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2012年7月18日 (水)

BRAVE HEARTS 海猿

BRAVE HEARTS 海猿
BRAVE HEARTS 海猿
劇場:TOHOシネマズ二条
原作:佐藤秀峰(作者)・小森陽一(原案・取材)「海猿」
監督:羽住英一郎
音楽:佐藤直紀
主題歌:シェネル「ビリーヴ」
出演:伊藤英明、加藤あい、佐藤隆太、仲里依紗、大山連斗、三浦翔平、平山浩行、中丸新将、神保悟志、伊原剛志、矢島健一、蛍雪次朗、時任三郎、他


 《シリーズ史上最も泣ける? 映画》


 前作「LAST MESSAGE〜」で、てっきり完結と誰もが思っていたが(本当は映画1作目で終了するはずだったらしい 「笑っていいとも!」で伊藤英明が明かす)、どっこい原作の最終エピソードが残っていた。日本では実写で到底不可能と言われていたジャンボ機の海上着水による救助を描く。


 世界最大級の天然ガスプラント「レガリア」の爆発事故から2年。仙崎大輔(伊藤英明)は自ら志願し、海難救助のエキスパートであり最も危険な事案に従事する「特殊救難隊」で後輩の吉岡哲也(佐藤隆太)と共に海難現場の最前線にいた。


 嶋副隊長(伊原剛志)の指導の下、日々苛烈な任務に就いていた2人だが充実した毎日を送っていた。大輔の妻・環菜(加藤あい)は2人目の子を身籠り、吉岡にはキャビンアテンダントの矢部美香(仲里依紗)という恋人ができていた。


 そんな折、美香の搭乗するジャンボ旅客機が羽田空港を目指し飛行中、エンジンが炎上し飛行が困難な状況に陥る。様々な救助案が検討される中、総合対策室の下川救難課長(時任三郎)は、夕闇が迫り視界が悪くなる状況の中で、前代未聞の東京湾への着水を提案する。


 しかし、海上着水に成功したとしてもジャンボが浮かんでいられる時間は僅か20分。機体が沈む前に乗員乗客346名全員を助けだす事ができるのか…?


 この伊藤英明主演版(他に国分太一主演によるNHKハイビジョンドラマ版がある)は、最初の1作目から8年の歳月が流れているが映画1作目の続編にあたる連続TVドラマ版が何度も再放送されたり、映画シリーズも何度も放送されたりと、人気を持続し続けている作品である。ただ、これまで完結編と目されてきた前作が、途中から3D映画に路線変更したのが裏目に出て、ヒットはしたもののスタッフサイドは物足りない感じが強かったらしく、それも今作を製作する要因となっているようである。


 今回は、さすがに仙崎のエピソードは散々描き切っているという事もあってか、仙崎のバディである吉岡のエピソードが中心だ。吉岡の新恋人・美香は、吉岡とはともかく仙崎夫妻とも仲は良さそうだが、吉岡との結婚にはなかなか踏み切れない。彼女には男性に対する、あるトラウマがあり、それが踏み切れない理由でもあるのだが、ラスト近くまで明かされないので、観ているこっちがヤキモキさせられる。その彼女がCAとして搭乗したジャンボ機が事故に巻き込まれる事によって、吉岡との感動的なドラマが生まれるのである。仙崎ら特救隊の活躍によって乗員乗客は全て救助、美香も機体が海の藻屑となる寸前で吉岡に救助されるが、直後に体を挟まれた吉岡は機体と共に沈んでいく…。


 もちろん最終的にはハッピーエンドとなるが、ラスト約20分は絶望感が漂うため、涙腺の弱い人はハンカチの持参をお薦めする。女性なら当然、美香に感情移入すれば泣けるだろうし、男性は、殉職しているかもしれない吉岡を、諦め切れない仙崎が最後にとる行動に、男同士の友情を見る事になって泣けるのである。


 もうこれ以上、このシリーズが作られる事は無いと思うと、少し寂しいが、後輩の服部(三浦翔平)なんかを主人公にしてスピンオフを作ってみても、ちょっと面白いかな、とも思った。


私の評価…☆☆☆☆

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