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2012年6月22日 (金)

スノーホワイト(2012)

スノーホワイト(2012<br />
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スノーホワイト(2012<br />
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劇場:TOHOシネマズ二条
監督:ルパート・サンダース
原作:グリム兄弟「白雪姫」
出演(吹替版声優):クリステン・スチュワート(坂本真綾)、シャーリーズ・セロン(小雪)、クリス・ヘムズワース(椎名桔平)、サム・クラフリン(浪川大輔)、サム・スプルエル(咲野俊介)、クリストファー・オービ〔鏡の声〕(大塚明夫)、リリー・コール(小島幸子)、ヴィンセント・リーガン(大塚芳忠)、ノア・ハントリー(西凛太朗)、リバティ・ロス(林真里花)、イアン・マクシェーン(山路和弘)、ニック・フロスト(茶風林)、ボブ・ホスキンス(大塚周夫)、トビー・ジョーンズ(高木渉)、エディ・マーサン(山野井仁)、ジョニー・ハリス(佐々木睦)、レイ・ウィンストン(菅生隆之)、ブライアン・グリーソン(魚建) 他


 《主役より際立つ悪役シャーリーズ・セロン》


 グリム童話の「白雪姫」を新解釈で描いたファンタジー。3部作が予定されているが、アメリカでのヒットを受け、先頃続編の製作にGOサインが出た模様。尚、1997年にも同名タイトルで「白雪姫」が、この映画とは別の解釈で映画化されているので、一応区別しておく。僕はそれも映画館で観ているのだが、この時の魔女役シガニー・ウィーバーも、華奢な主演のモニカ・キーナより目立つ悪役だった。


 スノーホワイト(クリステン・スチュワート)は、マグナス王(ノア・ハントリー)と王妃(リバティ・ロス)に大切に育てられ、外見だけでなく、その心も清らかで美しいプリンセスだった。しかし、母亡きあと、新しい王妃に迎えられたラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)に父王を殺された彼女は、国を乗っ取られ、7年間の幽閉生活を送ることになる。やがて、王宮を脱出したスノーホワイトは森の中へ逃亡。彼女を捕らえるためにラヴェンナ女王が放った刺客のハンター、エリック(クリス・ヘムズワース)と手を組み、危険をかわしながら、逞しく生きる能力を身に付けていく…。


 一方、「スノーホワイトの心臓を口にすれば、永遠の若さと美貌が手に入る」と魔法の鏡に告げられていた女王は、あの手この手でスノーホワイトを追跡し、罪のない命と自然を破壊していく。すべては自分のせいと心を痛め、たとえ地の果てまで逃げてもラヴェンナの魔の手から逃げられないと悟ったスノーホワイトは、抵抗軍を組織し、ラヴェンナ女王を倒すべく、進軍を開始する…。


 お伽話の「白雪姫」をそのまま描いても、もはや面白くないということなのだろうか? この映画はかなり大胆なアレンジが施されている。本作のプリンセスは王子様をただただ待つだけのプリンセスではなく、自ら甲冑に身を包み、兵士へと生まれ変わった。罪もない民衆が苦しめられ、自然も破壊されているのは自分が邪悪な女王に狙われているからと知った彼女は、その女王に戦いを挑む。クリステン・スチュワートとシャーリーズ・セロンの火花バチバチの対決は見物であるが、ルックスと貫禄はシャーリーズ・セロンに軍配(笑)。いくら「トワイライト」のヒロインが綺麗であっても、177cmと長身の元モデルで、アカデミー賞受賞という、いわば実力と美貌を兼ね備えた女優にはかなわない。悲しい過去を背負ったために宿ってしまった深い心の闇、美への執着といったものは、おそらくこの人がやるからこそ説得力があり、作品の質を高めたものになったのではないかと思う。続編はオリジナルものになることはほぼ間違いないが、シャーリーズ・セロンの続投(女王復活?
)になるのか、はたまた別の強烈な悪役誕生となるのか、成り行きが気になるところである。


 ちなみに今年は9月にもう1作、“「白雪姫」もの”が公開される。9月14日公開の「白雪姫と鏡の女王」で、監督は「ザ・セル」(2000年)のターセム・シン。予告編を観た限りではコメディっぽい感じだが、こちらは白雪姫をリリー・コリンズ(歌手フィル・コリンズの娘)、継母となる女王にはジュリア・ロバーツが悪役初挑戦ということで、批評家受けは「スノーホワイト」と比べると悪いようだが、見比べてみるのも面白いかも。


私の評価…☆☆☆☆

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