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2012年2月 5日 (日)

J・エドガー

J・エドガー
劇場:TOHOシネマズ二条
監督・音楽:クリント・イーストウッド
出演:レオナルド・ディカプリオ、アーミー・ハマー、ジョシュ・ルーカス、ナオミ・ワッツ、エド・ウエストウィック、リー・トンプソン、ジェフリー・ドノヴァン、スティーヴン・ルート、ジュディ・デンチ、マイルズ・フィッシャー、ジェフ・ピアソン、ケン・ハワード、デイモン・ヘリマン 他


 《後味悪く、老けメイクも似合っていない》


 クリント・イーストウッドとレオ様が初タッグを組んだ映画。


 FBI初代長官として、アメリカの秘密を握ってきた男、J・エドガー・フーパー(レオナルド・ディカプリオ)。彼は自分の回顧録を残そうと考え、自らのキャリアについて語り始める。1919年、当時の司法長官の家が爆破テロ事件の捜査で注目された彼は、FBIの前身である司法省捜査局の長官代行となる。独善的な彼には批判も多かったが、彼は成果を挙げ続けた。そんな彼を支えたのは、生涯彼の右腕だったトルソン副長官(アーミー・ハマー)と秘書のヘレン(ナオミ・ワッツ)、そして母親のアニー(ジュディ・デンチ)だった。


 J・エドガー・フーパーといえば、映画関係でいうと“赤狩り”で知られた悪名高き人物。私生活の殆どは謎に満ちた人物でもあるのだが、スタッフは現存する資料をほぼ全て集めて調べ、この映画を作ったのだそうだ。だからこれも一応“実話”とはなっているが、いくつか創作された部分はあるかもしれない。


 この映画でディカプリオは、主人公の晩年期まで特殊メイクで熱演しているが、元が童顔であるせいなのか老け顔メイクが似合っていない。他のキャストはそれなりになんとか格好がついているが、ディカプリオだけは何か変な感じである。アカデミー賞狙い見え見えの演技(結局今回も外されたが)も胡散臭く感じた。


 物語の展開も、かなりややこしい。時間軸をバラバラにして、過去と現在を行ったり来たりする手法は、ドラマの製作技法としてそういうものは確かにあるのだが、それはたぶん“職人監督”などと呼ばれる、手慣れた人たちがやる手法で、イーストウッドがやる手法ではないような気がする。こういった手法はよほど上手くやらないと、映画のテンポが崩れ、難解な映画をより難解にしかねない。


 本作は決して明るい映画ではない。終始暗い雰囲気が漂い、清々しい気分には絶対なれない映画。イーストウッドの映画としても、期待外れであった。


私の評価…☆☆

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