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2010年11月 6日 (土)

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の
監督:ダニエル・アルフレッドソン
出演:ミカエル・ニクヴィスト、ノオミ・ラパス、アニカ・ハリン、レナ・エンドレ、アンデシュ・アルボム・ローゼンダール、ハンス・アルフレッドソン、ヤコブ・エリクソン、ソフィア・レダルプ、ミカエル・スプレイツ、ニクラス・ユールストレム、ニコラス・ファルク、ミリヤ・トゥレステット、ヤン・ホルムクィスト、ヤコブ・ノルデンソン、アクセル・モリッセ、トマス・ケーラー、ターニャ・ロレンツォン、マグヌス・クレッペル、ヨハン・キレン、ドナルド・ホグベリ、ミカリス・コウトソグイアナキス、ヨハン・ホルムベリ、ペーレ・ボランデル、テイラ・ブラッド、ゲオルギー・ステイコフ 他


 《原作未完の影響残るラストに不満も、全体的にはまずまずの出来》


 この映画の原作は、元々5部作で作られる予定だったが、第3巻が刊行された後に原作者が急逝し、第4巻の草稿が原作者のパソコンに残っているとされているが、どうやら遺族と出版社が権利関係でモメたようで、原作としては未完というかたちになっている。どうやら、4巻以降がどういうかたちであれ今後刊行されるのは難しいようで、この映画でもこの3作目で一応の決着をつけているのだが、映画の中で一番の柱となる敵組織とのエピソードはきっちりケリをつけているものの、細かい部分がどうも無理矢理終わらせている感じがしてならなかった。


 それにしてもこのヒロインはものすごく強靱な精神力の持ち主だ。1作目から続く敵組織との戦いは、遂に法廷へとその場所を移すのだが、リスベットに執拗に罠を仕掛けてくる狡猾な敵に対して、傷つきながらも勇敢に立ち向かっていくその姿には思わず拍手を送りたくなる。タイトルの「狂卓の騎士」にあたる、最も信頼できる仲間の協力を得て、裁判に挑む場面は非常に緊迫感があり、映画的にも見応えある場面になった。ただ、それだけにその後に持ってきた無痛症の男との最後の一騎打ちが、単なる後付けのようになってしまったのは、仕方がないとはいえちょっと残念な気がした。


 ちなみにこの映画が本国スウェーデンで大ヒットしたので、ヒロイン役のノオミ・ラパスがハリウッド・デビューすることが決まった上、この映画もハリウッド・リメイクされる事が決まった。そのハリウッド版はソニー・ピクチャーズ傘下のトライスター配給で、監督は「セブン」のデヴィット・フィンチャー、主役の雑誌記者ミカエルを6代目ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグ、リスベットをリメイク版「エルム街の悪夢」でヒロインを演じていたルーニー・マーラが演じる事になっている。主役はオリジナルよりカッコよく、ヒロインは少し可愛くなるわけか… 主役はいいが、ヒロインが少々不安かな(笑)。まぁでも監督がデヴィット・フィンチャーだから、かなり凝った映像の映画になることは間違いない。アメリカでは来年末公開予定になっているようだから、日本では再来年の正月第2弾あたりか。これはちょっと楽しみにしたいところだ。


私の評価…☆☆☆☆

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