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2011年2月

2011年2月28日 (月)

第83回米アカデミー賞結果発表!

2010年度・第83回アカデミー賞結果速報!
主な受賞結果です。

☆作品賞
「英国王のスピーチ」

☆主演男優賞
コリン・ファース(「英国王のスピーチ」)

☆主演女優賞
ナタリー・ポートマン(「ブラック・スワン」)

☆助演男優賞
クリスチャン・ベール(「ザ・ファイター」)

☆助演女優賞
メリッサ・レオ(「ザ・ファイター」)

☆監督賞
トム・フーパー(「英国王のスピーチ」)

☆長編アニメ賞
「トイ・ストーリー3」

☆外国語映画賞
「イン・ア・ベター・ワールド」(デンマーク)

☆脚本賞
デヴィッド・サイドラー「英国王のスピーチ」

☆脚色賞
アーロン・ソーキン「ソーシャル・ネットワーク」

☆美術賞
「アリス・イン・ワンダーランド」

☆撮影賞
「インセプション」

☆衣裳デザイン賞
コリーン・アトウッド「アリス・イン・ワンダーランド」

☆編集賞
アンガス・ウォール、カーク・バクスター「ソーシャル・ネットワーク」

☆メイクアップ賞
リック・ベイカー「ウルフマン」

☆作曲賞
トレント・レズナー、アッティカス・ロス「ソーシャル・ネットワーク」

☆オリジナル歌曲賞
ランディ・ニューマン“We belong together”「トイ・ストーリー3」

☆音響賞
ローラ・ハーシュバーグ、エド・ノヴィック「インセプション」

☆音響編集賞
リチャード・キング「インセプション」

☆視覚効果賞
「インセプション」

☆ドキュメンタリー賞
「Inside Job」

☆ドキュメンタリー短編賞
「Strangers No More」

☆実写短編賞
「God of Love」

☆アニメ短編賞
「The Lost Thing」

(受賞者が製作チーム等、団体名の場合は名前を省略しました)


 何と、ハリウッドの現代劇がイギリスの歴史劇に撃沈させられてしまった今回のアカデミー賞。ハリウッド映画に元気がないのを象徴してしまった感がある。主演女優賞のナタリー・ポートマンは初ノミネートで受賞の快挙! 結婚・妊娠とめでたいことが重なって涙のスピーチに。よかったね!

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2011年2月24日 (木)

「宇宙戦艦ヤマト」ハリウッドで実写映画化!

 ハリウッドで、日本のアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の実写映画化プロジェクトが進行中!


 アカデミー賞候補作「トゥルー・グリット」の製作会社スカイダンス・プロダクションズが、1970年にアメリカで放送された「宇宙戦艦ヤマト」の英語版「スターブレイザーズ」の映画化権獲得に向け交渉中だという。


 「トゥルー・グリット」の製作総指揮を務めたデビッド・エリソンがプロデュースを手がける。「ユージュアル・サスペクツ」や「ワルキューレ」のクリストファー・マッカリーに脚本を発注する予定。


 「宇宙戦艦ヤマト」のハリウッド実写化プロジェクトは過去にもあり、1990年代には米ディズニーが企画を進め、2006年には「ザ・リング」や「バタフライ・エフェクト」の製作会社ベンダースピンクが実現直前までこぎつけていたようだ。当時ベンダースピンクはジョシュ・C・クラインをプロデューサーに任命したと報じられているが、今回のスカイダンス版でもクラインはプロデューサーを務める模様とのこと。(映画.comより)


 前々から噂だけはあったんだけど、遂にやりますか。まぁ、でも先に日本版でカッコイイの作っちゃったしねぇ(笑)。日本の実写版でも当初やろうとしていた(らしい)「アバター」仕様のデスラー総統(アニメのアメリカ版に倣って多分名前はデスロックになっているだろう)を本気でやってしまうのかな? 何だか不安になってきた(汗)。

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2011年2月22日 (火)

戦火の中へ

戦火の中へ
監督:イ・ジェハン
出演:クォン・サンウ、T.O.P.(BIGBANG)、キム・スンウ、チャ・スンウォン、パク・ジニ 他


 《韓国版「きけ、わだつみの声」のようなもの》


 朝鮮戦争時16歳だった学徒兵の遺体から発見された、母親に宛てた1通の手紙。そこから戦争の真実も含めて話を膨らませ、戦争ドラマとして作られたのが本作である。


 日本でもかつて、第2次世界大戦末期に兵力不足を補うために学徒出陣があり、悲劇を生んだ。日本の場合は結果的にそれが敗戦の象徴となり、編纂された学徒兵による遺稿集は「きけ、わだつみの声」のタイトルで2度映画化されている(ただこの遺稿集は当時の機関による検閲・改竄が指摘されており、必ずしも当時の状況を伝えきる物ではないのかもしれない)。韓国の場合は、この学徒兵らによる壮絶な戦いで、劣勢だった状況が最終的には覆る事になるのだが、結果的に南北分断の皮肉を生むことになる。


 戦争アクションの部分に時間を割きたかったのか、手紙に綴られているはずの“母親への平和を想う部分”はサラッと流す程度だったが、その分敵の人民軍大佐との対話や大佐のセリフに、同じ民族同士なぜ殺し合わなければならないのか、なぜ平和な暮らしを望めないのかといった、戦争に対する矛盾や苦悩が込められている。北朝鮮の兵士たちも同じ人間、決して悪いようには描いていないのである。


 ちなみにクォン・サンウの学徒兵は年齢的にみても無理がありすぎるのだが、そんなことがどうでもよく思えるくらい、戦闘場面のリアルさに目を奪われる。演出上、本物っぽさを出すために俳優たちは撮影中、埋められた爆薬の場所を殆ど知らされずに演技をしていたそうで、生傷が絶えず、クライマックスの場面などは、皆顔が強ばっていた。


 奇しくも日本の戦争映画(あちらは原作者がアメリカ人である)と公開時期が重なり、宣伝量やスクリーンの多さから興収は「太平洋の奇跡」の方が上ではあるが、「戦火の中へ」も捨てがたい傑作である。


私の評価…☆☆☆☆

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2011年2月21日 (月)

毎日かあさん

毎日かあさん
毎日かあさん
監督:小林聖太郎
出演:小泉今日子、永瀬正敏、矢部光祐、小西舞優、正司照枝、田畑智子、鈴木砂羽、柴田理恵、北斗晶、安藤玉恵、大森南朋、古田新太、光石研、遠山景織子 他


 《原作やアニメ版のイメージで観ると、肩透かしを食らうかも。》


 この映画は、コメディーを得意とする漫画家・西原理恵子原作の自伝的同名マンガを元に、実写映画化したものである。主人公夫婦を実生活でも元夫婦の小泉今日子と永瀬正敏が演じる。


 この映画、恐らく観客は、先行している原作や、テレビ東京系で放送されているアニメ版を観て、そのイメージを持って観に来る人が多いと思うのだが、この共演コンビでは、ちょっとそういうドタバタなコメディーというのは想像しにくいし、元夫婦というところからみてもやりにくいだろうと思う。


 蓋を開けてみると、作り手もそれを分かっていたのか、確かに笑える場面はあるのだが、どちらかというと少しシリアスな人間ドラマとして描かれていた。


 一応、元夫婦の共演というのが話題を集めたのか、今のところ興収成績はそこそこ良いようだが、作品としてこのキャスティングはどうなのだろう? 別に原作と顔は似ていなくてもいいが、原作の持つテイストや雰囲気は変えてはいけないのではないだろうか。「ヤマト」や「あしたのジョー」の場合は、無理と分かっていつつも原作やアニメのイメージに極力近づけることによって、映画ファンや原作ファンの両方をある程度納得させられる物を作ったからヒットしているのである。それからいくとこの「毎日かあさん」は、原作を知らない映画ファンにはまだ受け入れられる余地はあるが、多分原作ファンはソッポを向く人も多いだろう。正司照枝や田畑智子、古田新太に柴田理恵と脇役にコメディーキャラはたくさんいるのに、生かしきれてないのは残念。


私の評価…☆☆☆

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2011年2月20日 (日)

あしたのジョー(2011 )

あしたのジョー(2011<br />
 )
あしたのジョー(2011<br />
 )
監督:曽利文彦
出演:山下智久、伊勢谷友介、香里奈、香川照之、勝矢、虎牙光揮、畠山彩奈、中野裕斗、高橋努、モロ師岡、西田尚美、杉本哲太、倍賞美津子、津川雅彦 他


 《こうなったら“燃え尽きるまで”やってほしい》


 昭和43年(1968年)から約5年半弱、「週刊少年マガジン」に連載され、TVアニメ化、再放送も含めた最高視聴率は30%を超え、現在でも衰えぬ人気を誇るマンガの実写映画化。1970年に新国劇とダイニチ映配(現・日活)の共同製作で1度実写映画化されており(監督・長谷部安春、主演・石橋正次)、今回が2度目となる。僕はこの1970年版をテレビで観た事がある。ただし、かなり前なので内容は全然覚えてない(笑)。


 アニメも本放送ではないが、夕方の再放送で何回か観ている。数年前にも地元U局で、「2」(つまり力石の死後からの話)を放送していた。それ故、ある種の懐かしさを感じさせてくれた。


 ストーリーも、約2時間に収めなければならないための、仕方ない設定変更が若干あるものの、ほぼ原作に忠実といってよく、舞台となる“ドヤ街”も、かなりいい感じで再現されていた。「ピンポン」の監督なので、随所に「ピンポン」のCG撮影を応用していたのには笑ってしまったが、逆にそれをやらなきゃ、単に“「ロッキー」と似ているだけ”の映画になってしまうところだったので、これはこれで良かったのではないか。


 役者も、アニメや原作の雰囲気を醸し出すのには、現状で最適のキャスティングだったのではないか。丹下段平役は、アニメ版で声を当てた怪優・藤岡重慶や、実写'70年版での、新国劇の看板役者・辰巳柳太郎に比べれば、香川照之では迫力不足だが、丈=山下智久とのバランスを考えれば、あまり演技がオーバー過ぎても浮いてしまうだけだし、そういう意味ではちょうど良かったかもしれない。


 まぁ、せっかくああいう終わり方をしてくれたんだから、完結編を作って、アニメ版の「2」みたいに、原作にない(正確には原作の整合性を欠いた部分を修正した)オリジナルな部分を入れてもいいから、ちゃんと“燃え尽きる”まで描いてほしい。同じマンガ原作実写映画で、続編を作るとか言いながら、現時点では頓挫している「どろろ」(脚本だけは「3」までできていて状況が整い次第すぐ撮影はできるらしい)を作ったのと同じTBS製作だから、不安なのだが… 。


私の評価…☆☆☆☆

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2011年2月19日 (土)

第34回日本アカデミー賞速報

第34回日本アカデミー賞の最優秀賞は、次のとおりに決定した(以下、主要部門受賞者)。
▼最優秀作品賞…「告白」
▼最優秀アニメーション賞…「借りぐらしのアリエッティ」
▼最優秀監督賞…中島 哲也「告白」
▼最優秀主演男優賞…妻夫木 聡「悪人」
▼最優秀主演女優賞…深津 絵里「悪人」
▼最優秀助演男優賞…柄本 明「悪人」
▼最優秀助演女優賞…樹木 希林「悪人」
▼新人俳優賞…芦田 愛菜「ゴースト もういちど抱きしめたい」、大野 百花「きな子 〜見習い警察犬のものがたり〜」、仲 里依紗「ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲」「時をかける少女」、永山 絢斗「ソフトボーイ」、三浦 翔平「THE LAST MESSAGE 海猿」、三浦 貴大「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」
▼最優秀外国映画賞…「アバター」(20世紀フォックス配給)


 大方の予想通り「告白」と「悪人」の一騎打ち。演技賞など「悪人」が5部門で受賞、作品賞&監督賞は「告白」に軍配。もうちょっと明るい映画に獲ってほしいものだが。結局はテレビ局の力じゃん! という批判はあれど、良質な映画である事だけは確か。「告白」はハリウッドに惜しくも届かなかった無念を見事に晴らした。

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2011年2月17日 (木)

映画に出てきた泊まりたいホテル

 ホテル予約サイトを運営するホテルズドットコムは15日、映画に登場した実際に泊まってみたいホテルを尋ねたアンケートで、三谷幸喜監督の「THE有頂天ホテル」の舞台となった架空のホテルが首位になったと発表した。


 個性的な従業員らが働いている設定で「楽しそうだから」などの意見が目立った。2位はジョージ・クルーニー主演の「オーシャンズ11」に登場するラスベガスの高級ホテル「ベラージオ」で、「かっこいい」「ゴージャスだから」などの理由が並んだ。


 3位は、日本を舞台にした1967年公開の「007は二度死ぬ」に出てくるホテルニューオータニ(東京)。特に50〜60代の男性の支持を集めた。


 1位の「THE有頂天ホテル」はなるほど確かに、あんな個性豊かな従業員が働くホテルなら泊まってみたい気がしますね。能天気な総支配人(伊東四朗)、面白いし。YOUさんのクリスマスライブは楽しそうだし。「007は二度死ぬ」は大分前にDVDで観たきりなのであまり覚えてないけど、「カジノ・ロワイヤル」(もちろんデヴィッド・ニーヴンではなくダニエル・クレイグの方)に出てくるホテルは泊まってみたいなぁと思う。景色良さそうだし、少しでも気分を味わえるかなっと思って。

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2011年2月16日 (水)

パラノーマル・アクティビティ2

パラノーマル・アクティビティ2
監督:トッド・ウィリアムズ
出演:ケイティー・フェザーストン、ミカ・スロート 他


 《前作とは別の意味でラストシーンに仰け反った(笑)。》


 日本円にして100万円強程の超低予算で製作され、莫大な興収成績を納めた前作。これは、それから1年後を描いた続編である。


 前回の主人公がサブキャラに回り、謎が明かされるという触れ込みの今回。手持ちのカメラの他に監視カメラによる定点観測の映像が巧みにつなぎあわされる。監視カメラの映像は、何の変哲も無いように見えて、実はカットが変わる度に少し変化が加わっているので、それを見つけだす度に恐怖感が増す仕掛けにはなっている。


 ただ、このシリーズはなぜ前作があれだけヒットしたのかというと、このブログの前作の項でも書いたと思うが、この映画は「モキュメンタリー」という、虚構の出来事を、あたかも本当にあったかのようにドキュメンタリー調に語っていく手法がとられており、その面白さがネットなど口コミで広がっていったのである。つまり作り物であってもそれをそうと見させないところが、いい意味で皆を騙すことに成功し、ヒットにつなげたわけなのだが、それから比べるとこの続編は作り込んでいるのが見え見えで、ちっともドキュメンタリーな感じがしない。だいたい監視カメラにあれほどはっきりと生活音が収録されているものなのか? あそこまで音が入っている監視カメラの映像なんて、あまり見かけないと思うのだが。


 話の方もよく見ていれば2日目の場面で殆どネタバレに近いものを見せており、まず序盤で興醒めしてしまった。


 ちなみに、映画の本編前に

 「最後に衝撃の真実映像が流れますので、エンドロール後も席を立たないでください」

というメッセージが流れるので、さては前作のようなショッキングなオチになるのかと期待したら、全く別の意味で仰け反ってしまった(笑)。まぁ、ある意味衝撃的。これから観に行く人は、ちゃんと観てね!


私の評価…☆☆

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2011年2月15日 (火)

ザ・タウン

ザ・タウン
監督・主演:ベン・アフレック
出演:ジョン・ハム、レベッカ・ホール、ジェレミー・レナー、ブレイク・ライヴリー、クリス・クーパー、スレイン、ピート・ポスルスウェイト、タイタス・ウェリヴァー、オーウェン・バーク、コレーナ・チェイス、ブライアン・スキャンネル 他


 《ラブ・ストーリーとサスペンスが絶妙にブレンドされた快作》


 本作はベン・アフレックの通算2作目となる監督作(初監督作は日本では劇場未公開・DVD&ブルーレイで発売)。


 日常的に銀行強盗事件が起こるボストン。物語の主人公=ダグ(ベン・アフレック)はその街で幼なじみたちと共に結成した強盗団のリーダー。だがある日、この強盗団が襲ったある銀行の女支店長クレア(レベッカ・ホール)に出会い、親密な関係となったことで、彼の心境に変化が生じる。一方でFBIによる捜査が強盗団に忍び寄る。とてつもなく危険なヤマでの仕事を最後にダグは足を洗う事を決意するのだが… 。


 これはストーリーとしてもよくできた話ではあるが、ベン・アフレックの監督としての手腕も評価できる映画。主人公とヒロインは互いに心に傷を負っている設定で、そんな2人が傷を舐め合いながら恋におちるのは、成り行きとしては自然だし、最初から問題児の主人公はともかく、最初は何の問題もなかったヒロインへの“傷の付け方”も違和感がない。本当はその銀行強盗の場面で主人公とヒロインは出会っているのだが、主人公は覆面姿なので、後に素顔の主人公に会っても全く気付かないのである。


 映画の中盤以降は強盗団とFBIとの攻防と、主人公とヒロインの駆け引きを同時に見せていくのだが、このバランスとタイミングが実に絶妙な感覚で、観る者を引き込んでいく。


 出ている役者も曲者揃い。悪役から「ハート・ロッカー」の主役まで幅広い役をこなすジェレミー・レナーやTVドラマ「ゴシップガール」で人気のブレイク・ライヴリー、ベテランのクリス・クーパー。そして、ピート・ポスルスウェイトが出ているが、彼は本作で観る限りかなり痩せている。実は今年1月2日に癌で亡くなっていた。脇役中心で味のある役者さんだっただけに、これが日本で公開される最後の出演作になるのかは分からないが、実に惜しい。


私の評価…☆☆☆☆★

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2011年2月11日 (金)

リメイク版「ミクロの決死圏」監督決定

リメイク版「ミクロの決死圏」
 ジェームズ・キャメロンがプロデュースを手がけるリメイク版「ミクロの決死圏」の監督に、ショーン・レビーが決定した。


 3D超大作として生まれ変わる同作に関しては、キャメロン監督がプロデューサーを手がけるということもあり、「ジェイソン・ボーン」シリーズのポール・グリーングラスをはじめ、「ブラック・スワン」のダーレン・アロノフスキーや「ウォンテッド」のティムール・ベクマンベトフ、「ターミネーター3」のジョナサン・モストウ、「タイタンの戦い」のルイ・レテリエらが候補にあがっていたが、最終的には製作を手がける20世紀フォックスの強い推薦があり、レビー監督に決定したという。


 レビー監督は「ナイトミュージアム」シリーズなどのコメディ映画を得意とすることで知られている。なお、「ミクロの決死圏」は人間の体内に潜入する科学者チームの活躍を描くSF冒険物語で1966年公開の映画。「第2回午前十時の映画祭 赤の50本」で現在上映中。(映画.comより)


 オリジナル版はコメディではないが、後のスピルバーグ製作総指揮による「インナースペース」がプロットとして採用しているので、「ミクロの決死圏」のコメディー化はしやすいだろう。あとは、オリジナル版には現実的に考えて矛盾点がたくさんあるので、オリジナルと同じくファンタジーにするか、現代の医学を取り入れて現実的に描くかで、イメージはかなり変わってくると思う。人体の内部組織はCGだろうが、3Dでどう表現されるか、楽しみだ。

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2011年2月10日 (木)

渡部陽一、「名探偵コナン」で声優初挑戦。ドラマ版も制作へ。

渡部陽一、「名探偵コナン」で
独特な声色でブレイクした戦場カメラマンの渡部陽一が、人気アニメシリーズ劇場版第15作「名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)」で声優に初挑戦していることがわかった。さらにシリーズ誕生15周年を記念し、溝端淳平と忽那汐里が主演を務める実写ドラマが制作されることも発表された。


 “絶対に生き延びる”ことがテーマの本作にちなみ、昨年ブレイクした戦場報道カメラマンの渡部がゲスト声優に抜擢。ある刑事役を演じることになり、「光栄極まります。戦場カメラマンですが、声優業に全身全霊をもって挑んでみたいです。劇中でコナン版渡部陽一の声を感じてください。」と意気込んでいる。


 そして、実写ドラマ第3弾の放送も決定。これまで小栗旬が演じてきたコナン役に溝端淳平が臨み、ヒロインの毛利蘭役に「BECK」での好演が記憶に新しい忽那汐里がキャスティングされた。


 「名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)」は4月16日から全国で公開。実写ドラマは日本テレビ系で4月に放送予定。(映画.comより)


 戦場カメラマンっていうと、有名な一ノ瀬泰造とかそういう人のイメージがあったんだけど、渡部さんはなんかそういうのとは、かけ離れている感じがするだけど、とうとうアニメに出るのか(笑)。なんかちょっと節操がないというか、本職が何なのか分かんなくなってきているというか。刑事役といえど、恐らくコメディー要員なんだろうね。ドラマ版の溝端淳平は、演技はともかく小栗旬よりはイメージが近いような気がするが、さて視聴者の反応はどう出るか?

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2011年2月 9日 (水)

RED/レッド

RED/レッド
監督:ロベルト・シュヴェンケ
出演:ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレン、メアリー=ルイーズ・パーカー、カール・アーバン、ブライアン・コックス、ジュリアン・マクマホン、リチャード・ドレイファス、アーネスト・ボーグナイン、ジェームズ・レマー 他


 《元気なジィさんたちの大奮闘》


 タイトルの「RED」とは色の事ではない。「Retired Extremely Dangerous(引退した超危険人物)」の略である。同名タイトルのグラフィック・ノベルが原作というだけあって、人を手榴弾直撃で爆死させたりとか、随所にマンガ的な演出が見られる。


 かつてCIAのスパイだった3人の男と1人の女。内部の機密を知りすぎているという理由で暗殺対象者になってしまった4人は、生き残りをかけてCIA本部に侵入するが… 。


 この映画、何がスゴいって、出演者の年齢である。B・ウィリスとJ・マルコヴィッチは50代、ヘレン・ミレンは60代、M・フリーマンに至っては70を過ぎている。そんな人たちが、老体に鞭打って(笑)アクションをやってのけているのである。


 4人以外の役者も、悪ではないが4人からはある意味“敵”となるカール・アーバン以外は、些か年齢高めの配役。主人公とは妻であるという以外、他の3人とも何の接点も無いメアリー=ルイーズ・パーカーは災難に巻き込まれヒドい目にあうのに、やっぱり最終的には主人公を愛してしまうという、この映画のコメディー部分のみを引き受けるような役柄で楽しませてくれるし、「陽のあたる教室」等で善役のイメージがあるリチャード・ドレイファスが、まさかあんな役をやるとは思っていなかった。


 そしてこの映画における高齢俳優といえば、機密書類の金庫番役アーネスト・ボーグナイン!! 「ワイルドバンチ」や「ポセイドン・アドベンチャー」、最近では「ガタカ」に出演している超ベテラン俳優なのだが、御年94歳である! まぁ確かに死んだという話は聞かなかったが、まさか映画に出演されるとは思わなかった。「ウォール・ストリート」のイーライ・ウォラックといい、最近のお年寄りは元気ですなぁ。


私の評価…☆☆☆★

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2011年2月 8日 (火)

〈午前十時の映画祭〉バック・トゥ・ザ・フューチャー

〈午前十時の映画祭〉バック・
監督:ロバート・ゼメキス
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ
出演:マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、トーマス・F・ウィルソン、リー・トンプソン、クリスピン・グローヴァー、クローディア・ウェルズ、ジェームズ・トールカン、ウェンディ・ジョー・スパーバー、マーク・マクルーア、J・J・コーエン、ケイシー・シーマツコ、ビリー・ゼイン、ドナルド・フュリラブ、ノーマン・アルデン、ジョージ・ディセンゾ、ハリー・ウォーターズ・Jr、ウィル・ヘヤ、サチ・パーカー、ヒューイ・ルイス(特別出演) 他


 《本当に何度観ても飽きない娯楽作!》


 あらためて観てみると、この映画が製作されてからもう四半世紀経つ(1985年製作)ということに驚かされるのだが、作品そのものが全く色褪せていないし、SFXがふんだんに使われてはいるが、CGはなく手作り感覚がまだ残っている時代の映画なので、作品そのものに温もりがある。今のCG映画は内容にもよるが、冷たい感じがしてあまり好きではないのだ。


 冒頭のヒューイ・ルイス&ザ・ニュースが歌う「パワー・オブ・ラブ」なんかはラジオやテレビでたまにかかると、どこからかマーティーが“いつもよりちょっと遅れて”やってきそうな気がしてならなくなる。今回は「PG−12」指定での上映(アメリカでも「PG」指定である)だが、はて、親子同伴が望ましい場面って、あったっけ? ビフとのケンカ? それともグラマーなリー・トンプソンのお色気? 日本初公開時は「PG」指定は無かったはずなので、どういう基準でつけたのかなぁ。


 ちなみにこの映画、完成迄に配役の変更が激しい映画である。主人公役は当初からマイケル・J・フォックスの予定だったが、TVドラマ撮影スケジュールの都合で「ザ・フライ2」等のエリック・ストルツに交代、ところがイメージに合わず、ドラマ撮影スケジュール優先との条件つきで再びマイケルに。実はこれが元でビフ役とジェニファー役が二転三転してしまうのだが、結局は最初にキャスティングされたメンバーに落ち着く。ジェニファー役のクローディア・ウェルズが、2作目以降降板(母親が癌なった為に一時休業)してしまったため、代役として出演したエリザベス・シューも悪くはないが、印象が薄れてしまったのが残念だ。


 しかしこれに出ていた役者のほとんどを、最近見かけなくなってしまったなぁ。まぁマイケル・J・フォックスはパーキンソン病なので仕方ないけど、ちょくちょく映画で見かけるのはパパ役クリスティン・グローヴァー(「チャーリーズ・エンジェル」などで個性派俳優として活躍)ぐらいで、リー・トンプソンもテレビ中心みたいだし、クリストファー・ロイド含めこの辺の中心メンバーは、また映画で観てみたいものだ。


 ちなみにシリーズの「2」と「3」は、公開されたのが高校生になって映画を頻繁に見だすようになってからなので、スクリーンで観ているが、この続編は本当は1作だけで終わらせるはずだったものを、ビデオ化する際に余計なことをした(ラストにマーティーの生活は未来へと続くという意味で「to be continued」と入れたら、続編を示唆するものと皆勘違いした)ことがきっかけで、急遽作られた物で、タイムトラベルものに有りがちな矛盾点をかえって多く生み出す結果となってしまった駄作である。余計なことしなきゃよかったのにね(笑)。


私の評価…☆☆☆☆☆

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2011年2月 6日 (日)

ウォール・ストリート

ウォール・ストリート
ウォール・ストリート
監督:オリバー・ストーン
出演:マイケル・ダグラス、シャイア・ラブーフ、キャリー・マリガン、スーザン・サランドン、ジョシュ・ブローリン、ヴァネッサ・フェルリト、フランク・ランジェラ、イーライ・ウォラック、チャーリー・シーン(カメオ出演) 他


 《前作とは見方が大きく変わった続編》


 マネーゲームの怖さを描いて'87年に大ヒットした「ウォール街」。「ウォール・ストリート」は約23年ぶりの続編である。この時僕はまだ中学生、映画は観始めてはいたが、まだ年間100本とか観る事はなかったし、前作はスクリーンでは観ていない。ただ、テレビ等では観ていて内容は知っていた。


 前作は、チャーリー・シーンが扮する株式仲買人=バドをゴードン・ゲッコーが奈落の底へと突き落とすが、最終的にはバドが正義を貫くという、大まかにいえばそういう映画だったと思うが、今回はそのゲッコーが懲役8年の刑期を終え出所するところから始まる。


 23年前とは違い、経済やら何もかもが複雑化した現代においては、強欲なゴードンさえ、悪としては小さい。さらにその上を行くワルどもがウジャウジャいるのである。そんなワルに関わってしまうのが、本作の主人公ジェイコブ(シャイア・ラブーフ)。彼はある人物の策略で会社を潰され、親と慕う経営者(フランク・ランジェラ)まで自殺してしまう。彼はその人物に復讐するため、恋人ウィニー(キャリー・マリガン)の実父であるゴードン・ゲッコーに接近するのだが… 。


 疎遠になっていた父と娘の再開や、その父娘と恋人との関係が描かれるため、前作のマネーゲームのようなスリリングな展開はやや失われた感があるが、その分人間ドラマが濃くなり、中身の濃い映画にはなっている。目の前に娘(果ては孫までも)が現れた父の心境の変化や如何に、ってな感じもあるが、思春期に父親が刑務所に収監されていた事で苦痛を味わい、それが元で啀み合っていた娘と父が、ある事で打ち解け互いに涙の抱擁をする場面はキュンとなるものがあった。


 映画ファン向けの“お楽しみ”もたくさん用意されている。まず、前作でも話題になった、分割画面を最大限に活用した映像技法は今回も健在。その中に出たがり監督オリバー・ストーンがチラッと顔出ししているのも前作同様。そしてあるパーティーの場面でチャーリー・シーンとマイケル・ダグラスが再会する! チャーリー・シーンはカメオ出演ということで、マイケル・ダグラスは知らなかったのか、キョトンとした目で見つめるのが何とも印象的である。


 そしてもう1つ。悪者側のグループ企業の経営者連中の1人を、「荒野の七人」等の名優イーライ・ウォラックが怪演している。御年95歳! かなり重要な役どころなので、存在感抜群で映画が引き締まった。敬意を表してなのか、「続・夕陽のガンマン」のテーマ曲も流れますよ。


私の評価…☆☆☆

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2011年2月 3日 (木)

「第2回午前十時の映画祭」で、またまた上映作品が変更に

 今週末から開催される「第2回午前十時の映画祭」で、「ひまわり」に続いてスペイン映画「ミツバチのささやき」が上映中止になりました。現地でのニュープリント制作が遅れ、完成の目処がたたないということで、急遽差し替えとなります。「ひまわり」は既に「昼顔」に変更されていますが、「ミツバチ〜」の代替作品として上映されるのは、1964年日本公開の仏伊合作映画「山猫 イタリア語・完全復元版」(ルキノ・ヴィスコンティ監督)に決定とのこと。


 スペイン映画なんて滅多に観られる機会がないので、観られないのは残念だけど、「山猫」も名作なので、観たい人も多いはず。「ミツバチのささやき」は「第3回」があれば、そちらに期待しましょう!

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2011年2月 2日 (水)

キック・アス

キック・アス
監督:マシュー・ヴォーン
原作:マーク・ミラー、ジョン・ロミータ・Jr.
出演:アーロン・ジョンソン、ニコラス・ケイジ、クロエ・グレース・モレッツ、マーク・ストロング、クリストファー・ミンツ=プラッセ、マイケル・リスポリ、ヤンシー・バトラー、ジェイソン・フレミング、エリザベス・マクガヴァン、ギャレット・M・ブラウン、リンジー・フォンセカ、ソフィ・ウー、デクスター・フレッチャー、クラーク・デューク、エバン・ピーターズ、サンダー・バークレー、オマリ・ハードウィック、クレイグ・ファーガソン 他


 《アメコミのオイシイとこ取りをしたかのような、オモシロ作》


 やっと観られた(笑)。まぁ、今月5日から地元・京都でも公開される(京都シネマ)ので、それを待ってもよかったんだけど、京都シネマはスクリーンが小さいんでね。観るんならテアトル梅田の方がいいなと思って、前売券の発売が無い映画なので、メンズデーかファーストデーを狙っていたのだ。


 いやはや、やっぱり前評判通り面白い! 主人公等の人物設定が、アメコミ・ヒーロー物の定番中のド定番だし、何だか“ビッグ・ダディ”(ニコラス・ケイジ)と“ヒット・ガール”(クロエ・グレース・モレッツ)のコスチュームが、「バットマン」と「ロビン」にソックリだなと思っていたら、原作の方で最初からそれを狙って描かれているらしく、映画の方でも音楽等でそれを匂わせる演出があり、アメコミと映画両方のファンを取り込もうとしている姿勢を伺わせていた。他にもオープニング・タイトル部分が「スーパーマン」風だったりとか、様々なアメコミ・ヒーロー物のパロディー的な演出があり、それを見つけるのもファンは楽しめるのではないか。


 イケてない超ダサダサなヒーローヲタの情けない青年(アーロン・ジョンソン)が、突然ヒーローに目覚めるのは「スパイダーマン」の影響アリアリなのだが、最後まで弱っちいままの奴なんてどーでもいい(ラストにちょっぴり意地見せるけど)。本作での“真の主演”は多分“ヒット・ガール”役のクロエ・グレース・モレッツである。日本公開版のチラシでも、主役を差し置いてきっちりメインの位置にいる(笑)。彼女は現在13歳(撮影時は11歳!)の女優なのだが、放送禁止用語を連発するようなビッチなキャラを、観ていて気持ちイイくらい快活に演じている。こんな小さい時分から拳銃持たせたり、多分トリック撮影だろうけど車運転させたりして大丈夫なのかとは思うが… 。日本でも公開されたリメイク版「悪魔の棲む家」でも重要な役どころで出ていたし、同じく去年日本公開されたスウェーデン映画「ぼくのエリ」のハリウッド・リメイク版にも女子バンバイア役で出演、こちらはアメリカでは大ヒットにはならなかったので日本公開は微妙だが、公開されたら観に行きたい。今後、注目の女優さんになる事は間違いないとみた。


 監督やクロエちゃんが続編に非常に関心を寄せているようで、本国でヒットしている事から、続編も期待したいし、作るんなら同じキャストでやってほしい。アメリカの某有名映画評論家は、

 「非常に不道徳的」

 と批評しているようだが、なーにこの手の映画は、

“だから面白いんじゃねーか!”

 ってなワケで、僕の評価はこうなった↓。さて今年、これを超えるオモシロ映画は出てくるかな〜?


私の評価…☆☆☆☆☆

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