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2012年8月12日 (日)

遊星からの物体X ファースト・コンタクト

遊星からの物体X ファースト…
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:マシーズ・ヴァン・ヘイニンゲン・Jr.
原作:ジョン・W・キャンベル「影が行く」
出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ジョエル・エドガートン、ウルリク・トムセン、アドウェール・アキノエ=アグバエ、エリック・クリスチャン・オルセン 他


 《古き良き(?)ホラーの傑作に、ちょっと付け足し》


 1951年製作の「遊星よりの物体X」を、ジョン・カーペンター監督が1982年にリメイクした傑作ホラー「遊星からの物体X」。本作はそのカーペンター版のプリクエル(前日譚)であり、ノルウェーの観測隊に何が起こり、なぜ惨事となったかが描かれる。


 1982年、コロンビア大学の考古学生物学者のケイト(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)は、急遽、南極のノルウェー観測隊の基地へ調査に飛ぶ。氷塊に閉じ込められた謎の生命体を調べるためだ。しかし“それ”は、10万年の時を超えて生き返り、隊員たちを次々に襲って同化していく。いったい誰が人間で、誰が“それ”なのか。疑心暗鬼の中でケイトは生き残る道を探るが、既に隊員の多くが“怪物化”していたのだった…。


 オリジナルは約30年前の映画だが、前日譚の場合はそれを観ていなくても、ある程度は楽しめる。この映画の場合はそのカーペンター版の“3日前”が描かれ、ラストシーンがカーペンター版の冒頭に繋がるため、カーペンター版を知っている人にはオチがバレバレになってしまうのだが、脚本がよく練られたのか不自然な辻褄合わせがなく、これを観ればカーペンター版を観たくなる人もいるんじゃないかと思う。


 エイリアンの造形や、人間に寄生してからの変体などもほぼカーペンター版を踏襲している。最初は人間と見分けがつけないが、義歯や手術で埋め込む矯正具など、人間の肢体以外は同化できないという設定が付け加えられたため、ヒロインが恐る恐る口を開けさせて相手を確認する場面は、非常に緊迫感がある。変体する時もカーペンター版と同じく人体の内部が裏返りながら変わっていくのだが、ここが結構グロい。もちろんCGやVFXも使っているのだろうが、この監督は'80年代当時の映画の雰囲気を出したかったのであろう、新鮮味は無いのだが手作り感覚いっぱいの、どこか懐かしい感じのホラー映画となった。


私の評価…☆☆☆

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