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2011年8月19日 (金)

ムカデ人間

ムカデ人間
製作・監督・脚本:トム・シックス
出演:ディーター・ラーザー、北村昭博、アシュリー・C・ウィリアムス、アシュリン・イエニー 他


 《今年最強のゲテモノ映画、登場!》


 年間120本もの映画を観ていると、マジメな映画ばかりではつまらなくなり、たまにはこういう変な映画も観たくなるものなのか(笑)。


本作はあまりに奇想天外で下劣すぎるため、当初日本ではDVDスルーにされるはずだったのだが、ネット上で予想外に人気が上がり、限定ながら劇場公開する運びとなったものである。


 かつてシャム双生児分離手術の権威だったハイター博士。しかし彼は今まで行ってきた分離手術とは反対に、人間の口と肛門をつなげた「ムカデ人間」を創造したいという密かな願望があった。ある日、旅行中のアメリカ人女性リンジーとジェニーが車で移動中にタイヤがパンク。家を見つけた彼女らは助けを求めるが、その家はハイター博士の家、博士は願望を実現すべく、何も知らない2人を快く迎え入れる。それは狂気に満ちた惨劇の始まりだった…。


 ディーター・ラーザー扮するハイター博士の容姿そのものが、いかにもなマッド感プンプンである。やっている事もある意味おマヌケであるが、この博士自身も結構おマヌケなのが笑える。きっとそこがアメリカでウケたんだろうけど。相手の“ぼんのくぼ”に麻酔銃で麻酔をブチ込むシーンがあるのだが、あんなことやったら相手死ぬんじゃないかと思うんだが(ぼんのくぼは急所だし)。それにこの手術だと、どう考えても一番後ろの人は病気と栄養失調ですぐ死ぬと思うのだが。


 博士の餌食となる3人のうち、女性2人はそこそこ美人な女優が配役されているので、男性の映画ファンはそちらに目がいくだろうが(ムカデ人間にされた後はスッポンポンです)、残る1人の日本人男性がメチャ面白い。博士が「ムカデ人間」手術の説明中でもアドリブとは思うが笑える罵声を浴びせているし、何よりこの男、関西のヤクザという設定なのに、入れ墨がPLAYBOY誌のラビットヘッドという、何ともお茶目なヤーさんである。自分が食った物が後ろの女性に継がれる(注がれる?)時の、

 「うっ、ごめん…」

というセリフには笑ってしまった。ちなみにこの手術、実際実現可能なものらしい。怖いですねぇ〜。


 で、ものすごい皮肉をこめて映画は終わるのだが、実はこの映画、原題のサブタイトルに後付けではあるがファースト・シークエンスとあり、フル・シークエンスつまり続編の製作が決まっていて、被験者の数が12人になるとか、輪になる(笑)とか、いろいろ噂がたてられているが、はて、一体あのラストでどうやって続きが作られるのか? まさか、あの悲惨な生き残りの女性が話の軸になるのかな… 日本公開時は全国拡大公開してほしいな(たぶん無理だろうが)。評価はお好きな人だけどうぞという意味でこの評価にした。


私の評価…☆

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