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2011年11月28日 (月)

ステキな金縛り A GHOST OF A CHANCE

ステキな金縛り
ステキな金縛り
脚本と監督:三谷幸喜
出演:深津絵里、西田敏行、阿部寛、中井貴一、小林隆、KAN、竹内結子、山本耕史、浅野忠信、市村正親、草なぎ剛、木下隆之(TKO)、小日向文世、山本亘、戸田恵子、浅野和之、生瀬勝久、梶原善、阿南健治、近藤芳正、佐藤浩市、深田恭子、篠原涼子、唐沢寿明、ナナ(速水弁護士が飼っていた犬役 声・山寺宏一)、相島一之、西原亜希、大泉洋(※エンドロールのみの出演。事の成り行きは本文に記す)、中村靖日 他


 《深津絵里がとってもキュート!》


 舞台畑の三谷幸喜が監督した通算5作目の映画。深津絵里と西田敏行は、前作「ザ・マジックアワー」に引き続いての共演となり、「ザ・マジックアワー」で主題歌を歌っていた深津は、本作でも西田とデュエットで主題歌を歌っている。


 失敗続きで後がない弁護士・宝生エミ(深津絵里)が担当したのは、とある殺人事件。美術品バイヤーの矢部鈴子(竹内結子)が殺されたのだ。犯人として名前が上がったのは被害者の夫・矢部五郎(KAN)だった。しかし彼は無実を主張し、完璧なアリバイがあるという。事件当日の夜、「しかばね荘」という旅館の一室で金縛りに遭っていたのだという。だが、それを証明できるのは、一晩中彼の上にのしかかっていた、落ち武者の幽霊だけ。エミはその旅館に行って幽霊・更科六兵衛(西田敏行)に自分も遭遇する。そしてエミは「裁判で証言してください!」と頼むのだ。だが、この六兵衛は全ての人に姿が見えるとは限らなかった。しかもエミの前には、超常現象を一切信じない、堅物検事・小佐野徹(中井貴一)が立ちはだかる… 。


 人生のどん詰まりに立たされたダメダメ弁護士と、421年前に無念の死を遂げた落ち武者の間に生まれた奇妙な友情。果たして、彼らは真実を導きだす事ができるのか?


 法廷の証言台に幽霊が立つ、これだけでもあり得ない設定なので笑えるのだが、その幽霊が見える人もいれば見えない人もいるワケで、これだけでもややこしいのに、幽霊側にもルールがあり、これが絶妙に絡まりあって、何とも可笑しい雰囲気が漂っている。


 そしてとにかくこの映画の深津絵里が、彼女が出演した映画やドラマの中でもとびっきりキュートだ。出番が多いせいもあるが、深津ばかり観ていたような気がする。演技というよりキャラで笑わせる西田敏行や、コメディものなら何をやっても“上田教授”な阿部寛なんかがピタリとハマっていて面白い。


 三谷監督の映画といえば、毎回洋画の名作がモチーフになっているのだが、今回は比較的早めにネタバレしており、法廷ものの傑作フランク・キャプラの「スミス都へ行く」がさり気なく絡められている。劇中で段田(小日向文世)がいう

 「「素晴らしき哉、人生」の方が、私は好きだが」

というセリフには、思わず頷いてしまった。


 約2時間20分という時間は、映画としては長尺だが、舞台演劇としては普通の長さであり、最後まで飽きがこない。ちなみにエンドロールに突然、大泉洋が出てくるが、これは北海道テレビの番組「おにぎりあたためますか」で、名古屋でのロケの飲み会で監督と合流し口約束だけで出演を了承、翌日ダメモトで映画ロケ地に赴き、弁護士役で出演を果たしたというもの。ただし、フジテレビ関連の映画なのに番組はテレビ朝日系列。このため「業界のタブーを犯した」として大問題と化した。各方面で当然ながら番組側がお叱りを受けたようである。別に、これくらいの垣根は取っ払ってもいいと思うのだが。


私の評価…☆☆☆☆

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