« アーティスト | トップページ | 【未体験の映画たち2012 】キリング・フィールズ 失踪地帯 »

2012年5月 2日 (水)

ジョン・カーター 3D

ジョン・カーター3D
ジョン・カーター3D
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:アンドリュー・スタントン
出演(吹替版声優):テイラー・キッチュ(宮内敦士)、リン・コリンズ(林真里花)、サマンサ・モートン(東條加那子)、マーク・ストロング(藤真秀)、キーラン・ハインズ(楠見尚己)、ドミニク・ウェスト(咲野俊介)、ジェームズ・ピュアフォイ(坂詰貴之)、ダリル・サバラ(中山優馬)、ポリ・ウォーカー(定岡小百合)、ブライアン・クランス(金尾哲夫)、トーマス・ヘイデン・チャーチ(関貴昭)、ウィレム・デフォー(石井康嗣)、ジョン・ファヴロー〔カメオ出演〕 他


 《ウォルト・ディズニー生誕110年記念作としては、陳腐》


 本作は「ターザン」で有名なエドガー・ライス・バローズによる古典SF小説「火星のプリンセス」を原作とする映画である。


 1881年のニューヨーク。ジョン・カーターという名の大富豪が謎の失踪を遂げる。愛する妻と娘を失って以来、他人との付き合いを絶ってきた彼は、甥のエドガー・ライス・バローズに一冊の日記を残す。そこには想像を絶する彼の体験談が記されていた。


 生きる意味を失っていたジョンは、ある不思議な現象によって未知なる惑星「バルスーム」に迷い込む。地球を凌駕する高度な文明を持ったこの星は、全宇宙を支配しつつある「マタイ・シャン」によって滅亡の危機に瀕していた。バルスームの民たちと心を通わせるカーターだったが、かつて妻と娘を救うことができなかった無力感が、彼らと共に戦うことを躊躇させていた。だが、マタイ・シャンの無慈悲な攻撃に晒されるバルスームの惨状が、彼の中に新たな感情を芽生えさせる。それは、愛する者を二度と失いたくないという強い思いだった。


 果たしてジョン・カーターと惑星バルスームの運命は? そして、なぜ彼はエドガーに日記を残したのか?


 奇しくも、「バトルシップ」と同じテイラー・キッチュ主演作が同日公開となったが、おバカに撤してそこそこ面白かった「バトルシップ」に対して、こちらはどこか中途半端な感じがした。


 もちろん原作にはほぼ忠実な映像化なのだろうが、お話自体はSFとしてはオーソドックスなものであり、“記念作”と銘打つ程の大作感は無い。「スター・ウォーズ」や「アバター」等が、この原作の影響を受けているようだが、この映画を観た限りでは、むしろ影響を受けた映画のほうが面白いんじゃないの? と思えるほどだ。


 一応、映画は題名通りジョン・カーターが主役なのだろうけど、原作のタイトルは「火星のプリンセス」なのだから、女戦士で王女様のヒロインがメインなはずで、ヒーローとヒロインが対等に描かれていれば、それなりに観られる映画になっていたかもしれないが、少々オツムの足りないヒーローと、カッコいいお姫さまでは、どこかアンバランスだ。この映画、海外マーケットではそこそこヒットしているものの、本国や北米では大コケした。奇をてらった演出は無いが、逆にいえば平凡すぎるのであろう。


 ちなみにアンドリュー・スタントン監督といえば、「ファインディング・ニモ」や「ウォーリー」など、ディズニー&ピクサー製作アニメの名手である。同じディズニー&ピクサーアニメ出身で、実写映画を監督している人といえば、「レミーのおいしいレストラン」のブラット・バード監督が「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」を監督し大成功を収めたが、アンドリュー・スタントン監督は気負いすぎたのか(?)、うまくいかなかったようである。


私の評価…☆☆★

|

« アーティスト | トップページ | 【未体験の映画たち2012 】キリング・フィールズ 失踪地帯 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ジョン・カーター 3D:

« アーティスト | トップページ | 【未体験の映画たち2012 】キリング・フィールズ 失踪地帯 »