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2011年5月22日 (日)

パイレーツ・オブ・カリビアン ―生命の泉― 3D

パイレーツ・オブ・カリビアン
パイレーツ・オブ・カリビアン
監督:ロブ・マーシャル
出演(吹替版声優 ※判明している分のみ):ジョニー・デップ(平田広明)、ジェフリー・ラッシュ(壤晴彦)、ペネロペ・クルス(本田貴子)、イアン・マクシェーン(勝部演之)、ケヴィン・マクナリー(青森伸)、サム・クラフリン(高橋広樹)、アストリッド・ベルジュ=フリスベ(桑島法子)、リチャード・グリフィス(富田耕生)、スティーヴン・グレアム、グレッグ・エリス、ダミアン・オヘア、キース・リチャーズ(小林清志)、ジェマ・ワード(木村聡子)、セバスチャン・アルメストロ、ロジャー・アラム、ポール・ベイズリー、松崎悠希、ジュディ・デンチ(カメオ出演) 他


 《面白くないわけではないが、作らない方がよかった》


 人気シリーズの第4作。時系列としては前作のすぐ後の話になるのだが、オーリーとキーラ・ナイトレイは出演を辞退したため、キャストが様変わりし、監督も前3部作のゴア・ヴァービンスキーからロブ・マーシャルに変わってしまった。


 シリーズものには監督の交代はつきものだが、殆どの場合作風が変わってしまい、作品に対する評価も悪くなってしまう。例えばティム・バートンからジョエル・シュマッカーに変わった旧「バットマンシリーズ」なんかがその悪例といえよう。その点「ハリー・ポッター」シリーズは監督が変わっても、原作者が映画化の際にオリジナル改変を認めなかったため、作風がさほど変わらず今夏、遂に完結する事となったし、「007」シリーズは1作毎に監督が変わっても、キャラ設定が微妙に変化するのみで、作風が変わる程の大幅な変更はされておらず、それが古くからのファンを離さずに新しいファンを獲得し、人気の持続につながっている。


 さて本作はどうか。残念ながら前作迄の面白さは、どこかに吹き飛んでしまった。というのも、前回迄はジャック・スパロウの本筋エピソードにウィルとエリザベスのサイド・ストーリーがうまく絡み合っていたし、この3人のセリフの掛け合いが楽しかったのである。今回の悪役ヒロイン=女盗賊アンジェリカ役はペネロペ・クルスで、役柄としてはぴったりハマっているが、抜けてしまった2人を補うほどではなかった。他に前作迄のウィルのようなキャラクターもいるにはいるが、オーリー程の魅力はない。


 ちなみに今回の悪役キャラ、黒ひげとアンジェリカは、実は「パイレーツ〜」とは全く関係のない別の原作小説からの引用。何でもその原作の映画化権をかなり前にディズニーが買い取っていたからできたのだとか。でも待てよ、確か同じような事をした映画で「ダイ・ハード2」ってのがあったけど、あれって失敗作だったような。


 それに今回の監督ロブ・マーシャルは、アクション映画よりも「シカゴ」や「NINE」等、ミュージカルの演出を得意とする監督。この辺からして人選ミス。結果、ゴア・ヴァービンスキー演出のようなユーモアのある剣劇アクションは皆無。音楽のテンポに合っているのはいいが、些か単調になってしまった。


 ただこの監督、女性はかなりキレイに撮っている。たくさん出てくる人魚の中でセリフのある2人の内の1人、金髪モデルで日本でも数年前にヨーグルトや化粧品のCMに出演し人気があるジェマ・ワードなんかは特に美しい。メインの役ではないのが惜しいくらいだ(もう1人の人魚役アストリッド・ベルジュ=フリスベの方がメインの役)。可愛い顔であれだけ声が低いのは意外であったが。奥行感バッチリの3D効果は大変良く、字幕の浮かび上がりも凄いのだが、その分目の疲れようもハンパなかった。大きいスクリーンで観る時は注意しましょう。


私の評価…☆☆

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受信: 2011年5月22日 (日) 17時23分

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