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2011年8月

2011年8月31日 (水)

七つまでは神のうち

七つまでは神のうち
七つまでは神のうち
監督:三宅隆太
出演:日南響子、飛鳥凛、藤本七海、竹井亮介、宝積有香、駒木根隆介、下江梨菜、林凌雅、松澤一之、霧島れいか 他


 《新人らしからぬ演技の日南響子が良い》


 古くからある童謡の中には、意味深な歌詞とそこに込められた不気味なメッセージがあるとされるものが多い。「通りゃんせ」もその1つで、諸説あるなかの1つに注目。歌詞の中に

 「この子の七つのお祝いに、お札を納めに参ります」

とあるが、この歌が作られたとされる江戸時代は、子供の死亡率が高く、七つまで生き抜くことさえ難しいとされてきた。そのため、無事な成長を願うために、赤ん坊が生まれた直後、人型に切った紙や氏神のお札を神棚へまつり、7歳までの守り神とするという儀式が行われた。現在ではこの儀式自体は廃れたが、「七五三参り」にその名残がある。ちなみにこの儀式に逆らうと神隠しにあうとされたのだが、映画でもそのへんのところを加味してストーリーが構成されている。


10年前の事件がトラウマとなり心を閉ざした女子高生・繭(日南響子)。彼女はある日、森の奥で忽然と姿を眩ました。一方、愛する娘と平穏に暮らしていた真奈(霧島れいか)。しかしある日、娘・さくら(下江梨菜)が森に遊びにいったまま、二度と帰らなくなった。愛娘を失った母・真奈は次第に精神が崩壊していく。


 前述の「通りゃんせ」伝説は映画のプロットではあるが、ストーリーの上では結末への1つの伏線にすぎない。重要になってくるのは怨恨や戒めといった、ホラー映画の定番であり、本作でも主人公の他3人の同級生が関わる10年前の事件がキー・ポイントになる。このため「通りゃんせ」の内容とはあまり関係ないオチになってしまうので、僕は作品的にはあまり高評価は付けられない。終盤、主人公らに襲いかかる悲劇も、どうみてもリメイク版「オーメン」や“棺桶”シチュエーション・スリラー「リミット」のパクリにしか見えない。リスペクトしているならまだしも、もう少しオリジナリティーがほしい。


 役者さんたちは総じて良。真奈役の霧島れいかは精神が崩壊していくさまが異様に不気味だし、特に主演の日南響子は演技経験ナシの雑誌モデルなのだが、心を閉ざしている故に殆どセリフの無い、顔の表情だけで感情を伝えなければならない難役を、かなり上手くこなしている。行方を眩ます中盤こそ同級生役の飛鳥凛と藤本七海にメインの座を譲っているが、今後女優としての活躍が楽しみである。


私の評価…☆☆☆

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2011年8月29日 (月)

〈午前十時の映画祭〉華麗なる賭け

〈午前十時の映画祭〉華麗なる
監督:ノーマン・ジュイソン
主題歌:「風のささやき」 唄=ノエル・ハリソン
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:スティーブ・マックィーン、フェイ・ダナウェイ、ポール・バーク、ジャック・ウエストン、アディソン・パウエル、ヤフェット・コットー、ゴードン・ピンセット 他


 《マックィーンの、というよりはダナウェイの魅力たっぷりな映画》


 この映画の原題は「THE THOMAS CROWN AFFAIR」。そう、このタイトルを聞いてピンときた映画ファンもいると思うが、1999年に製作・公開された、007=5代目ボンド役として知られるピアース・ブロスナン主演の「トーマス・クラウン・アフェアー」は、主人公の設定を銀行強盗から絵画泥棒に変えてリメイクされたものである。オリジナル版ヒロインのフェイ・ダナウェイも精神分析医役で出演している(主題歌もオリジナル版と同じものだが歌っているのはスティングだ)。


 この映画、実は主役は当初ショーン・コネリーにオファーされたものだった。彼は結局断りマックィーンに役が回った。ヒロインもフェイ・ダナウェイではなくエヴァ・マリー・セイント(「北北西に進路を取れ」)の予定だったが、監督が前年「俺たちに明日はない」でスターダムに伸し上がったフェイ・ダナウェイに惚れ込み、変更した。結局これが功を奏し魅力的な組み合わせとなって映画は大ヒットしたわけである。


 実際、観て分かるように、この映画ではマックィーンよりもダナウェイの魅力の方が上回っている。マックィーンは確かに男から見ても惚れぼれするほど格好いいのだが、マックィーンより11歳も若いダナウェイ(当時27歳)は当たり前だが若々しく、マックィーンとチェスで勝負する場面では妖しい色気も出していて、非常に魅力的なのだ。


 ただ、クライマックスからラストへの展開はやや盛り上がりに欠けるか。リメイク版は最後の大きなヤマで、設定を絵画泥棒に変更した効果が発揮され、何十人もの同じような格好をしたトーマス・クラウンの偽者たちが、警察の包囲網をかい潜りながら絵画を盗んでいく場面が非常に流麗で、当時映画館で観た僕は強く印象に残っているのだが、このオリジナル版は当時としては凝っていたのだろう動く画面分割(当時フィルム撮影でこれをやるのは結構難しかったはず)など、巧みな画面構成はあるものの、些か展開が地味だ。


 尚、音楽をフランス映画の名作であり名曲でもある「シェルブールの雨傘」で知られるミシェル・ルグランが担当。主題歌「風のささやき」のメロディーは、最近でも車のCMでBGMに使われるほどのスタンダード・ナンバーである。なるほど、アメリカ映画なのにヨーロピアンな雰囲気が漂うのは、このためか。


私の評価…☆☆☆☆

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2011年8月27日 (土)

イースターラビットのキャンディ工場

イースターラビットのキャンディ
監督:ティム・ヒル
出演(吹替版声優 ※判明している分のみ):ジェームズ・マースデン(千葉雄大)、ケイリー・クオコ(坂本真綾)、ゲイリー・コール(津嘉山正種)、エリザベス・パーキンス(藤田淑子)、チェルシー・ハンドラー、デビッド・ハッセルホフ(ささきいさお)、ラッセル・ブランド、ヒュー・ヘフナー

イービーの声…ラッセル・ブランド(山寺宏一)、イービーの父の声…ヒュー・ローリー(銀河万丈)、カルロスの声…ハンク・アザリア(大塚芳忠)、フィルの声…役者名不明(中尾隆聖)、ピンク・ベレー隊の中の1匹の声…ジャネット・ヒーリー(指原莉乃(AKB48)) 他


 《「カンフー・パンダ2」同様、大人は別の意味で感動できる》


 「怪盗グルーの月泥棒」を作ったユニバーサル・スタジオのスタッフが再結集して製作された映画。ただし今回は3Dではなく、フルCGでもない。CGアニメと実写を融合させたものとなっている。


 イースター島にあるというキャンディの国では、ウサギとヒヨコが世界中の子供たちのためにお菓子を作っている。イースターの夜にそのお菓子を配るのだ。もうすぐ先代の父の後を継ぐウサギの王子イービーは、ミュージシャンになりたいという夢を諦めきれず、こっそり家出しハリウッドへ向かう。そこで偶然知り合った青年フレッドの助けを借りオーディションを受けることに。その一方で王子がいなくなったキャンディ国ではヒヨコのボス=カルロスがクーデターを起こそうとしていた。


 先に「カンフー・パンダ2」の項でも書いたが、最近ほとんどのアメリカ製アニメは共通のテーマがあり、ビジュアルをどちらかといえば感覚的に観る子供とは別に、世界情勢をも取り入れ大人の鑑賞にも堪えるようなものが多く、この映画も、CG側の主人公イービーのミュージシャンになりたいという夢と人間側の主人公フレッドのファンタジー世界への憧れを、それに反発する父親との対立を通して“一度失いかけた夢を取り戻す”といった事が描かれている。


 ただ、幾分か子供向けにシフトしている分、子供には分かりやすいだろうが、大人には説得力に欠ける。イースター島とハリウッドが穴1つで繋がっているのは強引すぎるし、デビッド・ハッセルホフが本人役で出演して、ウサギが喋っている事をなぜ不思議に思わないかといった事を、

 「僕が乗っている車だって喋るし」

という、自身が出演し日本でも人気だったたTVドラマ「ナイトライダー」を引き合いに出したセリフ(吹替版でささきいさおが担当している理由もここにある)もマニアック過ぎる。僕みたいに当時観ていた者しか笑えない。


 それにしても、ジェームズ・マースデンはこういう役が似合い過ぎ(笑)。一応彼は「X−MEN」シリーズのサイクロップス役だが、あれはコスチュームの都合上殆ど姿を晒さない。姿を晒した役といえば「魔法にかけられて」でアニメから実写の世界へヒロインを追いかけてきた王子さまや、「ヘヤスプレー」でのちょいとおデブなヒロインに惚れられる、テレビのスター役など三枚目役の多い彼には今回の役もピッタリだ。


 「カンフー・パンダ2」同様、この映画も約100スクリーンでの上映中、字幕版が関東での1館のみという、相変わらずの字幕派を無視した興行形態となっているが、本作に関しては上記の通りAKB48の指原莉乃を、吹替版主題歌でAKBのメンバーによるユニット「Not yet」の曲が使用されている関係で端役で使っている以外は、全て本職の声優が起用されており、特にCGキャラの声優は子供向け番組に多く出演されて、且つ大人にも馴染みのある声優が声を当てているので、大人でも楽しめる映画であることだけは間違いない。


私の評価…☆☆☆

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2011年8月24日 (水)

カンフー・パンダ2 3D

カンフー・パンダ2 3D
カンフー・パンダ2 3D
監督:ジェニファー・ユー
声の出演(吹替版声優):マスター・ポー…ジャック・ブラック(山口達也)、シーフー老師…ダスティン・ホフマン(笹野高史)、マスター・タイガー…アンジェリーナ・ジョリー(木村佳乃)、マスター・モンキー…ジャッキー・チェン(石丸博也)、マスター・ヘビ…ルーシー・リュー(MEGUMI)、マスター・カマキリ…セス・ローゲン(桐本琢也)、マスター・ツル…デヴィッド・クロス(真殿光昭)、マスター・サイ…デニス・ヘイスバート(玄田哲章)、マスター・ワニ…ジャン=クロード・ヴァン・ダム(木村雅史)、ミスター・ピン…ジェームズ・ホン(龍田直樹)、ウルフ隊長…ダニー・マクブライド(森川智之)、予言おばば…ミシェル・ヨー(塩田朋子)、シェン大老…ゲイリー・オールドマン(藤原啓治) 他


 《動物たちのアクションがスケール・アップ!》


 何やら中国で物議を醸した前作に続き、今作も向こうの芸術家たちが批判の目を向けているが、その批判に対する反論も多く、中国で前作以上の興収をあげている。


 最近のアメリカ製CG映画は、表向きには子供が楽しめるような明るい作風だが、大人向きの“裏テーマ”がある物が多く、本作も中国のプロパガンダ風に観せておいて、実はレアメタルの独占を狙う中国政府への皮肉が描かれている。武器作りに使用する金属を集めるという、敵の目的がまさにソレで、もしかしたら前述の芸術家たちは、そこに気付いて上映禁止を呼びかけるなどの抗議しているのかもしれないが、それでも客足が伸びているということは、やはり一般市民の映画の見方とはかけ離れているのかもしれない。


 実際、この映画は日本人である僕らが観たら、裏テーマ関係なしに十分楽しく、そして感動できる。

「始まりは悪くても、努力すれば必ず最後は幸せになる」。

もちろんこれはリーマン・ショックなど経済の混乱から立ち直ろうとするアメリカ市民の心を鼓舞するものに違いないが、それは震災後の日本にも当てはまるからだ。


 前作より格段にスケール・アップしたCGによるキャラクターの動きは流麗だし、何よりカンフー・アクションの、CGが苦手とする素早い動きが今回はうまく処理されており、スローモーション処理も交えて非常にテンポがよく、ストーリーもシンプルで分かりやすいため、僕は気分良くこの映画を観る事ができた。


 1つだけ苦言を呈するとすれば、やはり僕は洋画の場合は吹き替えより字幕派。この映画も前作を字幕で観ているはずなので、今回もと思っていたが、約540スクリーンでの上映に対し字幕版は何と東京の1館のみ。前にも書いたが、ジャック・ブラックやアンジェリーナ・ジョリーの声を聴きたい人もいるはず。いくら夏休みで子供が多いからといっても、字幕版のこの扱いはヒドい。せめて、最低でも各都道府県に1スクリーンというかたちで上映してほしいものだ。


私の評価…☆☆☆☆★

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2011年8月23日 (火)

〈午前十時の映画祭〉007/危機一発(ロシアより愛をこめて)

〈午前十時の映画祭〉007/
〈午前十時の映画祭〉007/
〈午前十時の映画祭〉007/
監督:テレンス・ヤング
主題歌:マット・モンロー
音楽:ジョン・バリー
出演:ショーン・コネリー、ダニエラ・ビアンキ、ロッテ・レーニャ、ロバート・ショウ、ペドロ・アルメンダリス、ナジャ・ジレン、ウォルター・ゴテル、バーナード・リー、デスモンド・リュウェリン、ロイス・マクスウェル、ヴラディク・シェイバル、ユーニス・ゲイソン、マルティーヌ・ベズウイック 他


(写真は上から本公開時のチラシ、'72年リバイバル時のチラシ、その時のパンフレット表紙)


 《アクションとドラマのバランスの良さに於いてはシリーズ最高傑作!》


 前作の大ヒットを受けて製作された第2作。これ以降に続くシリーズの基本パターン(冒頭の“ガンバレル”→本編とほぼ無関係のスーパー・アクション→主題歌という流れや、支給される秘密兵器が後半重要な伏線となることなど)のほとんどが、この作品で形成された。


 シリーズをかさねる毎にアクションはどんどん派手になるので、最近のピアース・ブロスナンやダニエル・クレイグのボンドしか知らない人には地味に見えるかもしれないが、アクションにウェイトを置き過ぎれば、人物描写は薄っぺらくなるので、そういった意味ではこの作品やその次の「ゴールドフィンガー」あたりは、アクションとドラマが丁度いい具合に混ざりあった映画になっている。


 また、007といえば欠かせないのがボンド・アクトレス(本来“〜ガール”とは呼ばない)といわれるヒロインであるが、本作のダニエラ・ビアンキは知性の中に色気とチャーミングさがあり、様々なタイプのヒロインが出てくるその後のシリーズの中でも1つの方向性を示しており、シリーズ全作品の中でも高い人気を誇っている。原作ではオリエント急行なのだが列車の中(映画では特定されず)での、ボンドを呼ぶ声は絶品である。


 僕はこのシリーズは特に大好きでDVDもシリーズ全作品持っている(先にDVDで揃えているとさすがにBlu-rayは買う気がしない)し、4代目ティモシー・ダルトンからはスクリーンでも観ているが、初代ショーン・コネリーや2代目ジョージ・レイゼンビー、3代目ロジャー・ムーアは、今回の〈午前十時〉以外でもイベント上映で観た事のあるこの「ロシアより愛をこめて」の他はスクリーンで観たことが無いので、どこの映画館でもいいから「007特集」を組んでほしいと思っている。最高傑作は本作だが、はっきりいってどの映画も面白い。金粉殺人や人間ロケット、ボンドの結婚、敵ながら愛敬たっぷりの巨人ジョーズなど、スクリーンで観たいと思っている人は、僕だけではないはずだ。ちなみに僕の好きなボンド・アクトレスは3代目までに限っていえば「ユア・アイズ・オンリー」のキャロル・ブーケなので、多分リバイバルされたら真っ先に観に行くだろう。


 007新作についてはこのブログでも情報が入り次第、アップしていく予定。現時点ではようやく全米での公開日が決まり、それに向けて着々と製作が進められているようだ。既にダニエル・クレイグ他、レギュラー陣は前作から続投が決定。悪役か何かは分からないがハビエル・バルデムとレイフ・ファインズの出演もほぼ決定し、シリーズに暫らく出ていなかった“M”の秘書マネーペニーを「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのナオミ・ハリスが演じることになりそうとの事。まだ決まっていないボンド・アクトレスや、出るかどうかも分からない(そろそろ出てほしい)“Q”はどうなるのか、一時噂されていた前作のボンド・アクトレス=オルガ・キュリレンコの再登場はあるのか、非常に楽しみである。


私の評価…☆☆☆☆☆

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2011年8月21日 (日)

メカニック

メカニック
監督:サイモン・ウェスト
出演:ジェイソン・ステイサム、ベン・フォスター、トニー・ゴールドウィン、ドナルド・サザーランド、ミニ・アンデン、ジェフ・チェイス、リアム・ファーガソン、クリスタ・キャンベル、カタジナ・ウォレニオ、アダ・ミッシェル・ロリダンス、エディ・J・フェルナンデス 他


 《アクションは格好良いのだが》


 1972年にチャールズ・ブロンソン主演で製作された同名映画のリメイク。当然僕は生まれる前なので、オリジナル版は観ていないのだが、ちょうどこの年代の映画は「明日に向かって撃て」などアメリカン・ニューシネマの時代と重なるため、色々調べてみるとこの'72年版も、その影響をモロに受けた映画だったようだ。


 そんなものをそのままリメイクしても、今の時代にはそぐわない。なのでこのリメイク版はよりハードボイルドな感じを出したものになっている。


 主役にしても、オリジナル版のチャールズ・ブロンソンと今回のジェイソン・ステイサムとではかなりイメージが違う。無骨な感じのブロンソンと比べるとステイサムはスタイリッシュ。「トランスポーター」のイメージが強すぎて、何の役をやっても「トランスポーター」に見えてしまう。


 途中から子分になるベン・フォスターはいいし、その親父役ドナルド・サザーランドも出番は少なめながら重厚な演技を見せているが、残念ながら黒幕役のインパクトが弱すぎた。ストーリーもそこそこ見応えあるし、2人のコンビネーションによるアクションも、少々雑な部分はあるが、なかなかのものだっただけに、この黒幕がもう少し大物であったりしたなら、映画としても盛り上がったとは思う。


私の評価…☆☆☆

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2011年8月19日 (金)

ムカデ人間

ムカデ人間
製作・監督・脚本:トム・シックス
出演:ディーター・ラーザー、北村昭博、アシュリー・C・ウィリアムス、アシュリン・イエニー 他


 《今年最強のゲテモノ映画、登場!》


 年間120本もの映画を観ていると、マジメな映画ばかりではつまらなくなり、たまにはこういう変な映画も観たくなるものなのか(笑)。


本作はあまりに奇想天外で下劣すぎるため、当初日本ではDVDスルーにされるはずだったのだが、ネット上で予想外に人気が上がり、限定ながら劇場公開する運びとなったものである。


 かつてシャム双生児分離手術の権威だったハイター博士。しかし彼は今まで行ってきた分離手術とは反対に、人間の口と肛門をつなげた「ムカデ人間」を創造したいという密かな願望があった。ある日、旅行中のアメリカ人女性リンジーとジェニーが車で移動中にタイヤがパンク。家を見つけた彼女らは助けを求めるが、その家はハイター博士の家、博士は願望を実現すべく、何も知らない2人を快く迎え入れる。それは狂気に満ちた惨劇の始まりだった…。


 ディーター・ラーザー扮するハイター博士の容姿そのものが、いかにもなマッド感プンプンである。やっている事もある意味おマヌケであるが、この博士自身も結構おマヌケなのが笑える。きっとそこがアメリカでウケたんだろうけど。相手の“ぼんのくぼ”に麻酔銃で麻酔をブチ込むシーンがあるのだが、あんなことやったら相手死ぬんじゃないかと思うんだが(ぼんのくぼは急所だし)。それにこの手術だと、どう考えても一番後ろの人は病気と栄養失調ですぐ死ぬと思うのだが。


 博士の餌食となる3人のうち、女性2人はそこそこ美人な女優が配役されているので、男性の映画ファンはそちらに目がいくだろうが(ムカデ人間にされた後はスッポンポンです)、残る1人の日本人男性がメチャ面白い。博士が「ムカデ人間」手術の説明中でもアドリブとは思うが笑える罵声を浴びせているし、何よりこの男、関西のヤクザという設定なのに、入れ墨がPLAYBOY誌のラビットヘッドという、何ともお茶目なヤーさんである。自分が食った物が後ろの女性に継がれる(注がれる?)時の、

 「うっ、ごめん…」

というセリフには笑ってしまった。ちなみにこの手術、実際実現可能なものらしい。怖いですねぇ〜。


 で、ものすごい皮肉をこめて映画は終わるのだが、実はこの映画、原題のサブタイトルに後付けではあるがファースト・シークエンスとあり、フル・シークエンスつまり続編の製作が決まっていて、被験者の数が12人になるとか、輪になる(笑)とか、いろいろ噂がたてられているが、はて、一体あのラストでどうやって続きが作られるのか? まさか、あの悲惨な生き残りの女性が話の軸になるのかな… 日本公開時は全国拡大公開してほしいな(たぶん無理だろうが)。評価はお好きな人だけどうぞという意味でこの評価にした。


私の評価…☆

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2011年8月15日 (月)

ダンス映画の名作「ダーティ・ダンシング」リメイク版の監督が遂に決定!

名作「ダーティ・ダンシング」が
 「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」や「ハイスクール・ミュージカル」シリーズのケニー・オルテガ監督が、1987年の大ヒット青春恋愛映画「ダーティ・ダンシング」のリメイク版で、メガホンをとることが明らかになった。


 エミール・アルドリーノ監督によるオリジナル版は、1960年代のアメリカの避暑地を舞台に、17歳の少女ベイビー(ジェニファー・グレイ)がダンスインストラクターのジョニー(パトリック・スウェイジ)と恋に落ち、大人の女性へと成長していく姿を描いたもの。オープニング曲の「ビー・マイ・ベイビー」など'60年代のヒットナンバー満載で綴った躍動感溢れる名作で、見事なダンステクニックを披露したスウェイジは、本作をきっかけにスターの仲間入りを果たした。


 リメイク版「ダーティ・ダンシング」は、ライオンズゲートが製作。これからキャストの選定が行われる。


 この映画、僕めちゃくちゃ好きなんですよ。DVDも持っているし。オリジナル版の振り付けを担当していたのがこのケニー・オルテガで、彼が若いときに経験した実話がモデルになっていて、それがアレンジされているかたちになっているんだけど、かなり前からリメイクの話はあって、一旦企画が流れた後に今度はその実話に近いかたちで「ダーティ・ダンシング2(邦題「ダンシング・ハバナ」)」が作られたという経緯があった。今回のリメイク企画も実は2年前から立ち上がっていたが、直後にパトリック・スウェイジが死去したこともあってか、そのあとなかなか話が進展していなかった。そこにきて監督決定ということで、オリジナルを汚してほしくないという気持ちはあるが、オリジナル版をよく知る人が監督なのだから、まずは期待したいところ。今後決定していくキャストにも注目である。

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2011年8月14日 (日)

声優・平野綾が事務所を実質解雇へ

 声優の平野綾が所属事務所を退社した。


 本人のブログでは「方向性が一致しないこと」を理由にと書かれていて、一応新事務所も決定しているようだが、いろいろと記事を見てみると、どうやら円満とはいえず、クビに近いようだ。退社に伴いファンクラブの「平野塾」は終了となる。


 平野は1998年から子役として活動、後に声優デビューし2006年アニメ「涼宮ハルヒの憂欝」で主役を演じブレイク。以降はバラエティ番組などにも活躍の場を広げている。


 でもこの人の場合、言動などがちょくちょく問題となって、その都度ブログが大炎上したりしてきた。今回追い打ちをかけるような事にならなきゃいいんですがね。

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声優・坂本真綾が結婚

 ナタリー・ポートマンの吹き替えなどで人気の声優坂本真綾(31)が、同じく声優の鈴村健一(36)と結婚したことが分かった。2人はアニメで共演、8日に婚姻届を提出したという。


 ちょうどナタリー・ポートマンも結婚して出産したばかり。単なる偶然なんだろうけど。まさか引退ってことはないだろうけど、お幸せに!

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大ヒットドラマがリメイクへ

大ヒットドラマがリメイクへ
 米CBSが、1960年代の大人気テレビドラマ「奥様は魔女」のリメイクを企画していることがわかった。


 「奥様は魔女」は、魔女のサマンサ(エリザベス・モンゴメリー)と、広告代理店勤務の夫ダーリン(ディック・ヨーク/ディック・サージェント)の一家が巻き起こす騒動を描いたドラマ。米ABCで1964年から8シーズン続いた大ヒットシリーズで、日本でも人気を博した。


 2005年には、ニコール・キッドマンとウィル・フェレル主演でこのドラマをモチーフにした映画が製作されたが、CBSはこのほど、映画版を製作したソニー・ピクチャーズのテレビ部門にパイロット版の脚本を発注。「デンジャラス・ビューティ」のマーク・ローレンスが脚本執筆と製作総指揮にあたるという。また映画版を手がけたダグラス・ウィックとルーシー・フィッシャーもプロデューサーとして参加する。キャストは未定。


 ここのところ、米テレビ界では「チャーリーズ・エンジェル」など往年の人気ドラマのリメイクが相次いでいるが、今回のもその流れに乗るもの。テレビドラマもネタ切れなのかな?

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2011年8月11日 (木)

ドライブ・アングリー 3D

ドライブ・アングリー 3D
監督:パトリック・ルシエ
出演:ニコラス・ケイジ、アンバー・ハード、ウィリアム・フィクナー、デヴィッド・モース、ビリー・バーク、シャーロット・ロス、クリスタ・キャンベル、トム・アトキンス、ケイティ・ミクソン、ジャック・マクギー、トッド・ファーマー 他


 《まさか、こんなグラインドハウス映画だったとは》


 カルト教団に娘を殺害され、まだ赤ん坊の孫娘を誘拐された男ミルトン(ニコラス・ケイジ)。復讐の鬼と化した彼は孫娘を助けるべく、途中で出会った勝ち気なウエイトレスのパイパー(アンバー・ハード)と共に、そのカルト教団とそれを操る悪魔に立ち向かう。


 途中でFBI捜査官を名乗る謎の男(ウィリアム・フィクナー)が出てきたりそれが敵かな? 怪しいなーと思っていたら、何やら主人公を陰ながら助ける行動をとったりするし、ミルトンは撃たれてもことごとくターミネーターのように立ち上がるし、もしかして… と思っていたら、やっぱりね! というような展開が描かれる。そしてエログロ描写も満載のトンデモなグラインドハウス映画。


 しかも3Dで、ヤケに肉片やら、爆破時の物の破片やらトンでもないものが、観る者の目の前に飛んできて、楽しませてくれるなぁと思っていたら、監督が「ブラッディー・バレンタイン 3D」でさんざん3Dを遊びたおしたパトリック・ルシエである。観客の目を楽しませる事に重点をおいているのか、「ブラッディー・バレンタイン 3D」の時よりさらに残酷描写が過激になった。


 で、こういうB級アクション映画にはエロでお色気たっぷりなヒロインがつきものだが、この映画ではそれに当たるパイパーが絶妙な味付けになっており、「ゾンビランド」でゾンビとの戦いに巻き込まれる姉妹の姉の方を演じていたアンバー・ハードがその役を好演している。


 しかしニコラス・ケイジといえばアカデミー賞俳優だよ。普通こんな映画、アカデミー賞を獲った俳優が出る映画じゃないよな。ゴシップで騒がれているとおり、本当に借金でクビが回らなくなっているのかなぁ。


私の評価…☆☆★

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2011年8月10日 (水)

モールス

モールス
監督:マット・リーヴス
出演:コディ・スミット=マクフィー、クロエ・グレース・モレッツ、リチャード・ジェンキンス、カーラ・ブオノ、イライアス・コティーズ、サーシャ・バレス、リッチー・コスター、ディラン・ミネット 他


 《オリジナル版に忠実な、ハリウッド・リメイクの好例》


 本作は、日本でも昨年、単館系などで公開されたスウェーデン映画の傑作「ぼくのエリ 200歳の少女」のハリウッド・リメイク版である。


 オリジナル版とは舞台となる土地も違うし若干キャラクター設定も変更されてはいるが、もう殆どオリジナル版とソックリに仕上げた映画だ。僕は先に去年「ぼくのエリ」を観ているし(感想・http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/652553/548736/64716308 )、このハリウッド・リメイク版から観た人は、レンタルDVDで「ぼくのエリ 200歳の少女」を観て比べてみるのも面白いんじゃないかと思うのだが、これだけオリジナルの雰囲気を壊さず、殆どそのまんま(笑)リメイクしているのも、ちょっと珍しいんじゃないか。


 細かいことをいえば、ヒロインの性格がオリジナル版より少しキツくなっていたり(それでもクロエ・グレース・モレッツが演じると何だか可愛く見えてしまうのだが)、父親代わりの男の容態を確かめるためにかべちょろのように登る病院の壁がとんでもなく高くなっていたりと、オリジナルとは変えてある部分もあるにはあるが、オリジナル版を大事に思っているスタッフなのだろう。僕は安心して観ることができた。


 残酷描写は、レイティングの事もあるので抑え気味になるのかと思いきや、そうではなかった。低予算で製作された事もあってどちらかといえば血糊を見せずに吸血シーンを表現したオリジナル版とは違って、こちらはかなりの血の量を見せている。クライマックスの屋内プールでの制裁シーンも凄惨だ。


 それにしてもやはりこの映画は主役の子役2人の存在感が大きい。特にやはりクロエ・グレース・モレッツは「キック・アス」から注目しているので、今後の活躍が楽しみになってきた。たとえ吸血鬼であっても、あんな可愛いコにほっぺにキスでもされたらオジサン参ってしまうなぁ… 


 おっと、危ない危ない、変な妄想が頭に浮かんでしまった(*^_^*) まぁ、とにかくモレッツちゃんの魅力で★1つ追加ってことで。


私の評価…☆☆☆☆

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「妖怪人間ベム」初実写ドラマ化!

 KAT−TUNの亀梨和也(25)が、10月スタートの日本テレビ系連続ドラマ「妖怪人間ベム」(土曜午後9時)に出演することが分かった。1968年にフジテレビ系で放送された人気アニメの初実写化。主人公のベムに亀梨、ベラ役に杏(25)、ベロ役に人気子役の鈴木福(7)ドラマオリジナルキャラの刑事役で北村一輝(42)の出演が決定している。


 またもや懐かしいアニメの実写化である。1968年というと自分は生まれていないので、アニメ版の本放送は観ていないが、再放送で何度も観たものだ。


 配役やストーリーなど詳細はこれから明らかにされていくだろうが、ベラ役の杏やベロ役の鈴木福はまだ分かるにしても、ベム役が亀梨和也とは驚いた! アニメ版を知っている人は分かっていると思うが、ベムはキャラ的はオッサンだぞ(笑)。ちなみにアニメ版では声は「ルパン三世」の次元役でお馴染み小林清志氏(2006年製作の第2作では井上和彦が声を担当)である。そこからしてイメージがかなり違うと思うのだが。北村一輝扮する刑事が妖怪と友情が芽生える設定ということは、ストーリー的には、ベロと心を通わす少女が出てきたアニメ版第2作と近いものになるのかもしれない。


 もう1つ気になるのは人体欠損描写。アニメ版第1作では主人公ら3人の手の指は3本だが、第2作ではCS放送がメインというかたちで製作されたにもかかわらず、人間に擬態している時だけは5本指だった。第1作の設定は無理にしても、第2作の設定くらいは踏襲してもらいたいところだ。どうアレンジしても元ネタの雰囲気だけは壊さないでほしいところだが、さて、どうなるか? オンエアを楽しみにすることにしよう。


 ひょっとして「怪物くん」みたいに映画化するンかな?

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2011年8月 9日 (火)

カーズ2 3D

カーズ2 3D
カーズ2 3D
監督:ジョン・ラセター、ブラッド・ルイス
声の出演(吹替版声優):メーター…ラリー・ザ・ケーブルガイ(山口智充)、ライトニング・マックィーン…オーウェン・ウィルソン(土田大)、フィン・マックミサイル…マイケル・ケイン(大塚芳忠)、ホリー・シフトウェル…エミリー・モーティマー(朴ろ美)、マイルズ・アクセルロッド卿…エディー・イザード(落合弘治)、フランチェスコ・ベルヌーイ…ジョン・タトゥーロ(宗矢樹頼)、ブレント・マスタングバーガー…ブレント・マスバーガー(中村英利)、グレム…ジョー・マンテーニャ(花輪英司)、ザンダップ教授…トーマス・クレッチマン(青山穣)、エーサー…ピーター・ジェイコブソン(津久井教生)、サリー…ボニー・ハント(戸田恵子)、ダレル・カートリップ…ダレル・ウォルトリップ(福澤朗)、トッポリーノおじさん…フランコ・ネロ(西村知道)、デイヴィッド・ホブスキャップ…デイヴィッド・ホブス(森田順平)、メル・ドラド…パトリック・ウォーカー(石田太郎)、ルイジ…トニー・シャループ(パンツェッタ・ジローラモ)、ママ・トッポリ
ーノ…ヴァネッサ・レッドグレイヴ(沢田敏子 ちなみにイタリア語版ではソフィア・ローレンが担当) 他


 《Perfumeファンは字幕版で実感したいと思っている人も多いと思うのだが》


 ディズニーとピクサーの人気アニメ映画第2作。今回はディズニーアニメとしては初めて、インターナショナル版に日本人アーチストの曲が本編中に使用されている。Perfumeの「ポリリズム」が日本でのレースの前夜祭シーンで使われている。この映画、字幕版の上映が極端に少なく、自分も仕方なく吹き替え版で観たのだが、日本語セリフの中で聴くのと、英語で喋る中で聴くのとで、かなり感じ方が変わってくると思うのだが。字幕版で観たい人もたくさんいるとは思うが、関東と関西の数館でしかやっていないのはおおいに不満である。ちなみにこのPerfumeは、曲だけでなく本人達も森山未來主演の映画「モテキ」でスクリーン・デビューすることになった。


 さて今回の映画、内容は、アメリカの評論家筋の悪い評判とは裏腹に、前作よりもアクションの度合いが増し、娯楽映画として十分楽しめるものになっている。ただ、007のパロディーのようなスパイアクションがメインとなり、前作に比べて少々大人向けにシフトしている感があるため、レイティングがどうであれ親子で観た方が、子供さんも楽しめるかもしれない。


 “物の良さって何も見て呉れで決まるわけじゃないよね、人間も取り柄のない奴なんていないよ。ダメな奴でもどこかいいところはある。”というテーマは今回も明確に描かれているが、3Dによるアクションに比重が置かれたためか、そういったメッセージみたいなものが薄れてしまったのは残念。


私の評価…☆☆☆★

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2011年8月 4日 (木)

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン

トランスフォーマー/ダーク
監督:マイケル・ベイ
出演(吹替版声優):シャイア・ラブーフ(小松史法)、ロージー・ハンティントン=ホワイトリー(小林沙苗)、ジョン・タトゥーロ(チョー)、パトリック・デンプシー(根本泰彦)、ジョン・マルコヴィッチ(金尾哲夫)、ジュディ・ホワイト(野沢由香里)、フランシス・マクドーマンド(定岡小百合) 他

主なトランスフォーマーの声(主に吹替版):オートボット/オプティマス・プライム…玄田哲章、バンブルビー…加藤亮夫、アイアンハイド…北川勝博、センチネル・プライム…(字幕版)レナード・ニモイ(吹替版)勝部演之 他
ディセプティコン/メガトロン…(字幕版)ヒューゴ・ウィービング(吹替版)中村浩太郎、スタースクリーム…宮澤正、サウンドウェーブ…斉藤次郎、レーザービーク…駒谷昌男 他


 《これで本当に完結? “大人の事情”と“事故”で平凡な内容に》


 日本の玩具が元ネタの、人気シリーズ3部作完結編。だが、ある事から大変難産な映画となった。


 まず1作目と2作目で主人公の恋人を演じたミーガン・フォックスがスタッフとの確執から雑誌インタビューで暴言を吐いてしまい、これをきっかけに自ら降板してしまった。既に3作目の脚本もできていたが、大幅に変更せざるを得なくなり、結果として新ヒロインは出てくるものの、唐突な感は否めない。ストーリーの進行上チェルノブイリの話もでてくるためか、所々場面のつながりがおかしい部分がある。恐らく日本公開版は数シーンがカットされているのかもしれない。


 また、バンブルビー“役”の車が撮影中の事故で大破したり、別の事故でエキストラが脳挫傷となり一時昏睡状態になるなどの不祥事もあったようで、最悪製作中止になる可能性もあったようだ。


 トラブルなくミーガン・フォックスがヒロインのままだったらクライマックスの場面なんかでも盛り上がったのにな、とも思うのだが。代わったロージー・ハンティントン=ホワイトリーも悪くはないものの、彼女は元々下着モデルで演技経験殆どゼロ。肝心なヒロインが映画の中のお飾り的な存在に過ぎなくなってしまったのでは“完結編”としては印象が薄くなり平凡なものになってしまった。


 もっとも、3Dにした事で車などの物体がトランスフォームする場面はカッコよくなった。今回は主人公を乗せたままトランスフォームし、一瞬その主人公を外に放り投げて敵に砲撃、またすぐに主人公を乗せた車に戻るという離れ業をやってのけている。


 一応今回で完結のハズだが、やはりあのラストでは完結編ぽくなく消化不良。ミーガン・フォックスが出ていれば、とは今更考えてもどうしようもないが、残念である。


私の評価…☆☆☆

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