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2011年5月19日 (木)

孫文の義士団

孫文の義士団
監督:陳徳森
出演:甄子丹、王学圻、梁家輝、謝霆鋒、胡軍、曾志偉、李宇春、范冰冰、周韵、巴特爾、王柏傑、黎明、張学友、李嘉欣、任達華、黎康、張涵予 他


 《中国の人気スターが勢揃いした歴史娯楽大作》


 辛亥革命前夜の香港を舞台に、孫文を暗殺するために差し向けられた500人の刺客団から守るために命をかけた、名もない庶民ばかりの8人の義士団の、孫文が香港に滞在するわずか1時間の中での壮絶な戦いを描く。


 一応、孫文暗殺未遂事件は史実だが、この映画の内容は、大部分が映画用に脚色されたフィクションだ。構想時から数えると約10年かかって製作された本作は、ドニー・イェン(甄子丹)やレオン・ライ(黎明)、日本ではサントリー「烏龍茶」のCMで、美味しそうに料理をパクついている女優ファン・ビンビン(范冰冰)ら、中国の人気俳優たちの豪華共演で描かれる。


 この映画、実は2009年12月に中国で公開され大ヒットした作品。日本では2009年11月に、NHKで放送されたNHKスペシャルチャイナパワー第1回「“電影革命”の衝撃」の中でその撮影風景が取材されており、僕はたまたまそれを観ていて、こんな凄い映画、日本ではいつ公開されるのだろうと心待ちにしていた。恐らく政治的な背景もあって1年半も遅れたのだろうが、とにかく観ることができてよかった。


 この映画特に観たかったのは、この中に出ている役者のファン・ビンビンが好きなのでというのも理由の1つだが、1人の革命家のために8人の一般庶民、しかもそれぞれに暗殺団から守りたいためのそれなりの理由がある人たちが立ち上がるのがドラマティックであるし、人間関係などドラマ的な泣かせどころがたくさんちりばめられているからなのである。


 そして、この映画観た人は、着工から完成まで8年もかかったという、壮大なオープンセットには度胆をぬかれる事に違いない。スタッフやキャスト達も驚いたというそのオープンセットは、映画の中で時々全景ショットが収められるのだが、1900年代初頭の香港が忠実に再現されているばかりか、セットというより1つの街が形成されており、国策なのかはわからないが、総力を挙げて作ればとてつもない物が出来上がるのだなと思ったのと同時に、やはり中国経済の勢いの凄さを感じずにはいられなかった。


 政府が映画界にちっとも協力的でない(まぁ、今はそれどころじゃないが)日本じゃ、到底こんな映画作るの無理だな… 。


私の評価…☆☆☆☆

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