン・スンホン、鈴木砂羽、橋本さとし、宮川大輔、黒沢かずこ(森三中)、松金よね子、嶋田久作、温水洋一、芦田愛菜、樹木希林、西尾由佳理(NTVアナウンサー) 他


 《オリジナル版を汚す、誰も喜ばないリメイク》


 本作は今から20年前に作られたラブストーリーの傑作「ゴースト ニューヨークの幻」のアジア版リメイクである。だが、オリジナル版とはゴーストになる側を逆にするという、大幅な設定変更をしてしまったおかげで、オリジナル版とは似てもにつかぬ凡作になってしまった。


 オリジナル版はゴーストになる男性役に昨年本当にそうなってしまったパトリック・スウェイジ、ヒロインにデミ・ムーア、キーパーソンとなるインチキ霊媒師役にウーピー・ゴールドバーグというキャスティングが絶妙なアンサンブルを醸し出していた。だが、このリメイク版は霊媒師=運天五月(オリジナル版での名前がオダ・“メイ”・ブラウンだからなのだろう)役の樹木希林が面白いだけなので、どうにもバランスが悪い。男女の立場を逆転させる意味も分からないし、ましてこの設定なら男性を韓国人にする必要もない。犯人も最初から殆どバレバレだし、何だかドラマ自体が安っぽいものになってしまった。


 これに加えオリジナル版で印象的だった、今回は平井堅が歌う「アンチェインド・メロディー」も使われ方がひどいし、ゴーストになってからのCGも、オリジナルに無理に似せたのか予算の都合上なのか、チープな仕上がりになっている。そして、オリジナル版は西洋的な「死生観」も相まって感動的だったのだが、それも薄まったので、ラストまでオリジナルとは違うという、変な違和感が残った。何なのだあの夢オチっぽい終わり方は!


 この映画は久々に“可愛らしい松嶋菜々子”が観られたのと、ゴーストになったヒロインに物への触れ方を指南する先輩ゴースト=芦田愛菜(確かオリジナル版では地下鉄に住むコワモテのオッサンだったと思うのだが)の名演が観られた以外、救いようのないトンデモ作である。


私の評価…☆

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コメント

全く見る予定ではなかったのですが、都合に鑑賞・・。
マティ君と、同じ意見で、意味のない作品でした・・。

樹木キリン霊媒師姉妹だけ、良かったです。

投稿: くみこ | 2010年11月29日 (月) 09時28分

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