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2011年1月15日 (土)

クレイジーズ

クレイジーズ
監督:ブレック・アイズナー
製作総指揮:ジョージ・A・ロメロ
出演:ティモシー・オリファント、ラダ・ミッチェル、ジョー・アンダーソン、ダニエル・パナベイカー 他


 《ゾンビものではないが、ロメロ節全開!》


 この映画は、“ゾンビ映画の巨匠”ジョージ・A・ロメロが1973年に作った「ザ・クレイジーズ」のリメイクである。ロメロといえば、“生ける屍=ゾンビ”映画ばかりを作っているようなイメージがあるが、この映画に出てくるのはゾンビではない。


 ある街の中に流れる川に戦闘機が墜落する。その戦闘機には軍が実験的に作った細菌兵器が積まれており、墜落によってその細菌が川の水に混入。その川の水は街の人の生活用水に使われており、何らかのかたちでその細菌が体内に入った人間が凶暴化〈クレイジーズ〉、主人公である保安官とその妻を恐怖に陥れる。


 この映画、このあらすじが画面上で画的に殆ど語られない。まぁ、確かにこのような映画に説明なんて殆ど不要なのかもしれないし、徹底的に隠蔽工作をする軍を悪者に描けば、観る側には十分だろうと製作側は思ったのだろうが、それでもやや説明不足である。ロメロの映画にしては珍しく“PG-12”指定なのだが、なるほど死体の描写等、昨今のホラー映画と比べれば、さほど過激なものではない。


 ご都合主義的な部分もあって、主人公自身、問題の川に入っているのに、何で感染しないのだろうとか、主人公の短気な助手が、途中まで感染を疑わせるような行動をとりながら、最後にオイシイところをもっていったりとか、ラストのオチにしたって、ツッコミどころは満載だ。


 ちなみにこの映画、上映している映画館が少ない(泣)。関西では何とTOHOシネマズ二条だけの独占公開だ。確かに出演者が地味で、収入もさほど多くないと見込んでそうしたんだろうが、この扱いはちょっとヒドい。それなりに楽しめるのに。


 これとは関係無いが、僕は今、「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」という漫画を読んでいて、去年夏から秋にかけて深夜に放送されていたテレビアニメ版も、インターネット配信で観た。実は、この漫画はロメロの映画と永井豪の漫画をリスペクトしていて、今回の映画のようなニュアンスを持った場面なんかも結構出てくるのだが、映画にしてもいいんじゃないかと思うほど(多分、予算面で日本じゃ無理だろうと思うけど)、面白い。原作がまだ続いているのでアニメも第2期を作ってほしいのだが、どうなのかな?


私の評価…☆☆☆

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