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2012年9月

2012年9月29日 (土)

リブート版「ハムナプトラ」に「アンダーワールド」ワイズマン監督が決定!

 今年はじめ、ユニバーサル・ピクチャーズは人気アクション・アドベンチャー・シリーズ「ハムナプトラ」の新作を製作すると発表していたが、これに「アンダーワールド」シリーズ、新作映画「トータル・リコール」のレン・ワイズマン監督が名乗りを上げた。


 「ハムナプトラ」はブレンダン・フレイザー主演で1999年から3度に渡り公開されたヒットシリーズ。ワイズマン監督が手掛ける最新作はリブート版として新たに生まれ変わり、よりダークで恐ろしい作品に仕上がる予定だという。


 Deadline.comに対しワイズマン監督は、「ユニバーサルが製作を発表した時、僕の頭の中で作品のイメージと結末、そして古代のモンスターたちの姿が瞬時に思い浮かんだんだ」とコメントしている。「それが製作陣の手によって、まったく新しい素晴らしい物語になった。ミイラも前シリーズとは全然違う姿になっているよ。よりダークですごくおそろしい作品になるはずだ」。


 元々「ハムナプトラ」は、ユニバーサルの古典ホラー「ミイラ再生」を冒険映画風にアレンジしてリメイクしたものなので、もしこの企画がこのまま実現すれば、オリジナル版に近い作風になるのではないかと。またケイト・ベッキンセールがヒロインになるのかな?

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イナズマン&ポワトリン、仮面ライダーと共演 サナギマンも復活

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 「仮面ライダー」シリーズの劇場版最新作「仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦 アルティメイタム」が、12月8日から公開されることが決定。同作で、石ノ森章太郎原作の特撮ヒーロー「イナズマン」と「サナギマン」と「美少女仮面ポワトリン」が登場することがわかった。

 今年8月に放送終了した「仮面ライダーフォーゼ」と、9月から放送が開始された最新作「仮面ライダーウィザード」が共演する同作は、「仮面ライダーフォーゼ」から5年後を舞台に、教師になった如月弦太朗が生徒たちと向き合う姿が描かれる。そんな中、超能力を扱う問題児たちが登場し、須賀健太演じるリーダー格の少年がサナギマンとして登場。劇中で仮面ライダーフォーゼと敵対する。

 「イナズマン」は1973年に全25話が放送された特撮ヒーローで、正義の超能力者・渡五郎が、同じく超能力を持つ仲間たちとともに宇宙からの侵略者と戦う姿を描いた。一方の「美少女仮面ポワトリン」は、90年に放送された特撮コメディ。突然町を守ることになった女の子が、個性的なコスチュームを身に纏い魔法を武器に戦う姿を描き、「愛ある限り戦いましょう。命、燃え尽きるまで。美少女仮面! ポワトリン!」など、数々の名セリフも生んだ。

 須賀とポワトリンを演じる入来茉里は、それぞれ参考に過去のテレビ版を鑑賞。「仮面ライダーシリーズをテレビで見ていたので出演が決まってとてもうれしかった」と話す須賀は、サナギマンのビジュアルを見て「とても衝撃的でした。『サナギマン』を最初に見た時に怪獣なのかなと思いました。『イナズマン』は色が鮮やかで、特に角がかっこ良かったです!」とコメントを寄せた。

 ライダー史上初めて魔法を扱う仮面ライダーウィザードと共演し、魔法つながりのヒーローとして登場する入来は、「ポワトリンの世界を壊さない、格好いいポワトリンの姿に感動しました。ポワトリンファンの期待に応えられる、正義感とアクションで魅了したいと思い、撮影には強気で挑みました」と話す。アクションには初挑戦だったが、「わからないことだらけでしたが、私の特技でもある新体操を活かしたアクションになっていると思います」と自信をのぞかせている。

 サナギマンは38年ぶり、ポワトリンは22年ぶりの復活で、それぞれ映画に登場するのは今回が初めてとなる。


 東映特撮ヒーローものの最近のお決まりパターンである、過去の“遺産”の再活用、一体どこまでいくのであろうか(笑)。そのうち「怪傑ズバット」とか「ロボット刑事」なんかも出てきたりして(笑)。

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新旧ギャバンが30年の時を経て揃い踏み!

 30年前に放送され人気を博した「宇宙刑事ギャバン」の劇場版「宇宙刑事ギャバンTHE MOVIE」の完成披露試写会が9月24日、都内の劇場で行われた。主演で2代目ギャバンを演じた石垣佑磨と初代ギャバンの大葉健二がそろって舞台挨拶に登壇したほか、オリジナルと今作でともに主題歌を歌う串田アキラ、共演の永岡卓也、滝裕可里、森田涼花、金田治監督が出席した。

 テレビシリーズではギャバンがコンバットスーツを“蒸着”し、魔空空間を舞台に死闘を繰り広げる姿に多くの視聴者が熱狂。今回の劇場版では、初代ギャバン・一条寺烈から勇者のコードネームを引き継いだ十文字撃が、マクー首領のドンホラー復活をはばむべく、初代とともに戦いに身を投じる。

 2代目ギャバンを襲名した石垣は、最初に本作の話を聞いたときは「ビックリした(笑)」というが、「30年前の大葉さんの作品を見て勉強し、一から体を鍛え直しました」と明かす。2人のファイトスタイルの違いが大きな見どころだといい、「大葉さんは空手を習っていらっしゃいましたが、僕はこれまでやって来たテコンドーやキックボクシングをそのまま使っています」と語った。

 今年1月に公開された「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバンTHE MOVIE」で、久々の復活を遂げたギャバンだが、単体での映画化は今回が初めて。大葉は「30年経ったんですね」と感慨無量。本作では、2代目の“教育係”としての面も描かれるが「汗だくになって(石垣と)一緒にやったけど、手取り足取りではなく『見て学べ』という思いでした。だからほとんど何も言っていないけど、心の中で楽しんでいました」と若い世代の台頭に目を細めた。

 テレビシリーズでアクション監督を務めていた金田監督は「今回、監督ができて光栄です」。舞台挨拶の最後には、金田監督の掛け声を合図に石垣と大葉が並んで蒸着のポーズを披露。1度目で石垣がNGを出すと、「撮影では1発でできたのに何でここでNGを出すんだ!」と金田監督からカミナリが落ちたが、2回目で見事に蒸着を成功させていた。

 「宇宙刑事ギャバンTHE MOVIE」は10月20日から公開。


 ますます、楽しみになってきた!

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2012年9月26日 (水)

白雪姫と鏡の女王

白雪姫と鏡の女王
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:ターセム・シン
音楽:アラン・メンケン
衣裳:石岡瑛子
出演:ジュリア・ロバーツ、リリー・コリンズ、アーミー・ハマー、ネイサン・レイン、メア・ウィニンガム、ジョーダン・プレンティス、マーク・ポヴィネッリ、ジョー・ノッフォ、ダニー・ウッドバーン、セバスチャン・サラセーノ、マーティン・クレバ、ロナルド・リー・クラーク、マイケル・ラーナー、ショーン・ビーン 他


 《意外に可愛い“太眉”白雪姫》


 最近は古典的な童話を現代的な解釈を交えて映画化する事が多いが、これもその1つ。同じネタ元で先に公開された「スノー・ホワイト」はアクション映画にアレンジされていたが、こちらはコメディになった。そして、この映画は日本が誇る映画衣裳デザイナーである石岡瑛子さんの遺作だ。


 白雪姫(リリー・コリンズ)は18歳。幼い頃に父である国王(ショーン・ビーン)が亡くなって以来、継母の女王(ジュリア・ロバーツ)によって城に幽閉されていた。宝石やドレスが大好きなワガママ女王のせいで、今や王国は破産寸前。女王は隣国のリッチでハンサムな王子(アーミー・ハマー)と結婚することで、富も愛も手に入れようと企む。だが、王子は白雪姫と恋に落ち、怒った女王は姫の殺害を命じるのだった…。


 一方、森に逃げ込んだ白雪姫は、7人の小人(ジョーダン・プレンティス、マーク・ポヴィネッリ、ジョー・ノッフォ、ダニー・ウッドバーン、セバスチャン・サラセーノ、マーティン・クレバ、ロナルド・リー・クラーク)のギャング団に仲間入りし、様々な戦術や知恵を教えられる。果たして白雪姫は、お姫様から「ヒーロー」へと成長し、王国を取り戻して、王子の愛を勝ち取ることができるのか…?


 前述のように今年は2つの、それぞれ異なったタイプの“白雪姫”ものが公開されたのであるが、今作は女王目線で描いた映画。「スノー・ホワイト」のような大胆なアレンジこそ無いが、強くて前向きなお姫さまを描いているのが共通しているところ(故に両方の映画とも白雪姫は毒リンゴを食べない)で、古典的な童話に於けるヒロイン像が、現代では全く受けなくなっているのを感じさせられる。


 悪役となる継母役のジュリア・ロバーツは、シャーリーズ・セロンと比べると、些か迫力不足だが、作品がコメディということを考えると、ちょうどこれくらいが適役なのかもしれない。美貌を保つために魔法を使わず奮闘する姿は、魔女ではなく普通の人間ぽくって新鮮である。姫役のリリー・コリンズは、“太眉”をワザと誇張させているが(彼女の眉は確かに濃いが、普段は色が髪と共に“黒”ではないため目立ちすぎる事はない)、キュートな上に凛々しいお姫さまにピッタリだ。とはいっても幽閉されていたうえ、脱走してからも最初から強いわけではないので、7人の小人(なぜかギャング団)に剣の特訓を受ける場面は、「ロッキー」や「ベスト・キッド」を観ているようで微笑ましい。


 一方、男優たちは、最後に威厳を取り戻す国王役のショーン・ビーン以外は揃って情けない役どころばかり。女王に体をゴキブリ化させられるネイサン・レインは、コメディ役者だからまだいいが、王子が露出狂になったり、犬になったりと、殆ど変態扱いされているのはどうなんだろうか? こんなヤツに国を任せていいのかよとも思ってしまうのだが。


 ちなみにリリー・コリンズはイギリスの人気歌手フィル・コリンズの娘。だが決して親の七光りではなく、ちゃんと学校で演劇を学んでチャンスを掴んだ人である。この映画、エンディングがインドのマサラ・ムービー風になっているのだが歌も上手く、ミュージカルのセンスもあるんじゃないかと正直思った。これからの活躍が期待される女優さんである。


私の評価…☆☆☆★

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2012年9月24日 (月)

危険と恐怖がジェニファー・ローレンスを襲う「ボディ・ハント」ポスター解禁

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 アメリカで人気沸騰中の若手女優ジェニファー・ローレンスが主演するスリラー「ボディ・ハント」のポスタービジュアルが、このほど公開された。ポスターの右半分には、ドアの向こうの気配をうかがう、緊張した面持ちの主人公エリッサの姿。そしてドアの裏側では手足をいすに縛りつけられたエリッサが必死で身をよじる。忍び寄る危険と逃げられない恐怖が一面を覆いつくしている。

 高校生のエリッサ(ローレンス)は母と2人で田舎町に引っ越してきた。新居の家賃は格安だったが、それは4年前に隣家で殺人事件が起きたためだった。事件の生き残りで今もその家に住む青年ライアンと親しくなり、次第にひかれていくエリッサ。しかし、ライアンの家には恐るべき秘密が隠されていた。

 エリッサ役を演じるローレンスは、ハリウッドで最も旬の逸材。「あの日、欲望の大地で」(2008)でベネチア国際映画祭の新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞し、「ウィンターズ・ボーン」(2010)では20歳の若さにしてアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた実力派だ。昨年の「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」ではミスティーク役を好演し、主演作「ハンガー・ゲーム」(9月28日日本公開)が全米で大ヒットと、飛ぶ鳥を落とす勢いをみせている。

 原案は「ターミネーター3」「U-571」のジョナサン・モストウで、マーク・トンデライがメガホンをとった。製作は「ソウ」シリーズのピーター・ブロック、「メメント」のアーロン・ライダー、「モーテル」のハル・リーバーマン。共演にエリザベス・シュー、マックス・シエリオット、ギル・ベローズ。

 「ボディ・ハント」は、11月17日からヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開される。


 「ハンガー・ゲーム」は日本でもヒットしそうだし、日本でもブレイクする可能性はありそうですね!

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空のタイタニック、巨大飛行船ヒンデンブルグ爆発事故を描いた映画が公開

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 タイタニック号沈没事故、スペースシャトル・チャレンジャー号爆発事故と並び、人々の記憶の中に深く刷り込まれた20世紀の大事故、巨大飛行船ヒンデンブルグ爆発事故(1937)に隠された真相を描いたスペクタクル大作「ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀」(フィリップ・カーデルバッハ監督)の公開が2013年2月16日に決定、このほどポスター画像がお披露目された。

 
 1937年5月6日、ドイツ硬式飛行船ヒンデンブルグ号は、アメリカ・ニュージャージー州マンチェスター、レークハースト海軍航空基地で着陸寸前に火災が発生。瞬時に爆発炎上し、97人の乗員乗客のうち35人が死亡、地上作業員もひとりが死亡という大惨事に。この事故により、飛行船自体の安全性が問われ、旅行輸送用巨大硬式飛行船の製造は行われなくなった。原因について色々な推測、憶測が飛び交ったが、事故の原因は未だに特定できていない。

 同作では、75年の歳月を越え、残された資料などからヒンデンブルグ号を忠実に再現。第2次世界大戦直前のアメリカを舞台に、ドイツ人の飛行船設計技師マーテンとアメリカ人実業家の娘ジェニファーの恋物語とともに、巨大飛行船爆発事故に隠された陰謀が明かされるというストーリーとなっている。出演はマクシミリアン・ジモニシック、ローレン・リー・スミス、グレタ・スカッキ、ステイシー・キーチら。

 ポスターは「国家(ナチ)の所為にはしない、あなたを守る。」というコピーとともに、大爆発寸前のヒンデンブルグ号から危機一髪で難を逃れたカップルの姿を描いたデザイン。ダイナミックなスペクタクルとともに、政治的な思惑に翻ろうされながらも、愛を貫く男女の人間ドラマも期待できる仕上がりだ。

 「ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀」は2013年2月16日から丸の内TOEIほかで全国公開。


 ヒンデンブルグ号の悲劇を描いた映画といえば、1975年のアメリカ映画「ヒンデンブルグ」がパニック映画の傑作として有名だが、このときは確か諸説ある中の“ナチス陰謀説”を用いて描いていた。僕はBSか何かで観た記憶があるのだが、実際に爆発した瞬間を捉えた当時の記録フィルムがクライマックスに流れ、実況するアナウンサーらしき人の悲痛な叫び声が印象に残っている。今回はどういう視点で描かれるのかハッキリとは分からないが、非常に楽しみな映画だ。

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ダニエル・クレイグ主演「007 スカイフォール」主題歌にアデル

 サム・メンデス監督、ダニエル・クレイグ主演「007 スカイフォール」の主題歌に、第54回グラミー賞6冠を達成した英シンガーソングライターのアデルが起用されたことが明らかになった。
 

 先日、アデルがロンドンのアビー・ロード・スタジオにいるところを目撃された際、「007 スカイフォール」のサウンドトラックを手がける作曲家トーマス・ニューマンも同スタジオにて作業中だったことから、アデルが主題歌をレコーディングしたのではないかと報じられていた。
 

 米showbiz411.comによれば噂は事実で、アデルの歌う主題歌「スカイフォール」は来月リリースされるようだ。2011年に発売され、爆発的セールスを記録したセカンドアルバム「21」以来の、アデルのニューシングルとなる。
 

 シリーズ第23作「007 スカイフォール」は10月26日の英公開、11月9日の全米公開、12月1日の日本公開を予定。


 情報が殆ど流れてこない中、公開約2か月前にようやく主題歌の情報が。このシリーズ、僕は主題歌も結構好きなものが多く、早く発表してほしいし曲のPVも観たい! 前作までとは音楽担当が変わっているので(デビット・アーノルドは今回オリンピック関連の音楽の仕事でスケジュールが間に合わず降板)、また違った雰囲気のものになるんだろうなぁ。

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2012年9月21日 (金)

バイオハザードV リトリビューション 3D

バイオハザードV
バイオハザードV
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:ポール・W・S・アンダーソン
音楽:トムアンドアンディ
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):ミラ・ジョヴォヴィッチ(本田貴子)、ミシェル・ロドリゲス(朴ろ美 “ろ”は王へんに路)、シエンナ・ギロリー(湯屋敦子)、リー・ビンビン(岡本麻弥)、ヨハン・アーブ(宮内敦士)、ボリス・コジョー(楠大典)、ショーン・ロバーツ(立木文彦)、オデット・フェール(てらそままさき)、アリアーナ・エンジニア、ケヴィン・デュランド、コリン・サーモン(大友龍三郎)、中島美嘉(セリフなし)、ジェイソン・アイザックス、ミーガン・シャルパンティエ(かないみか) 他


 《ここまでくると、もう平々凡々》


 人気ホラー・アトラクション映画シリーズ第5作。これで完結、と思いきや…。


 「アンブレラ社」が開発したT-ウィルスが蔓延し、地上はアンデッドのものと化していた。


 人類最後の希望であるアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、アンブレラ社に囚われ、海中の巨大施設で目覚める。アリスを尋問するのは、かつての盟友ジル(シエンナ・ギロリー)。アンブレラ社に操られるジルの部下には、死んだはずの特殊部隊員レイン(ミシェル・ロドリゲス)らがいた。襲いかかるアンデッドと戦うアリスの前に、アンブレラ社最高議長ウェスカー(ショーン・ロバーツ)の元部下でアリスのライバルだったエイダ(リー・ビンビン)が現れ、脱出を手助けする。東京、ニューヨーク、モスクワなどの大都市を模したバーチャルステージで、アンデッドのみならずリッカーや処刑マジニ、クローンと激しい戦いを繰り広げる2人。一方、海上からレオン(ヨハン・アーブ)、バリー(ケヴィン・デュランド)、ルーサー(ボリス・コジョー)がアリス救出と施設爆破のミッションを帯びて突入していた…。


 元仲間がアリスを攻撃、かつての敵がアリスに手を差し伸べるなか、真の黒幕がついに姿を現す! 過去の事実をすべて覆すその真実とは…?


 「鬼も十八、番茶も出花」

なんて諺があるが、この映画も2作目までは、まだそんな感じで楽しめた。だが、5作目ともなるともう“番茶も出枯らし”状態で、ネタとしても脚本的にも手詰まり感ありありである。


 前作迄で広くなり過ぎた舞台は、再び原点に戻すべく、アンブレラ社内に限定。その中でバーチャル空間という手段を使って、あたかも東京、あたかもロシアといった場所で、アンデッドやマジニと戦うように見せかけるのだ。また、原点に戻るという事は、結局悪役の中でも“大悪”はレッド・クイーンということになり、これを際立たせるためか、アノ男が寝返ってアリス側につくという、もはや何でもアリのトンでもな展開になってしまうのだ。シリーズ過去のキャラクターやゲーム版キャラの登場は、映画を何とか盛り上げようとした最後の手段であり、もう四方八方手を尽くした感があるのだが、個人的にジルが中盤から正気に戻った事が嬉しい以外は、ハッキリいってどうでもよく、もういい加減終わらせた方がいいんじゃないのとも思ってしまった。


 ちなみに監督は、インタビュー等で6作目がラストになる事を明言している。いわば今作はそこに向けての壮大なプロローグということで、中途半端な終わり方になるのは仕方ないところだが、果たして最終作で今作のアリスのクローンが見せた小さな幸せが、本物のアリスにも訪れるのか? つまらなくなってもいいから、このシリーズは最後まで見届けたい。


私の評価…☆☆☆

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2012年9月18日 (火)

ヴァージニア

ヴァージニア
劇場:京都シネマ(京都シネマでは9/14迄の1週間限定イブニング上映)
監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:ヴァル・キルマー、エル・ファニング、ジョアンヌ・ウォーリー、ブルース・ダーン、ベン・チャップリン、ドン・ノヴェロ、デヴィッド・ペイマー、アルデン・エーレンライク、トム・ウェイツ 他


 《2つの事件の謎の解明に挑む三流作家の姿》


 エドガー・アラン・ポーをモチーフに描く、サスペンス・ミステリー。


 オカルト作家のボルティモア(ヴァル・キルマー)はサイン会で訪れた小さな町で、少女の死体が発見された事を知る。ボルティモアはミステリー好きの保安官(ブルース・ダーン)から、この事件を元にした小説を共著しないかと持ちかけられるが、気乗りしない。しかしその夜、ボルティモアの夢の中に少女V(=ヴィー エル・ファニング)と作家のエドガー・アラン・ポー(ベン・チャップリン)が現れ、かつてこの町で子供たちが犠牲になった事件へと彼を導く。現在と過去の事件を解いていくうち、彼は自分の過去と向き合うようになる。


 これはある程度エドガー・アラン・ポーの小説を読んでいたりしないと、少々難解な映画かも知れない。とにかく話が複雑に入り組んでいて、しかもどこまでが現実で、どこからが夢(ボルティモアが書く小説)なのか、少しでも見逃すと分からなくなってくる。


 キャスティングも地味めなのだが、やはりV役のエル・ファニングが存在感抜群だ。まだ14歳(撮影当時は12か13歳?)だが身長が高く(公式プロフィールでは170cmだが少し古いデーターなので若干伸びているかも)、大人びた容姿でミステリアスな雰囲気にはピッタリだ。ヴァル・キルマーは「トップガン」でトム・クルーズのライバル役を演じていた頃と比べると、すごくデブったなと思ったが、ここでキャスティングの妙ってヤツに気付く。


 ヴァル・キルマーが扮する主人公は、酒浸りの生活を送っているダメダメな小説家なのだが、彼には冷えきった関係で別居中の妻がいる。その役をやっているのがジョアンヌ・ウォーリー。察しのつく方は映画通かも知れない(笑)。そう、ヴァル・キルマーとジョアンヌ・ウォーリーは実生活での元・夫婦(1996年離婚)。映画でのセリフのやり取りは、離婚前の実生活を彷彿とさせているんじゃないかと思うと、よく出演をOKしたなという感じだ。


 とにかくこれはエドガー・アラン・ポーの小説ファンか、エル・ファニングを観たい人だけにしか薦められない映画だ。


私の評価…☆☆★

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2012年9月15日 (土)

ひみつのアッコちゃん

ひみつのアッコちゃん
ひみつのアッコちゃん
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:川村泰祐
原作:赤塚不二夫「ひみつのアッコちゃん」
音楽:遠藤浩二
主題歌:YUKI「私の願い事」
エンディング曲:岡田恭子「ひみつのアッコちゃん」
挿入曲:「すきすきソング」(インストゥルメンタル)
出演:綾瀬はるか、岡田将生、谷原章介、吹石一恵、塚地武雅(ドランクドラゴン)、大杉漣、堀内敬子、内田春菊、肘井美佳、柿澤勇人、もたいまさこ、鹿賀丈史(特別出演)、香川照之、吉田里琴(子役)、堀内まり菜(子役) 他


 《綾瀬はるかのキャラを最大限に生かした映画》


 赤塚不二夫の名作「ひみつのアッコちゃん」誕生50周年で奇跡の実写映画化!


 加賀美あつ子(綾瀬はるか)、通称「アッコ」はメイクやおシャレが大好きな22歳の女のコ。ある日化粧品会社のエリート社員、早瀬尚人(岡田将生)にスカウトされ、同じ会社でアルバイトすることに。しかし、アッコは働いた経験ゼロ。仕事も失敗続きで、こわ〜い(女の)先輩(吹石一恵)からも睨まれる毎日…。しかし尚人だけはアッコの驚くようなアイデアを面白がり、いつもアッコの味方でいてくれた。やがて2人に芽生えた仄かな恋心…。しかし、アッコには尚人に絶対言えない秘密があった。実はアッコは、なりたいものになれる魔法のコンパクトでオトナに変身した小学生(吉田里琴)だったのだ! この秘密を誰かに知られたら、二度と元の世界には戻れない。大切な恋も終わっちゃう…。そんな中、会社に世の中を騒がす大きなトラブルが発生。ありえない事態が次から次へと巻き起こり、尚人にもまさかのピンチが訪れる。アッコは尚人を救うため、自分の身を投げ打ってある行動に出るが…!


 アッコは大好きな彼を救えるのか? そして肝心な恋の行方は…!


 実は実写化は2度目である。25年前にフジテレビ系の1時間半のドラマ「月曜ドラマランド」枠で単発ドラマ化されている。この時の主演は八木さおりなので、今回の映画と同じく大人に変身してからの話がメインだったのだろうが、今回は綾瀬はるか主演ということで、もちろん原作には無いオリジナルとして作られた。ちなみに本作の主題歌はYUKIの新曲だが、エンディングの1曲目がTVアニメ版第1作のオリジナル主題歌をそのまま使用し、挿入曲として残念ながら水森亜土のヴォーカル版ではないものの「すきすきソング」が使われているのは、アニメファンとしては嬉しいところだ。尚、綾瀬が出演しているCMスポンサー(マックス・ファクター「SK-II」)とタイアップが張られている関係で、大学生に変身したアッコちゃんが、アルバイトをすることになる仕事先が化粧品会社(その名も「赤塚化粧品」笑)なのである。


 こういう映画は一歩間違えればキワモノ映画になってしまうのだが、主演に綾瀬はるかを持ってきたところで、辛うじてキワモノから脱却して、ドタバタ喜劇としてきちんと観られる映画になった。


 僕は、彼女の出演作を多くは観ていないのだが、自然体でコメディを演じられる女優さんだなとは思っていて、特に大人な自分の中のどこかに子供っぽいところがあるような、そんなイメージを抱いていた。男から見るとそんな女性って可愛いし、女性から見ても悪くはないだろうから、男女どちらともから支持を得ている女優なんだろうなとも思っていた。だから、今回のこの役は他に誰も似合っている人はいないだろうと思えるくらい、ピッタリとハマっているのだ。


 ストーリーも、破綻しそうでしない、ギリギリのところで踏み止まっている、そういう緊張感があって楽しい。また、自分自身以外の大人にも変身するので、ベテラン俳優までが、小学生の“女の子”の気持ちになって演技しているので、(特に大杉漣のパートは)そのギャップで大笑いできるのだ。最終的に“ハニーライダー”みたいなのに変身して、唐突にバイクまで出てきた時は、“魔法のコンパクト”が“空中元素固定装置”になったのかとツッコミたくなったが、そういった綾瀬はるかのコスプレ七変化を見ているだけでも楽しい。


 ラストシーンがああいう形になったので、ヒットしても続編は無いだろうが、もしかして2匹目のドジョウ狙いで「ふしぎなメルモ」とか「魔女っ子シリーズ」なんかが、実写映画化したりして…!


私の評価…☆☆☆★

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ダニエル・クレイグ、あと2作品はジェームズ・ボンド続投へ

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 ダニエル・クレイグが、シリーズ最新第23作「007 スカイフォール」のあとも、少なくとも2作品はジェームズ・ボンド役で続投することが確実になったと米Deadlineが報じた。

 6代目ジェームズ・ボンドのクレイグは、これまでに「007 カジノ・ロワイヤル(2006)」「007 慰めの報酬」「007 スカイフォール」の3作品に主演しているが、引き続きシリーズ第24作と25作に続投。また米ソニー・ピクチャーズとMGMが、クレイグ主演の前3作同様、今後の2作品にも共同出資する。なお第24作に関しては、2年後の2014年の公開が予定されている。

 今年は「007」シリーズ生誕50周年にあたり、10月5日が「ジェームズ・ボンドの日」に制定されるなど、さまざまな記念イベントが企画されている。

 「007 スカイフォール」は10月26日の英公開、11月9日の全米公開、12月1日の日本公開を予定。


 まぁ、当初から6作ぐらいはやるんじゃないかといわれていたんだから、当然でしょう。MGMの経営難でちょっと狂っただけで、これでひとまず安心してシリーズを続けることができますな。

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3Dで迫るチェーンソー!「悪魔のいけにえ」十数年後描いた最新作海外版予告編が公開!

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 1974年のカルトホラー映画『悪魔のいけにえ』の惨劇から十数年後を3Dで描いた『テキサス・チェーンソー・3D(原題) / Texas Chainsaw 3D』の海外版予告編が公開となった。

 人間の皮で作られたマスクをかぶり、チェーンソーをふりかざす大男「レザーフェイス」と常軌を逸したその家族、そして彼らの犠牲となる若者たちの恐怖を描いた『悪魔のいけにえ』。実在の事件がモデルになったという通説、ドキュメンタリーのような迫真に迫った映像などが話題を呼び、低予算ながら大ヒット。後のホラー映画界に多大な影響を与えた。

 これまでメガホンを取ったトビー・フーパー監督自身による続編や、2003年の『テキサス・チェーンソー』といったリメイクが製作されてきたが、本作ではオリジナル版から十数年後の物語が3Dで描かれる。

 そのストーリーは、謎の祖母が遺した邸宅を相続することになったヒロインのヘザーが、友人たちと訪れた米テキサスでレザーフェイスを思わせる事件に巻き込まれ、恐るべき自身の出生の秘密を知るというもの。

 予告編では、人皮マスクを装着して身支度を整えるレザーフェイスの姿や、逃げ惑う若者たち、轟音を上げるチェーンソーなど、3D映像で観るのが楽しみになるような映像が展開。バンに相乗りしたゴキゲンな若者たちなど、オリジナル版を思わせる映像も登場し、公開が待ち遠しくなるものとなっている。


 今度はレザーフェイスが3Dで迫ってくるのか。心臓に悪そう(笑)。


▽『テキサス・チェーンソー・3D(原題) / Texas Chainsaw 3D』の海外版予告編http://trailers.apple.com/trailers/lions_gate/texaschainsaw3d/

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ハリウッド版『ゴジラ』、3Dに!全米公開日も決定で本格始動!

 7月12日から15日までカリフォルニア州サンディエゴにて開催されていたコミコンで、告知なしに予告編を紹介し話題となったハリウッド版映画『ゴジラ』が3Dで制作されることが明らかになった。全米公開日も、2014年5月14日に決定し、制作が本格始動しているという。

 今回のハリウッド版『ゴジラ』でメガホンを取るのは、『モンスターズ/地球外生命体』を手掛けたギャレス・エドワーズ監督。ハリウッド版『ゴジラ』には、1998年にローランド・エメリッヒ監督が手掛けた映画『GODZILLA ゴジラ』があるが、こちらは「ゴジラがまるでイグアナのよう」と不評を買うことに。エドワーズ監督は、コミコンで制作を発表した際、「(ゴジラによるパニックが)実際に起きたらどうなるか、現実的に描きたい」と語っており、その手腕に注目が集まっていた。

 Hollywood Reporterによると、今回、共同で映画を製作するワーナー・ブラザーズとレジェンダリー・エンターテインメントは、「キャラクターを原点回帰させ、リアリティーのあるアクション映画にする」とコメントを発表。さらに、「3Dカメラを使って撮影するのか、撮影後に3D変換をするのかはいまだ決定していない」と補足した上で、3D映画とする予定であることを明かした。果たして今度の“ゴジラ”は日本人も納得するものとなるのか?


 前のハリウッド版のような蜥蜴姿なら、観に行かないゾ!

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ダニエル・ラドクリフが呼びかけるマナー予告映像が公開

 『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフ主演最新作『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』の映画館マナー予告が公開された。


 本作は、ラドクリフ演じる若き弁護士アーサー・キップスが、亡くなった婦人の遺産整理に必要な遺言書を探すために赴いた“イールマーシュの館”で遭遇する恐怖を描いたホラー作品。原作はイギリスの人気作家スーザン・ヒルのベストセラー小説『黒衣の女 ある亡霊の物語』。


マナー予告では、ラドクリフ演じる主人公が“忌まわしい過去と恐るべき呪いが渦まく”というイールマーシュの館を探索する本編映像を使用。不気味な黒い影がキップスに忍び寄り、ロウソクの火が不自然に消えていく場面と合わせて、「上映中はお静かに」とキップスが観客にマナーを呼びかける内容となっている。今回、マナー予告の中でラドクリフの声を担当しているのは、『ハリー・ポッター』シリーズ全作で、ハリーの声を担当してきた小野賢章氏。ドキッとする仕掛けも用意された、恐ろしくもユーモラスな仕上がりとなっている。このマナー予告は、9月15日(土)より一部の劇場を除いたSMT(=松竹)系列の劇場で上映される。


【マナー予告 上映劇場】

新宿ピカデリー、なんば パークスシネマ、MOVIX京都、神戸国際松竹、MOVIXさいたま、MOVIX川口、MOVIX亀有、MOVIX昭島、MOVIX伊勢崎、MOVIX清水、MOVIX利府、MOVIX倉敷、MOVIX三好、MOVIX堺、MOVIX八尾、MOVIXココエあまがさき


 『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』は12月1日(土)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー。

 ファンの方はぜひ本編共々(笑)、観に行ってください。

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2012年9月14日 (金)

デンジャラス・ラン

デンジャラス・ラン
デンジャラス・ラン
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:ダニエル・エスピノーサ
出演:デンゼル・ワシントン、ライアン・レイノルズ、ヴェラ・ファーミガ、ブレンダン・グリーソン、サム・シェパード、ルーベン・ブラデス、ノラ・アルネゼデール、ロバート・パトリック、リアム・カニンガム、ヨエル・キナマン、ファーレス・ファーレス、セバスチャン・ロシェ 他


 《いかにもこの人らしい魅力的な“悪役”》


 「アメリカン・ギャングスター」(2007年)以来、久々にデンゼル・ワシントンが悪役に挑んだ映画。


 最果ての地、南アフリカにあるCIAの隠れ家にひとりの男が連行されてきた。彼の名はトビン・フロスト(デンゼル・ワシントン)。36ヵ国で指名手配を受けた犯罪者にして、元CIA最強のエージェント。そして彼が収容されるや否や、完璧なはずの隠れ家が襲撃される。

 「奴らは、俺を狙っている。お前は俺を守る義務がある。どうする?」

フロストに選択を迫られる隠れ家の管理人・マット(ライアン・レイノルズ)。新米CIAの彼は壊滅寸前の隠れ家からフロストを引き連れ、決死の脱出を試みる。武装した未知の敵は何者なのか? フロストが狙われる理由は何なのか?


 あまりに危ない男と運命を共に、今、危険すぎる逃避行が始まる…。


 デンゼル・ワシントンといえば、どちらかというと善役のイメージが強いが、こういう筋の通った悪役を演じると非常に上手い俳優だ。この映画で描かれる逃走劇や、組織の腐敗といったものは、以前からよく描かれてきたもので、目新しさは無いのだが、デンゼルをはじめ、いい役者が揃うと、それだけで映画が引き締まって見える。


 この映画、逃走中のカーアクションやスピーディーなストーリー展開が印象に残るが、それもそのはずアクションシーンを担当しているのは、まもなく最新作が公開される「ジェイソン・ボーン」シリーズの前3作のスタッフである。迫力いっぱいのカーチェイスと、緊迫感ある逃走劇はスリル満点だ。


 展開がスピーディーになるのと引き替えに、少々雑になるのは仕方がないかもしれないが、それでも裏切りやどんでん返しの連続は、最後まで飽きさせず、じっくり楽しむ事ができる。危険人物であるはずの元CIAエージェントが、いつしか新米CIAの教育係の役目を果たしているのも、いかにもデンゼル・ワシントンらしい“悪役”で、面白かった。


私の評価…☆☆☆☆

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2012年9月12日 (水)

富士フィルムが、映画用フィルム生産終了へ

 富士フィルムは、12日、映画用フィルムの生産を終了する事を明らかにした。制作現場や映画館ではデジタル化が進んでおり、フィルムの需要は減少の一途を辿っていた。今後、主な販売先である日米欧の映画会社などから最終注文を受け付け、来春頃には販売を終える予定。映画用フィルムは1934年の創業時から生産してきたが、80年近い歴史に幕を下ろすことになった。


 映画用フィルムには撮影用の「ネガフィルム」と上映用の「ポジフィルム」があり、富士フィルムは国内唯一の映画フィルムメーカーで、世界シェアは35%を占める。フィルムカメラで撮影した映像が持つ味わいに拘る映画関係者もおり、生産終了を惜しむ声が聞かれそうだ。


 一方、500年以上も画質が劣化しない保存用の「アーカイブフィルム」は今後も生産を続ける。この技術によって、同社は今年、米アカデミー賞の科学技術賞を受賞した。


 既に、フィルム上映をする映画館は2014年にも完全に無くなるだろうとはいわれているのだが、とうとうそれが現実味をおびてきた。フィルムが持つ独特な質感は、デジタルでは絶対に出せないものだし、そういった視覚的なイメージによって、撮影技法も変わってしまえば、映画そのものも変わってしまうので、もう昔のような映画は作れなくなってしまうのかな? と思ってしまうのだが。デジタル化っていっても、見ている分にゃ、発色・再現できる色が増えてきれいに見えているだけで、フィルムの方が味があって、それが作品に合っている場合だってあるのにねぇ。今だにVHSテープやカセットテープを細々と作り続けているところだってあるんだし、フィルム自体が無くなる事だけは、避けてほしいところだ。

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画皮 あやかしの恋

画皮 あやかしの恋
画皮 あやかしの恋
劇場:T・ジョイ京都
監督・製作:ゴードン・チャン(陳嘉上)
原作:蒲松齢「聊斎志異」より
音楽:藤原いくろう
主題歌:〔オリジナル主題歌〕ジェーン・チャン「画心」 〔日本公開版〕倉木麻衣「儚さ」(オリジナル主題歌に中国語版とは違う意味の日本語詞を当てたもの)
出演:ジョウ・シュン(周迅)、ヴィッキー・チャオ(趙薇)、チェン・クン(陳坤)、スン・リー(孫儷)、チー・ユーウー(威玉武)、ドニー・イェン(甄子丹) 他


 《もう1つの「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」》


 2008年に中国で大ヒットした映画が、ようやく日本に上陸。実際には中国公開の翌年に「沖縄国際映画祭」で上映されているが、そこから一般公開までに約3年もかかってしまった。


 秦から漢にかけての時代、西域での合戦の時、将軍ワン・イェン(チェン・クン)は、盗賊に襲われた美しい少女シャオウェイ(ジョウ・シュン)を救い、故郷に連れ帰る。ワン・イェンの妻、ベイロン(ヴィッキー・チャオ)は、身寄りのないシャオウェイを不憫に思い、家族として迎える。だが、実はシャオウェイは、少女に姿を変えた妖魔だったのだ。ワン・イェンに恋をしたシャオウェイは、妖術を使い、彼を自分に惚れさせて、妻の座を奪おうと企む。そして同じ頃、街では心臓を抉り取られる残酷な殺人事件が連続して起こっていた…。


 この映画の原作「聊斎志異」は、清の時代の中国で書かれた、様々な怪異譚を集めた短編集であり、その中の一編は、「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」として、1960年代以降何度も映像化されている。中でも1960年版をリメイクしたレスリー・チャンとジョイ・ウォン主演の1987年版は1989年に日本でも公開され大ヒットした。


 「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」はホラーではあるが、ラブストーリーの色合いが濃かった。それに対してこの「画皮」は、数ある「聊斎志異」の話の中でも、特に“怖い話”として有名なのだそうだ。もちろん、こちらも中国では何度も映画化されていて、最初の映画化が実は中国映画初のホラー映画だったようで、当時映画館でショック死する客が続出したという話もあるという。


 今回のこの映画版は、2009年度の米アカデミー外国語映画賞香港代表作品であり、スタッフが第2の「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」を作ろうとしたのか、剣の達人パンヨン(ドニー・イェン)と、パンヨンと行動を共にする降魔師シア・ビン(スン・リー)という映画オリジナルのキャラクターを登場させ、ホラーというよりは武侠アクション映画のような、ファンタジー色の強いものとなっている。また、「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」が、一人旅を続ける独身男と人間の美女幽霊の恋物語だったのに比べ、この「画皮」は、妻帯者(ヴィッキー・チャオが妻役を貫禄たっぷりに演じています)である将軍に、妖魔(原作では“妖狐”)が横恋慕するという、少々生々しい話となっていて、本性を現わす妖狐になった時の姿などの視覚的な怖さも勿論あるが、それよりも女の情念という心理的な恐怖を全面に押し出して描いている。日本の江戸時代に書かれ芝居にも映画にもなっている「牡丹燈籠」によく似ているなあと思ったが、実は「牡丹燈籠」自体が中国の明
の時代の怪異譚集「剪灯新話」の翻案であり、「聊斎志異」が「剪灯新話」に強く影響を受けて書かれたのは事実のようで、好きな男の精気を吸い取っていく「牡丹燈籠」のお露さんと、人間の心臓を喰う妖魔の姿が、少しダブって見えた。


 一応、展開としてはワン・イェンとベイロンに、妖魔シャオウェイが絡む三角関係がメインだが、パンヨンとシア・ビンのもどかしい愛も描かれており、この凸凹コンビによるコメディ部分が、映画の絶妙なスパイスとなっている。妖魔としては修行中の身であるシャオウェイが、自分のせいで死んでしまったワン・イェンに対し、自ら命を絶って、心臓を喰う事で得ていた精気を解放し、好きな男を生き返らせるクライマックスは切ない。


 中国ではこの映画の大ヒット後、同じスタッフで役者を変えてテレビドラマ版も製作された(このドラマ版は日本でも今年8月までBSジャパンで放送されていた)。そして、今年の夏に「画皮2」が公開され、前作を凌ぐ大ヒットとなっている。


 この続編は現在日本公開未定のため、情報が少ないのだが、前作からジョウ・シュンとヴィッキー・チャオ、そしてチェン・クンの3人が引き続き出演しているものの、1作目とは違う役柄、つまり関連性のないオリジナル・ストーリーとなっているようである。動画サイトで確認できる予告編から推察すると、ジョウ・シュンは1作目と似たような妖魔のようだが、今度はヴィッキー・チャオも妖魔役のようで、しかもジョウ・シュンよりも格上の妖魔らしい。1作目が日本では予想外の小規模公開(泣)なので、この続編が日本でもめでたく劇場公開されるかどうかは微妙だが、両国間の政治情勢など吹き飛ばして公開してほしいものである。


私の評価…☆☆☆★

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2012年9月 9日 (日)

るろうに剣心

るろうに剣心
るろうに剣心
劇場:MOVIX京都
監督:大友啓史
原作:和月伸宏「るろうに剣心 ―明治剣客浪漫譚― 」
音楽:佐藤直紀
主題歌:ONE OK ROCK「The Beginning」
出演:佐藤健、武井咲、吉川晃司、蒼井優、青木崇高、綾野剛、須藤元気、田中偉登、斉藤洋介、平田薫、永野芽郁、平山祐介、深水元基、本田大輔、岡本光太郎、山崎潤、矢柴俊博、阿南敦子、有福正志、落合モトキ、永堀剛敏、松嶋亮太、窪田正孝、宮川一朗太、奥田瑛二、江口洋介、香川照之 他


 《時代劇の殺陣に香港のワイヤーアクションがプラスされた、新世代の“時代劇”》


 1994年から「週刊少年ジャンプ」に約5年間にわたって連載され、1996年にTVアニメ化、こちらも約2年間放送され、終了後もOVA(オリジナル・ビデオアニメ)で度々リリースされる人気作品が、今度はNHK大河ドラマ「龍馬伝」のスタッフで映画化された。


 明治になって10年。


 東京では、「人斬り抜刀斎」を名乗り、手当たり次第に人を斬る男が現われる。無謀にも一人でその男に立ち向かう神谷薫(武井咲)を助けた見知らぬ男。彼こそが、幕末に名を馳せた反幕府軍の暗殺者、本物の「人斬り抜刀斎」だった。いまは緋村剣心(佐藤健)と名を変え、「斬れない刀=逆刃刀」を手に、人を助けるための流浪の旅を続けていたが、薫が亡き父から引き継いだ「神谷活心流」の道場に居候することになる。


 実は偽者の正体は鵜堂刃衛(吉川晃司)で、実業家の武田観柳(香川照之)の用心棒だった。観柳は女医の高荷恵(蒼井優)に作らせたアヘンで得た莫大な資金で武器を買い、世界を支配しようと企てていた。元新撰組三番隊組長で今は警官となった斉藤一(江口洋介)が観柳の陰謀を嗅ぎつけるが、金で買った絶大な権力には手を出せないでいた…。


 キャストも「龍馬伝」組が多い本作。佐藤健も「龍馬伝」で“人斬り以蔵”を演じていて、キャラクター的には被っている(剣心のモデルは人斬り以蔵ではないが)。原作は大きく分けて「東京編」、「京都編」、「人誅編」の3部があり、今回は「東京編」の中の“黒笠(鵜堂刃衛のこと)編”と“恵編”を、一部大きな脚色を施して映画化している。続編の話は現時点では無いが、作りようによっては影響は大きいかも知れない。


 原作との大きな違いは2つ。1つは鵜堂刃衛のキャラクターで、原作よりもかなり若い年齢になっていること。これくらいは、まだいいのだが、もう1つが肝心。剣心が“殺さずの誓い”をたてた理由が、原作とはまるっきり違うのだ。原作では剣心には雪代巴という妻がいるのだが、剣心を殺そうとする者の罠にはめられる形で、巴もろとも相手を斬ってしまい、この時に頬の十字傷ができてしまうのである。これだけでは問題は無いだろうが、この件が後の「人誅編」に繋がる重要な場面になるのだ。映画では剣心に妻がいるという設定は無く、巴というキャラクターすら出てこない。もちろん製作段階では続編の構想など無かっただろうが、やはりヒットすると「続編」の話は出てくるので、今後、どうなっていくのか注目したいところだ。


 アクションは日本の時代劇の殺陣と、香港映画でよく見られるワイヤーアクションが融合した、独特なものになっていて、これがなかなかカッコよくキマっている。それもそのはず、アクション監督は香港でドニー・イェンが出演する映画等でアクション指導をしている谷垣健治。原作の漫画を意識したような画面構成は、切れ味鋭く迫力がある。もちろん、古い時代劇ファンからは反発を食らう事もあるかもしれないが、オーソドックスなアクション時代劇では受けない今、これくらいの変革は必要だ。


 この映画、どこか物足りないところがあるとすれば、やはり若手俳優達の言葉遣いや所作を含めた演技力ぐらいだろう。もちろんそんなものは簡単に身に付くものではないし、剣心の「おろ?」という口癖や「ござる」口調は実写だと少々違和感があるが、原作で描かれているものなので、仕方がない部分もある。そして一部の役者を除いて演技力が作品レベルに追い付いていない。これは経験を積まなければできない事なのだが、幸い原作のストックもあるので、是非とも続編を同一キャストでやってほしい。ただ、前述の設定変更の影響も踏まえ、「京都編」なら志々雄のキャラや軍艦「煉獄」にはCGが不可欠だから、果たして満足なものが作れるかといった心配もあるが、何とか克服して作ってほしいと思った。


私の評価…☆☆☆☆

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2012年9月 8日 (土)

映画「宇宙刑事ギャバン」に豪華声優陣!宇宙犯罪組織マクー演じギャバンと激闘!

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 今年で生誕30年となる人気特撮ヒーロー番組初の劇場版『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』から、ギャバンと敵対する勢力のビジュアルが公開され、声優陣も発表となった。

 
 1982年に放送された「宇宙刑事ギャバン」は、宇宙犯罪組織マクーから地球を守るため派遣された銀河連邦警察の宇宙刑事、ギャバンの活躍を描く特撮ドラマ。ギャバンは劇中、マクーの首領ドン・ホラーが送り込むベム怪獣やダブルモンスターたちと死闘を繰り広げた。

 初の単独映画となる本作では、マクーの残党が敵として登場。ダブルモンスター「リザードダブラー」、ドン・ホラーの息子サン・ドルバの怨念で形成されたよろいをまとう「ザン・バルド」、サン・ドルバの母・魔女キバの同族である「魔女キル」が、大葉健二ふんする一条寺烈と石垣佑磨が演じる十文字撃、Wギャバンの前に立ちはだかる。

 
 リザードダブラーの声を「新世紀エヴァンゲリオン」「機動武闘伝Gガンダム」の関智一が、ザン・バルドを「コードギアス 反逆のルルーシュR2」の松本大が演じるなど声優陣も豪華。魔女キルにはスーツアクターとしても活躍する人見早苗がふんする。さらにドン・ホラーの声を放送初期に引き続き飯塚昭三が務めているのも、往年のファンにはうれしいところ。ナレーションを担当するのは、「ルパン三世」の次元大介で知られる小林清志だ。

 
 マクー残党の目的は、もちろんドン・ホラーの復活。30年前よりはるかに凶悪なビジュアルとなった敵を相手に、Wギャバンそしてシャリバン&シャイダーがどんな戦いを繰り広げるのか期待したい。


 いつもはこういう作品の映画版は、あまり観ないのだが、今回は観たくなってきた!

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2012年9月 4日 (火)

マイケル・クラーク・ダンカンさん死去

 1999年の映画「グリーンマイル」で、人を癒す不思議な能力を持つ死刑囚ジョン・コーフィ役を好演したマイケル・クラーク・ダンカンさんが、ロサンゼルスの病院で死去した。54歳。7月に心筋梗塞の発作を起こし、闘病中だった。


 シカゴ生まれで、俳優のボディーガードなどの仕事を経て30歳代で映画界入り。その他の出演作は「アルマゲドン」(1998年)、「PLANET OF THE APES/猿の惑星」(2001年)など。


 映画などで最近観ないなと思っていたら、こんなことになっていたのかという感じだ。上に挙げた3作の中でもやはり「グリーンマイル」は特に印象的で、3時間8分という長尺の中、悪役の看守パーシー・ウェットモア役=ダグ・ハッチソンと共に、映画を盛り上げていた。享年54歳は、まだまだ若すぎる。これからもっと活躍だろうに、残念だ。

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2012年9月 1日 (土)

「メタルギア ソリッド」が、ハリウッドで実写映画化に

 コナミデジタルエンタテインメント(東京)は、戦闘をできるだけ避けながら主人公を敵地に潜入させる人気ゲームソフト「メタルギア ソリッド」が、米ハリウッドで実写映画化されると発表した。メタルギアシリーズの映画化は初。


 制作は、映画「スパイダーマン」シリーズなどに携わったアヴィ・アラッド氏が率いる制作会社と、米コロンビア映画が手掛ける。配給は米ソニー・ピクチャーズエンタテインメントで、監督や配役、公開日等は未定。


 東京都内で開かれたメタルギアシリーズの誕生25周年記念行事で、アラッド氏は「メタルギアの精神と素晴らしい物語を忠実に反映した映画にしたい」と意気込んだ。シリーズの生みの親であるコナミデジタルの小島秀夫執行役員は「アラッド氏はものづくりの精神や、メタルギアの意義をよく理解してくれている」と語った。


 僕はゲームはやらないし、このシリーズについても深くは知らないのだが、どうも「バイオハザード」以降、こういうゲームの映画化が相次ぎ、しかも日本発のゲームの映画は、「バイオハザード」シリーズ(最新作9月公開)「サイレントヒル」(続編製作中)等、全世界で公開されて、そこそこヒットしているので、このゲームもそれに続く事ができるのか、注目だ。

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