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2012年6月14日 (木)

ソウル・サーファー

ソウル・サーファー
劇場:MOVIX京都
監督:ショーン・マクナマラ
原作:ベサニー・ハミルトン「ソウル・サーファー サメに片腕を奪われた13歳」
主題歌:ケイティ・ペリー「Firework」
出演:アナソフィア・ロブ、ヘレン・ハント、デニス・クエイド、キャリー・アンダーウッド、ケヴィン・ソルボ、ロス・トーマス、クリス・ブロシュ、ロレイン・ニコルソン、ジェレミー・サンプター、ソーニャ・バルモス、クレイグ・T・ネルソン、ベサニー・ハミルトン(本人=アーカイヴ映像)、アラナ・ブランチャード(本人=アーカイヴ映像) 他


 《傷害を負っても挫けなかった少女の勇気》


 サーフィンをしている最中に、サメに片腕を奪われたベサニー・ハミルトンの実話を完全映画化。アメリカでは昨年4月に公開済みだったが、劇中でスマトラ沖地震に触れているため、地震そのものの場面は無いが、日本での公開は微妙だった。全米公開から1年以上遅れたが、何とか公開にこぎつけ最悪DVDスルーだけは免れた。


 幼い頃からプロ・サーファーになることを夢見て、毎日美しいハワイの海と親しみ、母から「マーメイド」と呼ばれていた勝ち気な少女、ベサニー・ハミルトン(アナソフィア・ロブ)。その幸せな日常は13歳のある日、突然サメに襲われた日から一変する。一命は取り留めたものの、彼女は左腕を失ってしまったのだ。怒り、疑念、不安、そして悲しみ…。


 絶望の中で、サーフィンと決別し、別の道を歩もうと決めたベサニー。だが、彼女はサーフィンへの思いを捨てる事ができなかった。そして、想像を絶する厳しい特訓と、家族の支えによって、再びサーファーの頂点を目指すことを決意する…。


 このところエマ・ワトソンやダコタ・ファニングなど、'90年代生まれの女優が子役からの脱皮を絡めて活躍しているが、この主演女優アナソフィア・ロブもその1人。彼女はジョニー・デップと共演した「チャーリーとチョコレート工場」での生意気な少女ヴァイオレット役があまりにも印象に残っているのだが、その彼女も18歳。本格的な女優としての“腕”を試される時でもある。


 今回、彼女は主役ベサニーの13歳時から、困難を克服しプロ・サーファーとして復活するまでを演じるのだが、アナソフィア自身が157cmと小柄で童顔なため、さほど違和感は無い(ちなみに現在のベサニー本人は180cm近い大柄な女性である)。演技力も的確で、落ち込んだりもするけれど、基本的に前向きで負けん気の強いヒロインを、気持ちのいいくらい明るく演じている。この映画、アメリカでは批評家の評価は良くも悪くもなかったが、そこそこヒットはした。それは、殆ど出づっぱりの彼女の演技によるところが大きいと思う。サーフィンの場面も難易度の高い技はベサニーがボディーダブルを務めているが、それ以外の場面はアナソフィアが演じた。ベサニーがコーチを務め、数か月間で、立てるまでにはなったそうで、そちらの努力にも頭が下がる。


 もちろん、失った腕の部分は彼女の腕にグリーンの袖を被せてCG処理をしたものなのに、襲ったサメはハリボテという、古いんだか新しいんだか分からない特撮にツッコミを入れる向きもあるが、どちらも不自然さを感じさせない演出は見事だった。


 余談だが、ベサニーの親友アラナ・ブランチャード(こちらも後にプロ・サーファーとなる)役を演じたロレイン・ニコルソンは、名優ジャック・ニコルソンの娘である。お父さんとあまり顔は似ていないが、眉毛を吊り上げた表情などはお父さんを彷彿とさせる。今後、女優としてどういった成長ぶりを見せるのか、楽しみだ。


私の評価…☆☆☆★

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