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2011年12月20日 (火)

ミッション・インポッシブル:ゴースト・プロトコル

ミッション・インポッシブル:
監督:ブラッド・バード
出演(吹替版声優):トム・クルーズ(森川智之)、ポーラ・パットン(東條加那子)、サイモン・ペグ(根本泰彦)、ジェレミー・レナー(花輪英司)、ミカエル・ニクヴィスト(仲野裕)、ウラジミール・マシコフ(水内清光)、ジョシュ・ホロウェイ(成田剣)、サムリ・エデルマン(宮内敦士)、アニル・カプール(天田益男)、レア・セイドゥ(行成とあ)、トム・ウィルキンソン〔ノン・クレジット〕(小島敏彦)、ヴィング・レイムス〔ノン・クレジット〕(手塚秀彰)、ミシェル・モナハン〔ノン・クレジット〕(岡寛恵) 他


 《アニメの監督ならではの、凝った秘密兵器やスタントが観られる》


 往年の人気TVドラマ「スパイ大作戦」をトム・クルーズ主演で映画化したシリーズ、約5年ぶりの第4作。今回はディズニー&ピクサーアニメ「Mr.インクレディブル」のブラッド・バード監督が、初めて実写にチャレンジした。その結果、3作目までとは一味違う面白いものになった。


 ロシアの中枢・クレムリンが何者かに爆破され、容疑がIMFのエージェント、イーサン・ハント(トム・クルーズ)とそのチームにかけられた。国家としての事件への関与を否定すべく、アメリカ大統領は「ゴースト・プロトコル(架空任務)」を発令する。それによりIMFは、その存在そのものを抹消させられてしまう。汚名を着せられたイーサンチームは、国や組織という後ろ盾を失ったまま、クレムリン爆破の黒幕を突き止め、核によるテロを未然に防ぐという、不可能に近いミッションの遂行を余儀なくされる。もし失敗すれば、彼らは凶悪なテロリストとして全世界に指名手配されるのだ。退路を断たれたイーサンたちは核テロを企てる黒幕たちの取引場所を割り出す。そこは世界一の高さを誇るドバイの超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」の最上階。最新のセキュリティに守られた難攻不落の天空城に、特殊粘着グローブと命綱一本で侵入を試みるイーサンだったが…。


 4作目にして初めて「スパイ大作戦」らしい映画になったといえるだろう。これまでのこのシリーズは、フェルプスが何故か悪役になっていたり(TV版では主役なのに)、どうもTV版とは違う、旧シリーズと新シリーズに分けられるTV版の「スパイ大作戦」のどちらのイメージからも程遠いもので、TVシリーズのファンからすると受け入れがたいものだったと思うのだが、この「〜ゴースト・プロトコル」は話としてもシンプルだし、バックアップする組織や国が無くなった事で、今まで以上に仲間の結束力も強い。


 また、アニメーション監督ならではの、空間をうまく使った演出やアクションシーンが見物。特にフェイク・スクリーンを使って秘密書類(ディスク)を盗もうとする場面は、ピクサー出身監督らしくコミカルだし、一番のハイライトであるブルジュ・ハリファでのスタントは、トム自身がスタントを使わず実際に昇降しているので、観ていて十分に緊迫感がある。頼りない吸盤手袋や、降下時に「ダイ・ハード」のあのシーンような使われ方をする、長さの足りない消防用ホースといった小道具も絶妙だ。


 “もうこれ以上はしばらく作らないよ”とでも言いたげな、少々しんみりしたラストなので、シリーズとしては一旦ここで締めるのかなぁとは思うが(トムももう50歳だし)、こういう面白いスパイアクションなら、「007」みたいにキャストを変えて作ってもいいんじゃないかと思う。今回のジェレミー・レナーを主役にしても案外イケるんじゃないかと思うのだが。スピン・オフとか作らないかな(笑)。


私の評価…☆☆☆☆☆

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コメント

さっそく観に行ってますなぁ。早いなぁ。

たしかにスオピンオフならありそうだけど・・・

主役を変えてっていうのは、ちょっとなさげに

感じるのは僕だけだろうか・・・

でも、せっかくならシリーズとして

長く続けてほしいなぁー。

投稿: シン吉 | 2011年12月21日 (水) 09時16分

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