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2010年12月 5日 (日)

SPACE BATTLESHIP ヤマト

SPACE BATTLESHIP ヤマト
SPACE BATTLESHIP ヤマト
監督:山崎貴
出演:木村拓哉、黒木メイサ、柳葉敏郎、緒形直人、池内博之、マイコ、矢柴俊博、浪岡一喜、斎藤工、三浦貴大、大和田健介、原田佳奈、石川紗彩、沢井美優、上野なつひ、村松和輝、南圭介、浅利陽介、田中要次、藤田弓子、堤真一、高島礼子、橋爪功、西田敏行、山崎努 他

声の出演:アナライザー…緒方賢一、デスラー…伊武雅刀、スターシャ…上田みゆき、ナレーション…ささきいさお


 《逢いたかったよ(この映画の)ヤマトの諸君》


 正直、観る前はそんなに期待していなかった。アメリカンコミックの実写映画化はヒットしているものも多いが、日本の場合一部のギャグマンガを除いて、実写化された映画やドラマはほとんどマンガやアニメのイメージにそぐわなく、大成功とはいえないものが多いのだ。ましてや「宇宙戦艦ヤマト」なんてSFである。よほど金をかけて、それこそ“玉砕覚悟”で挑まないと、まともなものができないだろうと思って、いざ鑑賞。すると、いやはやそんな思いをしていた自分が間違っていた。多分、世界に誇れるであろう一大巨編がしっかりと出来上がっていたのだ。


 ちなみに自分は「ヤマト」のアニメをリアルタイムで観た世代ではない。だが、自分が子供の時はこのヤマトや来年2度目の実写映画版が公開される「あしたのジョー」等は、頻繁に夕方再放送されており、何度か観たことはある。権利関係の都合上アニメ版の権利を持つ東北新社が関わっていないため、今回パンフレットにアニメ版の記述や写真が一切無いが、アニメ版から“性転換”してしまったキャラクターを除けば、結構そこそこ似ている俳優を配役しているし、“性転換”キャラクターもあまり目立たない程度の出方をしているので、ほとんど違和感なく観ることができた。また、アニメとは設定が大幅に違うが、そんな事を言い出したらキリが無い。いくらキムタクでもさすがに10代の役は無理であろう。そういった設定変更のマイナス点を補って余りあるほど、脚本の出来が良く、去年公開されたアニメ版「復活編」同様、主題歌2番の歌詞「誰かがこれをやらねばならぬ、期待の人が俺たちならば」の精神を見事に描いていた。


 随所にアニメファン向けのサービスをしているのも良。例えば今回の音楽は「Yesプリキュア5 GO GO GO!」までの「プリキュア」シリーズや「龍馬伝」などの佐藤直紀が担当しているが、随所に宮川泰作曲のテーマ曲や「無限に広がる大宇宙」が流れるし、劇中に登場するアナライザーやデスラー、スターシャ(本作では役名がイスカンダルとなっている)はアニメ版の声優を使い、アニメ版で主題歌を歌っていたささきいさおがナレーションを担当している。


 デスラーの登場の仕方は当然言ってはならないので、ここでは伏せておくが、アナライザーはトンでもなく凄いモノになっていた(笑)。でも、緒方さんは最近でも「名探偵コナン」の阿笠博士という人気キャラがあるけど、伊武さんの声を“アノ姿”とともに聴くと、どうしても再放送のヤマトを観ていた時分に“ワープ”してしまうようで非常に懐かしい。それを今人気の俳優たちが演じる事によって、親の世代も子供たちも一緒になって楽しめる。そんな映画ってなかなか無いのだが、本作はそんな映画になったんじゃないかと思った。今年自分が観た日本映画の中では一番良かった。


私の評価…☆☆☆☆☆

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