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2011年3月24日 (木)

〈午前十時の映画祭・赤の50本〉眺めのいい部屋 ノーカット無修正版

〈午前十時の映画祭〉眺めのいい
監督:ジェイムズ・アイヴォリー
出演:ヘレナ・ボナム=カーター、マギー・スミス、ジュリアン・サンズ、デンホルム・エリオット、ダニエル・デイ=ルイス、サイモン・キャロウ、ジュディ・デンチ、フェイビア・ドレイク、パトリック・ゴドフリー、ルパート・グレイヴス、ジョーン・ヘンリー、ローズマリー・リーチ 他


 《全編にわたってイギリスらしい文芸作》


 「日の名残り」のジェイムズ・アイヴォリー監督による、エドワード・モーガン・フォースター原作小説の映画化。これ以降、同監督によるフォースター原作小説の映画化は、「モーリス」「ハワーズ・エンド」と続き、何れの作品にもヘレナ・ボナム=カーターが出演している(「モーリス」はカメオ出演)。


 フォースターの小説は、異なった価値観や階級の者がぶつかる事によって起きる出来事を描いたものが多いが、本作はその最も有名なものの1つである。また、原作者は同性愛を肯定的に描いており、監督も同性愛者なので、男性3人が全裸(無修正!)で水浴びする場面など、ちょっと普通ではないなと思える場面も度々出てくる。


 ただ、全体的にはそんなことが気にならないくらい普通に観られる映画。階級が違えば当然価値観も違うし、物の考え方にもギャップがあって面白い。


 それにしても、今の視点でこれを観れば、役者たちが凄い面子だ。ヘレナ・ボナム=カーターは「ハリー・ポッター」のベラトリックスだし、マギー・スミスはマクゴナガル。そこに「007」の“M”(ジュディ・デンチ)やダニエル・デイ=ルイスもいるのだから。


 ファースト・シーンがイタリアになるので、オープニングに流れる曲はプッチーニのオペラ「ジャンニ・スキッキ」の中でも有名なアリア「私のお父さん」なのだが、ほぼ全編にわたってイギリスらしい、落ち着いた雰囲気の映画になっている。階級の違いをうまく捉えた微笑ましいコメディーだ。


私の評価…☆☆☆★

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