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2011年4月28日 (木)

アンノウン(試写)

アンノウン(試写)
監督:ジャウム・コレット=セラ
出演:リーアム・ニーソン、ジャニュアリー・ジョーンズ、ダイアン・クルーガー、ブルーノ・ガンツ、フランク・ランジェラ、エイダン・クイン 他


 《どんでん返しの連続でハラハラさせる快作!》


 本作は当初「身元不明」の邦題で公開される予定だったが、震災の影響で変更され原題のカタカナ表記で公開される事になった。まぁ、震災の影響がなくても「身元不明」では客も入らなかっただろうから、タイトルはこれでいい。ちなみに、まもなく大阪駅にオープンする大阪ステーションシネマのオープニング上映にも決まっている。


 この映画、中盤までは主人公がある事件に巻き込まれ昏睡状態から目が覚めたら自分の妻からはソッポを向かれ、おまけに自分の名前を語るヤツも現われ、おやおやこいつはどうもオカシイぞ、俺はタクシーにのって事故にあい4日間意識不明だったんだが、その間に何が変わっちまったんだ? おまけにタクシーの女性運転手も何か隠していそうだし、何でか知らないけどつけ狙われているし、どうなっているんだという“四面楚歌”状態から、やがて自分の正体と自分の置かれている状況が徐々にわかってくるという展開。ここで、僕は

 「何だまた「シックス・センス」系の、“主人公が、自分のやった事が分からないおバカさんでした”オチの映画か」

 と、思ってしまったんだが、実は主人公がほぼ覚醒してからの展開がスゴかった。この映画は簡単に言えばあの「ジェイソン・ボーン」シリーズ3本を、まんま凝縮したような映画。もちろん詳しい事が言えないからこんな書き方になってしまうのだが、今まで味方だと思っていた人が実は敵だったり、あるいはその逆もあったりで非常に目まぐるしい展開となり、どんでん返しの連続で最後の最後になるまで結末が見えてこない映画だった。カーチェイスも何だか「フレンチ・コネクション」を観ているみたいで凄かったし、ホント、ヘンなタイトルにならないで良かったなと(笑)。


 キャストも渋いメンツが揃う。主役にこのところアクション映画づいているリーアム・ニーソン、彼が記憶を取り戻すきっかけとなるタクシードライバーに「ナショナル・トレジャー」シリーズのダイアン・クルーガー、主人公の妻にテレビドラマ「マッドメン」でブレイクしたジャニュアリー・ジョーンズ、そして重要な役どころにベテランのブルーノ・ガンツとフランク・ランジェラが扮し、映画を引き締める。こんなにいいキャストが集まったのは、「リーサル・ウェポン」シリーズなどで知られる名プロデューサー=ジョエル・シルバーの手腕のおかげか。いいスタッフ、いい俳優たちが集まってできた、極上のサスペンス。是非映画館でご堪能あれ。


私の評価…☆☆☆☆

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