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2011年11月 8日 (火)

1911

1911
1911
総監督:成龍
監督:張力
出演(吹替版声優):成龍(石丸博也)、趙文宣(野島昭生)、李冰冰(江角マキコ)、胡歌(高橋広樹)、房祖名(加瀬康之)、陳冲(高島雅羅)、孫淳(樋浦勉)、姜武(池田勝)、寧静(田中敦子)、余少群(浪川大輔)、杜宇航(声優名不明) 他


 《これは中国歴史好き向けの映画》


 1911年といえば日本でも前年に発覚した大逆事件(この事件は不敬が描かれるから今の日本じゃ絶対映画化できない)の刑執行があった年で、激動の年でもあったといえるのだが、今年は中国で“辛亥革命”がおきてから100年という年で、「孫文の義士団」など辛亥革命をテーマにした映画が何本か製作されているが、娯楽色が強い他の作品に対して本作は、孫文と彼の右腕として尽力した革命軍司令官・黄興との友情を軸に、ありのままの辛亥革命を描いている。


 20世紀初頭の中国。清王朝は日清戦争を機に、列強各国の一層の支配を許すこととなり、衰退の一途を辿っていた。国を憂う若者たちのエネルギーは王朝の打倒へと向かい、革命組織が結成されていく。ハワイへの留学経験を持つ孫文(趙文宣=ウィンストン・チャオ)も革命を志すが武装蜂起に失敗、日本に亡命、そこで人望のある黄興(成龍=ジャッキー・チェン)と出会い、同志となる。孫文より中国国内での活動の指揮を託された黄興は1911年4月、広州にある総督府への襲撃を決行するのだったが… 。


 ジャッキー・チェンの出演映画100本目の記念作ということもあり、本人が総監督をやっている程の意欲作なのだが、主役はあくまで孫文。演じるウィンストン・チャオは他の映画でも孫文を演じる事が多い人で、いってみればソックリさん俳優である。また、中国の人にとって辛亥革命は、日本でいう幕末維新ものの時代劇みたいに馴染み深いものなので、ほとんどの人物に於いて映画の中で説明がされておらず、内容も2時間で描くにはやや詰め込みすぎな感があるので、一応日本公開版には本編前に「レッド・クリフ」みたいなあらすじの説明があるが、孫文や袁世凱ぐらいしか知らない日本人は、あらかじめウィキペディアなどで辛亥革命の事を少しは知っておく必要がある。


 史実を壮大なスケールで描いてはいるが、そうなると逆にカンフーアクションはいらないワケで、別に黄興役はジャッキー・チェンでなくてもよかったのではないか。ファンサービスというか、取って付けたようなカンフーアクションが1シーンだけあるが、はっきりいってあれは無駄だった。


 戦闘シーンは結構あるが、全体的にストーリーは淡々と進んでいくのでやや退屈な面もある。これは中国の歴史ものが好きな人や、勉強したい人向けの映画。


私の評価…☆☆☆★

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