« おおかみこどもの雨と雪 | トップページ | 「E.T.」Blu-ray化決定! »

2012年8月 2日 (木)

メリダとおそろしの森 3D

メリダとおそろしの森 3D
メリダとおそろしの森 3D
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:マーク・アンドリュース、ブレンダ・チャップマン(共同監督)
声の出演(吹替版声優):王女メリダ…ケリー・マクドナルド(大島優子)、ファーガス王…ビリー・コノリー(山路和弘)、エリノア王妃…エマ・トンプソン(塩田朋子)、森の魔女…ジュリー・ウォルターズ(木村有里)、ディンウォール卿…ロビー・コルトレーン(内田直哉)、マクガフィン卿…ケヴィン・マクキッド(天田益男)、マッキントッシュ卿…クレイグ・ファーガソン(郷田ほづみ)、ディンウォール卿の息子…カリューム・オニール(藤原堅一)、マクガフィン卿の息子…ケヴィン・マクキッド(小森創介)、マッキントッシュ卿の息子…スティーヴン・クリー(津田英佑)、幼少時代のメリダ…ペイジ・バーカー(清水詩音) 他


 《魔法に打ち勝つもの、それは“愛”》


 ピクサー製作作品としては、初のお伽話風のもので、初めて女性が主人公となる映画。


 スコットランドのある王国。弓と乗馬が得意な王女メリダは、王国の深い森をこよなく愛し、森と共に育ってきた。だが、メリダはまだ知らなかった。古代より精霊たちに守られてきたこの神秘の森が持つ、本当の力を。そして、その森の奥深くで待つ自分自身の運命を…。


 ディズニーのプリンセスといえば、「白雪姫」や「リトル・マーメイド」のようなものを想像しがちだが、本作のプリンセスは今までのお姫さまとは一味違う。今回のお姫さま=メリダは、王子たちとの政略結婚を拒否し、馬で森を駆け抜け、得意の弓で相手の男を凹ませる少女。だが、そんな彼女の自由な人生への望みが、やがてとんでもない事態を起こす。


 話の軸になるのは、娘の幸せを願いながら、王族としての責任を果たそうとする母と、自立を願う娘の間に生まれる葛藤で、「プリンス・オブ・エジプト」の女流監督ブレンダ・チャップマンの原案を元にしたオリジナルものだ。当初は彼女が監督を任されるはずだったが、製作側と意見が衝突し実質クビに。後をマーク・アンドリュースが引き継ぐかたちとなった。


 “外見よりも内面を磨け”というのは、奇しくも同時期の公開となった「おおかみこどもの雨と雪」と同じテーマである。向こうは主人公の子供が人狼だったが、こっちは熊。しかも、主人公の姫君ではなく、姫君が魔女に頼んで作ってもらった、魔法のかかったケーキを母親が食べてしまったことによって、母親が熊になってしまい、事の重大さに気付いた娘が、元に戻そうとすると共に、母と子のギクシャクした関係を見つめなおすのだ。


 本作の原題は「BRAVE」=勇気。母エリノアを救うため、メリダに試される本物の勇気。それは、過ちを認め、自分の身を危険に晒しても愛する者を守ろうとする心。親にとって子供はいつまでも子供。だが、メリダが熊になったエリノアに対してとる行動は、これまでエリノアが見てきた幼さ故の無責任さや弱さではなく、他人に頼らなければ生きていけないプリンセスではないということをエリノアは知る。


 人間の時はあんなに堅物だった母が、なんで熊になったとたんあんなにユーモラスになるのかとか、お伽話なのに何でピザ・プラネットのトラックが登場するのかといったツッコミどころもたくさんあるが、親による子供への虐待など、親と子に対する様々な問題が何かと話題になる今、この「おおかみこどもの雨と雪」そして「メリダとおそろしの森」は、できれば親子同伴で観ていただきたい映画である。「メリダ〜」はどちらかというと大人向き仕様なので、特に親世代にお薦めだ。


私の評価…☆☆☆☆★

|

« おおかみこどもの雨と雪 | トップページ | 「E.T.」Blu-ray化決定! »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: メリダとおそろしの森 3D:

« おおかみこどもの雨と雪 | トップページ | 「E.T.」Blu-ray化決定! »