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2012年10月10日 (水)

ボーン・レガシー

ボーン・レガシー
ボーン・レガシー
劇場:MOVIX京都
監督:トニー・ギルロイ
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):ジェレミー・レナー(中井和哉)、レイチェル・ワイズ(松雪泰子)、エドワード・ノートン(森田順平)、ジョアン・アレン(小山茉美)、デヴィッド・ストラザーン(小川真司)、アルバート・フィニー(大塚周夫)、スコット・グレン(伊藤和晃)、ドナ・マーフィ(野沢由香里)、ステイシー・キーチ(飯塚昭三)、ジェリコ・イヴァネク、コリー・ストーク(宮内敦士)、オスカー・アイザック(板倉光隆)、ルイ・オザワ 他


 《このシリーズが目指すのは、21世紀の“007”?》


 当初は、前3部作同様マット・デーモン主演による“ジェイソン・ボーン=シリーズ”第4弾として企画されており、小説版「ボーン・レガシー」も、ジェイソン・ボーンを主役として描かれていたのだが、前3部作のポール・グリーングラスが監督を降板した事で、マット・デーモンも降板し、結局映画版は原作からタイトルを借りただけのオリジナルストーリーとなった。


 アメリカCIA本部では、ジェイソン・ボーンとCIA内部調査局のパメラ・ランディ(ジョアン・アレン)の告発によって「トレッドストーン計画」及び更なる計画が明るみにでることを恐れていた。「トレッドストーン計画」もそのアップグレード版である「ブラックブライアー計画」も、国家の巨大な陰謀の氷山の一角に過ぎず、更なる極秘プログラム「アウトカム計画」が遂行されていたからだ。


 事を重んじた国家調査研究所のリック・バイヤー(エドワード・ノートン)は、このジェイソン・ボーンの機密漏洩によって生じた危機的状態が、CIA長官の身に及ぶ事態を回避するため、プログラムの存在そのものを「抹消」する事を決定。生み出された最高の暗殺者たちと、関わった全ての人物を恐るべき手段で次々と抹殺していく。


 高度な遺伝子操作と人格改造で、ジェイソン・ボーンを遥かに凌ぐ能力を身に付けた暗殺者「アーロン・クロス(ジェレミー・レナー)」は、執拗に命を狙う追跡者と対峙しながら、同じ境遇となった医師・マルタ(レイチェル・ワイズ)の情報を頼りに打開策を模索していく。しかしその戦いは、自らの身体に仕組まれた秘密と、驚愕の過去の真実を明らかにするものでもあった…。


 果たして、ジェイソン・ボーンの死闘の裏側で一体何が繰り広げられていたのか…? CIA最高機密となっていた巨大な陰謀の全てが遂に明白となる…。


 これはちょっと無理矢理作ってしまった感がある映画。確かに、前3部作の脚本を担当したトニー・ギルロイが監督を継ぐ事によって、世界観は繋がっているが、アクションの見せ方などが若干変わってしまい、いまひとつ気分が乗らない。ポール・グリーングラス監督はアクションの見せ方が上手く、カーチェイスの場面なんかも迫力があったが、それに比べると、これは少々雑で、見ていて目が疲れる。


 また、CIAの極秘プログラムによって作られた最強の暗殺者はボーン以外にもいる、という設定にしてしまった事は、映画の方は役者を変えても、ナンボでも作れるという可能性を持たせてしまったと同時に、完全な別物となってしまった原作シリーズから離れて、映画は独自な展開で続けられるという事を示した形となる。これは何かに似ているなと思ったら、あの“007”シリーズがそうであった。007は原作シリーズが16作。だが、ほぼ原作どおりの事が描かれているのは初代ショーン・コネリーとその次のジョージ・レイゼンビーの時代までで、ロジャー・ムーアに変わってからはタイトルだけ原作と同じで、中身は同じ原作者イアン・フレミングの別作品を部分的に流用したものが多くなり、原作が底を突いた「消されたライセンス」からは完全オリジナル作となる(権利関係が戻って製作されたダニエル・クレイグ主演「カジノ・ロワイヤル」以外)。はて、このボーン・シリーズも目指すところはそこなのか? もっともこの映画の場合、元々の原作者は既に他界しており「ボーン・レガシー」からはその後継者が執筆しているのだが、小説版の続編「ボーン・ビトレイヤル」は映画ではどう描かれるのか、気になるところだ。


私の評価…☆☆★

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