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2011年8月24日 (水)

カンフー・パンダ2 3D

カンフー・パンダ2 3D
カンフー・パンダ2 3D
監督:ジェニファー・ユー
声の出演(吹替版声優):マスター・ポー…ジャック・ブラック(山口達也)、シーフー老師…ダスティン・ホフマン(笹野高史)、マスター・タイガー…アンジェリーナ・ジョリー(木村佳乃)、マスター・モンキー…ジャッキー・チェン(石丸博也)、マスター・ヘビ…ルーシー・リュー(MEGUMI)、マスター・カマキリ…セス・ローゲン(桐本琢也)、マスター・ツル…デヴィッド・クロス(真殿光昭)、マスター・サイ…デニス・ヘイスバート(玄田哲章)、マスター・ワニ…ジャン=クロード・ヴァン・ダム(木村雅史)、ミスター・ピン…ジェームズ・ホン(龍田直樹)、ウルフ隊長…ダニー・マクブライド(森川智之)、予言おばば…ミシェル・ヨー(塩田朋子)、シェン大老…ゲイリー・オールドマン(藤原啓治) 他


 《動物たちのアクションがスケール・アップ!》


 何やら中国で物議を醸した前作に続き、今作も向こうの芸術家たちが批判の目を向けているが、その批判に対する反論も多く、中国で前作以上の興収をあげている。


 最近のアメリカ製CG映画は、表向きには子供が楽しめるような明るい作風だが、大人向きの“裏テーマ”がある物が多く、本作も中国のプロパガンダ風に観せておいて、実はレアメタルの独占を狙う中国政府への皮肉が描かれている。武器作りに使用する金属を集めるという、敵の目的がまさにソレで、もしかしたら前述の芸術家たちは、そこに気付いて上映禁止を呼びかけるなどの抗議しているのかもしれないが、それでも客足が伸びているということは、やはり一般市民の映画の見方とはかけ離れているのかもしれない。


 実際、この映画は日本人である僕らが観たら、裏テーマ関係なしに十分楽しく、そして感動できる。

「始まりは悪くても、努力すれば必ず最後は幸せになる」。

もちろんこれはリーマン・ショックなど経済の混乱から立ち直ろうとするアメリカ市民の心を鼓舞するものに違いないが、それは震災後の日本にも当てはまるからだ。


 前作より格段にスケール・アップしたCGによるキャラクターの動きは流麗だし、何よりカンフー・アクションの、CGが苦手とする素早い動きが今回はうまく処理されており、スローモーション処理も交えて非常にテンポがよく、ストーリーもシンプルで分かりやすいため、僕は気分良くこの映画を観る事ができた。


 1つだけ苦言を呈するとすれば、やはり僕は洋画の場合は吹き替えより字幕派。この映画も前作を字幕で観ているはずなので、今回もと思っていたが、約540スクリーンでの上映に対し字幕版は何と東京の1館のみ。前にも書いたが、ジャック・ブラックやアンジェリーナ・ジョリーの声を聴きたい人もいるはず。いくら夏休みで子供が多いからといっても、字幕版のこの扱いはヒドい。せめて、最低でも各都道府県に1スクリーンというかたちで上映してほしいものだ。


私の評価…☆☆☆☆★

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