« カンフー・パンダ2 3D | トップページ | 〈午前十時の映画祭〉華麗なる賭け »

2011年8月27日 (土)

イースターラビットのキャンディ工場

イースターラビットのキャンディ
監督:ティム・ヒル
出演(吹替版声優 ※判明している分のみ):ジェームズ・マースデン(千葉雄大)、ケイリー・クオコ(坂本真綾)、ゲイリー・コール(津嘉山正種)、エリザベス・パーキンス(藤田淑子)、チェルシー・ハンドラー、デビッド・ハッセルホフ(ささきいさお)、ラッセル・ブランド、ヒュー・ヘフナー

イービーの声…ラッセル・ブランド(山寺宏一)、イービーの父の声…ヒュー・ローリー(銀河万丈)、カルロスの声…ハンク・アザリア(大塚芳忠)、フィルの声…役者名不明(中尾隆聖)、ピンク・ベレー隊の中の1匹の声…ジャネット・ヒーリー(指原莉乃(AKB48)) 他


 《「カンフー・パンダ2」同様、大人は別の意味で感動できる》


 「怪盗グルーの月泥棒」を作ったユニバーサル・スタジオのスタッフが再結集して製作された映画。ただし今回は3Dではなく、フルCGでもない。CGアニメと実写を融合させたものとなっている。


 イースター島にあるというキャンディの国では、ウサギとヒヨコが世界中の子供たちのためにお菓子を作っている。イースターの夜にそのお菓子を配るのだ。もうすぐ先代の父の後を継ぐウサギの王子イービーは、ミュージシャンになりたいという夢を諦めきれず、こっそり家出しハリウッドへ向かう。そこで偶然知り合った青年フレッドの助けを借りオーディションを受けることに。その一方で王子がいなくなったキャンディ国ではヒヨコのボス=カルロスがクーデターを起こそうとしていた。


 先に「カンフー・パンダ2」の項でも書いたが、最近ほとんどのアメリカ製アニメは共通のテーマがあり、ビジュアルをどちらかといえば感覚的に観る子供とは別に、世界情勢をも取り入れ大人の鑑賞にも堪えるようなものが多く、この映画も、CG側の主人公イービーのミュージシャンになりたいという夢と人間側の主人公フレッドのファンタジー世界への憧れを、それに反発する父親との対立を通して“一度失いかけた夢を取り戻す”といった事が描かれている。


 ただ、幾分か子供向けにシフトしている分、子供には分かりやすいだろうが、大人には説得力に欠ける。イースター島とハリウッドが穴1つで繋がっているのは強引すぎるし、デビッド・ハッセルホフが本人役で出演して、ウサギが喋っている事をなぜ不思議に思わないかといった事を、

 「僕が乗っている車だって喋るし」

という、自身が出演し日本でも人気だったたTVドラマ「ナイトライダー」を引き合いに出したセリフ(吹替版でささきいさおが担当している理由もここにある)もマニアック過ぎる。僕みたいに当時観ていた者しか笑えない。


 それにしても、ジェームズ・マースデンはこういう役が似合い過ぎ(笑)。一応彼は「X−MEN」シリーズのサイクロップス役だが、あれはコスチュームの都合上殆ど姿を晒さない。姿を晒した役といえば「魔法にかけられて」でアニメから実写の世界へヒロインを追いかけてきた王子さまや、「ヘヤスプレー」でのちょいとおデブなヒロインに惚れられる、テレビのスター役など三枚目役の多い彼には今回の役もピッタリだ。


 「カンフー・パンダ2」同様、この映画も約100スクリーンでの上映中、字幕版が関東での1館のみという、相変わらずの字幕派を無視した興行形態となっているが、本作に関しては上記の通りAKB48の指原莉乃を、吹替版主題歌でAKBのメンバーによるユニット「Not yet」の曲が使用されている関係で端役で使っている以外は、全て本職の声優が起用されており、特にCGキャラの声優は子供向け番組に多く出演されて、且つ大人にも馴染みのある声優が声を当てているので、大人でも楽しめる映画であることだけは間違いない。


私の評価…☆☆☆

|

« カンフー・パンダ2 3D | トップページ | 〈午前十時の映画祭〉華麗なる賭け »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: イースターラビットのキャンディ工場:

« カンフー・パンダ2 3D | トップページ | 〈午前十時の映画祭〉華麗なる賭け »