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2011年6月22日 (水)

キラー・インサイド・ミー

キラー・インサイド・ミー
監督:マイケル・ウィンターボトム
出演:ケイシー・アフレック、ケイト・ハドソン、ジェシカ・アルバ、ビル・プルマン、ネッド・ビーティ、イライアス・コティーズ、トム・バウアー、サイモン・ベイカー、プレント・ブリスコー、マシュー・マー、リアム・エイケン、ジェイ・R・ファーガソン 他


 《時代設定は1950年代だが、描いているのは現代人の心の闇》


 アメリカの代表的なフィルム・ノワール作家であり、キューブリックの「現金に体を張れ」の脚本を書いた人物でもあるジム・トンプスンの小説「俺の中の殺し屋」を映画化。


 時代は1950年代。西テキサスの田舎町で保安官助手を勤めるルーは、誰からも好感を持たれる純朴な青年。幼なじみの女性教師エイミーと逢瀬を重ね、町の治安と同じく穏やかな日々を送っていた。ある日、住民からの苦情を受け、売春婦ジョイスを立ち退かせるべくその家を訪ねたルー。客と間違えたジョイスは優しくもてなすが、保安官と知ると態度が急変。罵り平手打ちをルーに喰らわす。その時、ルーの心の中に封印されていた闇が、解き放たれた…


 主人公の過去にトラウマがあったり、悪い上司に罠にはめられている伏線はあるものの、これは絶対に共感できない映画。普段外見からは絶対に犯罪に関わりそうに見えない人間が、何の理由がある訳でもなくとんでもない事をやらかしちゃっているというのは、観ていて戦慄が走る。閉鎖的な町が舞台という設定自体も、「テキサス・チェーンソー」などと同様、それだけで不気味さが伝わってくる。


 ただ、この主人公の場合は殺人の証拠隠し、アリバイ作りが稚拙。すぐに仲間にバレてしまうようなもの。要するに“破滅型”のような生き方を歩んでいくのだが、こういう破滅型… いや破滅型でなくても心の闇というものは誰もが内包しているものなのかもしれない。この映画を観ていてたぶん誰もが思った事だと思うが、どこか居心地の悪さだけが残る。


 ジェシカ・アルバとケイト・ハドソンが今までのイメージとは一味違うキャラクターを魅力的に演じている。特にジェシカ・アルバは役柄上、裸体を惜し気もなく披露している(ただし大事な部分は巧妙に隠しているが)し、主人公にフルボッコにされた痛々しい姿も晒している。ジェシカほどではないが、ケイト・ハドソンも主人公の幼なじみ役を熱演、殺される寸前で虫の息になっている際の失禁シーンはショッキングだ。


 結局この映画は万人に薦められる映画ではない。それでも観たいという人は、相当の覚悟を持って観てほしい。


私の評価…☆☆★

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