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2012年3月 1日 (木)

ヤング≒アダルト

ヤング≒アダルト
劇場:TOHOシネマズ梅田
監督:ジェイソン・ライトマン
脚本:ディアブロ・コーディ(「JUNO/ジュノ」)
出演:シャーリーズ・セロン、パトリック・ウィルソン、パットン・オズワルト、エリザベス・リーサー、コレット・ウォルフ 他


 《大人になりきれない大人の、人生見つめ直し物語》


 シャーリーズ・セロンがイタいアラフォーを演じるヒューマン・ドラマ。


 美しくて才能もあるのに、やることなすことが、とんでもない。とてもじゃないが30代の、いい年こいた大人の女性とは思えない。そう、彼女の心はティーンの頃のまま。


 ミネアポリスに住むメイビス(シャーリーズ・セロン)は、自称作家、でも実はゴーストライターで、37歳にしてバツイチで彼氏ナシ。心の友はアルコールで、唯一の理解者は愛犬のポメラニアン。執筆中のヤングアダルト(少女向け)小説シリーズは人気凋落で終了間近、でも新作の予定もナシ。見栄っぱりな彼女には、「自分が思う現実」と「他人から見た事実」の間に落差があった。そんなメイビスが、ひょんな事から妻子のいる高校時代の元カレ・バディ(パトリック・ウィルソン)とヨリを戻すために帰郷し、大騒動を巻き起こす。


 果たして、真実から逃れられなくなったメイビスが、たどり着いた境地とは?


 タイトルの“ヤングアダルト”とは一般的には少女向けの小説を意味するもので、日本ではジュブナイル小説などと呼ばれるものがこれに当たるのだが、もう1つの意味として、思春期から20歳前迄の、“周囲から大人と認められない時期”のことも指す。映画のタイトルにはこの2つの意味が掛け合わせてあるのだ。映画の主人公は37歳のリッパな大人だが、周囲に対して起こす行動が短絡的で子供っぽい。しかもちょっとタカビーで“イヤな女”である。


 ところがそんなキャラクターを演じるシャーリーズ・セロンが実に上手い。1.5リットルのペットボトルのコーラを一気飲みしてゲップするとか、本人のイメージとは正反対のダメ女キャラを気持ち良く演じている。最初はイヤな女に見えていても、話が進むうちにだんだん応援したくなってしまう。ディアブロ・コーディの脚本としては「JUNO/ジュノ」に比べるとあまり良くないのだが、これは僕のような男性よりもやはりタイトルどおり女性向けの映画。主人公と同世代くらいの女性なら共感できる部分はたくさんあるだろう。


私の評価…☆☆☆

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