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2011年4月 3日 (日)

わたしを離さないで

わたしを離さないで
わたしを離さないで
監督:マーク・ロマネク
出演:キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイ、シャーロット・ランプリング、サリー・ホーキンス 他


 《SF色を排したパラレルワールド。原作をきちんと理解していないと少々難解か。》


 本作は日本生まれのイギリス人作家カズオ・イシグロの小説を映画化したもので、“1960年代に人類の平均寿命は100歳を超えた”という、“存在したかもしれないもう1つの世界”を舞台に、逃れられない運命と闘いながら生きようとする若者の姿を描いた、切ない人間ドラマである。普通こういったパラレルワールド的なものは、時代設定上は現代か近未来というSFのような世界になるのだが、この映画の時代設定は過去。このため、作品世界をちゃんと理解していないとかなり違和感を感じる映画である。


 同じ寄宿舎で育った3人には共通の謎があり、その謎が解き明かされるに従って、3人共が逃れようのない、過酷な運命に晒されていくのだが、どう見てもSFではないのに非現実的で、感情移入できなかった。


 以前、同じような題材を扱ったものにキャメロン・ディアスとアビゲイル・ブレスリンが共演した「私の中のあなた」という映画があったが、それと比べるとこの映画は内容そのものが暗く、映画的なものでもない。


 キャストにはミスが無い。キャリー・マリガンは相変わらずキュートで演技も問題ないし、キーラ・ナイトレイも薄幸なキャラは案外似合っている。アンドリュー・ガーフィールドは、「新スパイダーマン」に選ばれた事で、俄然注目を浴びる俳優である。IMDbやボックス・オフィスなどのデータで見ても、作品の評価は高いのに興行収入が大コケといっていいような散々なものになっているのは残念というより他ない。僕が思った事と同じような“違和感”は、観た人殆どが感じた事なのかな?


私の評価…☆☆★

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