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2012年5月 8日 (火)

タイタンの逆襲 3D

タイタンの逆襲 3D
劇場:T・ジョイ京都
監督:ジョナサン・リーベスマン
出演(吹替版声優):サム・ワーシントン(藤真秀)、リーアム・ニーソン(津嘉山正種)、レイフ・ファインズ(土師孝也)、ダニー・ヒューストン(辻親八)、エドガー・ラミレス(土田大)、ビル・ナイ(大塚周夫)、トビー・ケベル(落合弘治)、ロザムンド・パイク(林真里花) 他


 《前作以上に中身の無い映画》


 2010年に製作されたリメイク版「タイタンの戦い」の続編。1962年にも同じ神話を基に同名邦題の映画が公開されていたようだが、全くの別物である。


 神々の力が弱まったことで、「冥界」に封印されていた巨神クロノスの覚醒が始まり、地上にも異変が起こり始めた。続々と出現する魔物たちに逃げ惑う人々。クロノスが完全復活を遂げる時、人類は滅亡し、世界は終焉を迎える。勝ち目のないこの戦いに立ち上がったのは、「人の心」と「神の力」を併せ持つ男ペルセウス。愛する息子を守るため、囚われた父ゼウスを救うため、仲間とともにクロノスの眠る「タルタロスの牢獄」を目指す。そこは、人類がまだ足を踏み入れたことのない禁断の地。未知なる脅威と衝撃を秘めて今、「冥界」で戦いが始まる。


 ストップモーション・アニメの技法を使ったレイ・ハリーハウゼンの傑作「タイタンの戦い」(1981年)を僕はビデオで観たことがあるのだが、それをリメイクした前作は確かによくできてはいるものの、オリジナル版に遠く及ばない映画だった。これはそのリメイク版の続編。オリジナル版に続編は無いので、今度はこっちが“オリジナル”となる。


 今回もまた魔物との戦いに重点がおかれるわけだが、その魔物がキメラにしろクロノスにしろ、とにかくデカい(笑)。あれだけデカいとさすがにスクリーン映えするので映画として観ると迫力は十分なのだが、動きが単調に見えてしまう故か、戦いの面では面白みが無く、何故か今回のラスボス的存在なはずのクロノスが、出番が少ないうえ、あっけなく倒されてしまう展開にはガッカリした。


 ドラマとしても、何をどう描きたいのかサッパリ分からない。魔物退治にお供として、あまり関係ないのについていくアンドロメダ王女の動機が不明瞭だし、たいして役にたってないどころか、迷路の場面では足手纏いになっている。演じるロザムンド・パイクは「ダイ・アナザー・デイ」の悪役ボンド・アクトレスだが、何だか普通のおばさんぽくなっちゃって、イマイチ魅力的ではない。啀み合っていたゼウスとハデスが、急に打ち解け合ってクロノス退治に共闘するのも、なんだかなぁというような感じだ。


 魔物の造形自体は前作同様、ハリーハウゼンの作品を踏襲しているので、こちらについては文句は無いが、それならばオリジナル版「タイタンの戦い」のような面白い映画を作ってほしかった。


私の評価…☆

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