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2012年3月22日 (木)

長ぐつをはいたネコ 3D

長ぐつをはいたネコ 3D
長ぐつをはいたネコ 3D
劇場:MOVIX京都
監督:クリス・ミラー
声の出演(吹替版声優):長ぐつをはいたネコ〔プス〕…アントニオ・バンデラス(竹中直人)、キティ〔キティー・ソフトポー(吹替版ではキティー・フワフワーテ)〕…サルマ・ハエック(本田貴子)、ハンプティ・アレクサンダー・ダンプティ…ザック・ガルフィアナキス(勝俣州和)、ジャック…ビリー・ボブ・ソーントン(辻親八)、ジル…エイミー・セダリス(津田真澄)、ナレーター…ウォルト・ドールン、ランチャー…ゼウス・メンドーサ、イメルダ…コンスタンス・マリー(山像かおり) 他


 《大抵のスピンオフ企画は、元ネタより面白くはならないが》


 大ヒットCGアニメシリーズ「シュレック2」から出ている猫の“プス”を主人公にしたスピンオフ映画。時系列的には「シュレック2」の前日譚となる。元々はOVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)として企画されたものだったが、劇場用に変更されたものである。尚、邦題は「長ぐつをはいたネコ」となっているが、原題は「Puss in Boots」であり、当然ながら有名なシャルル・ペロー原作の「長靴をはいた猫」とは何の関係もない。


 長ぐつをはいたネコ、プスは永遠に富をもたらすという豆の木の種を探して、悪党ジャックとジルの後を追っていた。もう一息というところで、マスクを被った謎のネコと鉢合わせ。ダンス対決をしているところをジャックとジルに見つかってしまう。プスと互角に闘ったそのネコは、強くてセクシーなキティだった。そこに、プスの孤児院の幼なじみ、ハンプティ・ダンプティが現れ、一緒に豆を探そうと持ちかける…。


 ドリームワークスのアニメは単純に子供向けとは言えないものが多く、「シュレック」もディズニーの「美女と野獣」のアンチテーゼだったりするのだが、この映画もその傾向は強い。この映画の主人公プスは、まだシュレックたちに出会う前で、捨て猫だった彼の生い立ちと、なぜ長靴を履いているのか、なぜお尋ね者となったのかが描かれながら、伝説の金の卵を探しに行く冒険ファンタジーとなっているのだが、孤児院で親友となるハンプティ・ダンプティとの関係が複雑なのだ。物語上、完全な善役とも悪役ともいえないこのキャラクターの位置付けは、恐らく子供には理解不能だろう。


 もちろん、アカデミー賞にノミネート(惜しくも受賞は逃したが)されている事からも分かるように、アニメーションとしてのクオリティーは高く、猫独特の動きを取り入れた流麗なアクションは、今にも本当に飛び出してきそうな感じで躍動感に溢れ、僕の目を楽しませてくれた。


 大抵のスピンオフ企画は、実写も含め本元の映画と比べるとどうしても見劣りして面白くないのだが(本元より面白いのは「デアデビル」のスピンオフ「エレクトラ」ぐらいか)、この映画はアメリカで興行的にも大ヒットしているようで、続編も期待できる。続けるなら、是非クオリティーを落とさずにやってほしいところだ。


私の評価…☆☆☆☆★

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