« ミッション・インポッシブル:ゴースト・プロトコル | トップページ | 2月公開映画のポスターにモザイク、さて誰でしょう? »

2011年12月21日 (水)

私だけのハッピー・エンディング

私だけのハッピー・エンディング
監督:ニコール・カッセル
出演:ケイト・ハドソン、ガエル・ガルシア・ベルナル、ローズマリー・デウィット、ルーシー・パンチ、ロマーニー・マルコ、トリート・ウィリアムズ、ウーピー・ゴールドバーグ、キャシー・ベイツ、スティーヴン・ウェバー 他


 《シリアスな話だが、2人のコメディエンヌがそれを和ます名演を観せる》


 以前ここで映画「50/50 フィフティ・フィフティ」の感想を書いた時に、“年末に似たような映画が1本公開される”と書いたのだが、それがコレ。こちらは女性が主人公で、仕事大好きで奔放な女性が末期の大腸ガンに冒されるという話。


 広告代理店に勤め、大好きな仕事に実力を発揮し、休みの時は仲のいい友人たちと楽しく過ごすマーリー(ケイト・ハドソン)は、気軽な恋の相手にも事欠かない30歳の独身。ところが、ある日体調不良で病院に行きガンを告知される。常日頃からどんな事もジョークで交わしてきたマーリーは、末期で余命が僅かな事も明るく話すが、両親はともかく友人たちも動揺を隠せない。そんな中、一人平静さを保つ担当医ジュリアン(ガエル・ガルシア・ベルナル)の温かさにいつしか愛を感じ始めるのだった…。


 ファンタジーのようなシーンはあるものの、コメディ色が強かった「50/50」に比べ、こちらはグッとシリアスになった。「50/50」が5年後の生存率50%の特殊な白血病を、親友と美人セラピストの励ましで、生きる希望を見出だし克服する話だったのに対し、こちらは自分の“運命”を受け入れ、その“期限”が来るまで精一杯楽しく生きようとするヒロインの姿を優しく描く。


 笑顔がキュートなケイト・ハドソンが演じるマーリーは、陽気で明るいプラス思考の女性。だが、そんな人に限って事態がシリアスになると大抵脆い。本当は怖がりなものだ。このあたりは「50/50」の主人公とも重なるが、“命の期限”を言われて、初めて自分にとって大切なものが見えてくるのである。そんな彼女には真面目な担当医ジュリアンはまさにうってつけの人物。彼の誠実さが、奔放だったジュリアンにちゃんと前を向かせるのだ。


 ちなみにこの映画は、ファンタジーとしての一面もあり、マーリーはある時期から“神様”が見えてくるようになる。この神様を演じているのが名コメディエンヌのウーピー・ゴールドバーグ。そして知っている人は多いと思うが、ケイト・ハドソンも名コメディエンヌである母ゴールディー・ホーンの遺伝子を強く受け継いでいるのか、コメディエンヌとしてのイメージが強い女優なので、シリアスな展開の中この2人の共演シーンは和やかである。この2人のおかげで、話が湿っぽくならず、ラストもジャズが流れる明るいパーティーになっていて、こういうお別れのしかたもいいなと思った。暗い話なのに、観終わったあと不思議と清々しい気分になれる映画だった。


私の評価…☆☆☆★

|

« ミッション・インポッシブル:ゴースト・プロトコル | トップページ | 2月公開映画のポスターにモザイク、さて誰でしょう? »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

ようやく「けいおん」観に行きました。思っていた以上に良かった!!

嫁さんも気に入ったみたいでした!?

投稿: シン吉 | 2011年12月26日 (月) 11時10分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 私だけのハッピー・エンディング:

« ミッション・インポッシブル:ゴースト・プロトコル | トップページ | 2月公開映画のポスターにモザイク、さて誰でしょう? »