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2012年11月

2012年11月30日 (金)

韓国映画「親切なクムジャさん」、シャーリーズ・セロン主演でハリウッドリメイクか

 パク・チャヌク監督の“復讐三部作”の一つ「親切なクムジャさん」(05)がハリウッドリメイクされることがわかった。主演候補には近年、大躍進を続ける美人女優シャーリーズ・セロンが挙がっている。


 ハリウッド版「親切なクムジャさん」を製作するのはアンナプルナ・ピクチャーズ。アンナプルナ・ピクチャーズのリリース発表によると、オリジナル版でイ・ヨンエが演じたヒロイン、クムジャさん役の有力候補にセロンの名前が挙がっている。


 脚本は「ディパーテッド」(07)でアカデミー脚色賞を受賞したウィリアム・モナハン。モナハンはリメイク版を手がけるにあたり「とてもアメリカ的で予想もつかない映画になるだろう」と説明しているほか、オリジナルのチャヌク監督についても「パクは天才」と絶賛している。


 チャヌク監督の復讐三部作の第1弾「復讐者に憐れみを」(05)はワーナー・ブラザースがリメイク権を獲得したと伝えられており、また第2弾の「オールド・ボーイ」(04)はスパイク・リー監督、ジョシュ・ブローリン主演で、すでにハリウッドリメイク版が製作されている。


 オリジナル版のイ・ヨンエとシャーリーズ・セロンではイメージがちょっと違うような気がするんだけどなー。もちろん役の名前やタイトルは変わるんだろうけど、かなりカッコいい“クムジャさん”になるような気がする。

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「X-MEN」新作にイアン・マッケラン&パトリック・スチュワートが復帰!

 20世紀フォックスの大ヒット作「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」の続編「X-Men: Days of Future Past(原題)」に、イアン・マッケランとパトリック・スチュワートが出演することが明らかになった。

 メガホンをとるブライアン・シンガー監督が、Twitterで明らかにしたもの。マッケランは、シンガー監督の「X-メン」(2000)と「X-MEN2」(03)、ブレット・ラトナー監督の「X-MEN:ファイナル・デシジョン」(06)と3作にわたり悪役マグニートー/エリック役を、スチュワートも同3作で“X-MEN”たちを導くプロフェッサーX/チャールズ・エグゼビア役を演じており、久々のシリーズ復帰となる。

 また、シンガー監督は前作「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」で若きマグニートーに扮したマイケル・ファスベンダーとプロフェッサーXに扮したジェームズ・マカボイ、そしてミスティーク役のジェニファー・ローレンス、ビースト役のニコラス・ホルトも、続編に再び出演することを正式発表した。

 米Wrapによれば、撮影は来春ロンドンでスタートする見込み。全米公開は14年7月18日に決定している。

 もしかして、本シリーズと前章シリーズの融合? どんなストーリーになるのかファンは注目ですね。

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2012年11月29日 (木)

綱引いちゃった! Play at tug-of-war

綱引いちゃった!
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:水田伸生
音楽:岩代太郎
主題歌:DREAMS COME TRUE「愛して笑ってうれしくて涙して」
出演:井上真央、玉山鉄二、浅芽陽子、西田尚美、渡辺直美、ソニン、犬山イヌコ、中鉢明子、石丸謙二郎、佐藤二朗、野間口徹、木南晴夏、大川ヒロキ、和田正人、齋藤隆成、石塚英彦、笹野高史、風間杜夫、松坂慶子 他


 《地方が抱える問題をさり気なく入れながらも、明るく元気になれる》


 「舞妓Haaaan!!!」の監督と、「フラガール」の脚本家がタッグを組んだコメディ映画。


 お堅く真面目な大分市役所広報課・西川千晶(井上真央)は、市長(風間杜夫)から、あまりに知名度の低い大分市のPRをするため、女子綱引きチームを結成せよとの無理難題を課された。過去、「大分コスモレディース」という主婦たちからなる綱引きチームが世界チャンピオンに輝き、大分市のPRに寄与していたのだ。


 千晶はとりあえずメンバー集めを試みるが、マイナースポーツなだけに人は集まらず、困った事態になる。一方、千晶の母・容子(松坂慶子)の勤め先の市の給食センターが廃止の憂き目にあっていた。廃止の決定を覆すべく、仲間を引き連れ市役所に直談判をする容子。その様子を見ていた千晶は、給食センターの職員を綱引きメンバーにし、全国大会出場で勝ち抜いたら、廃止を取り消すよう市長と取引をしたのだった。


 そこに集まった「綱娘」メンバーは一癖も二癖もある女性たち。容子の親友・和枝(浅芽陽子)はデートがあると練習をサボり気味。主婦の絵美(西田尚美)は反抗期の息子に手を焼いている。麗子(ソニン)はペットショップの店員に恋い焦がれ、美香(渡辺直美)は食べる事と認知症の父親(笹野高史)の介護に追われる毎日。かおる(犬山イヌコ)は競輪にハマり、沙織(中鉢明子)はタバコが止められない。なんとか個性豊かなメンバーが揃ったが、競技綱引きをするには8人必要なのだ。当然のごとく、強引にメンバー入りさせられる千晶。その上キャプテンまで押し付けられる始末。果たして千晶はバラバラのチームをまとめ上げ、全国大会への切符を勝ち取ることができるのか…?


 これは女性による女性のための、女性向きの映画(勿論、男性が見ても差し支えないが)だ。


 大分市を舞台にしたご当地映画であり、ストーリーそのものも予定調和の域を出ないが、コメディ調の展開の中に衰退していく地方都市の実情や、老人介護、不況による失業といった、今の若い世代が抱える問題をさり気なく入れ、楽しみながらもどこか考えさせられる映画になっている。


 個性豊かな「綱娘」たちを、これまた個性豊かな役者たちが好演。オバちゃん化したソニンにはちょっとビックリしたが、皆問題を抱えながら逞しく生きていこうとする姿には、共感する人も多いだろう。三枚目的な役の玉山鉄二も目立たないところでしっかり笑いを取っていて面白い。


 水田監督はこれまで「舞妓Haaaan!!!」や「なくもんか」と、クドカンこと宮藤官九郎脚本のおバカ映画のイメージが強いが、この映画はそれに比べるとテンションは控えめ。おバカ映画となる一歩手前で踏み止まった感じがある。松坂慶子と渡辺直美以外の「綱娘」が、イマイチはっちゃけていないのは残念だが、軽快なドリカムの主題歌と共に、見ると元気になれる1本だ。


私の評価…☆☆☆

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2012年11月28日 (水)

ボディ・ハント

ボディ・ハント
劇場:シネ・リーブル梅田
監督:マーク・トンデライ
原案:ジョナサン・モストウ
出演:ジェニファー・ローレンス、マックス・シエリオット、ギル・ベローズ、エリザベス・シュー、ノーラン・ジェラード・ファンク、ジェームズ・トーマス、ジョナサン・マレン、アリー・マクドナルド、ジョン・マクラーレン、エヴァ・リンク 他


 《得体の知れない隣人の秘密とは…》


 「SAW」「メメント」の製作チームが仕掛ける恐怖に、「ウインターズ・ボーン」や「ハンガー・ゲーム」で今、世界が最も注目する女優ジェニファー・ローレンスが体当たりで挑む戦慄のスクリーミング・シチュエーション・スリラー。


 17歳の高校生エリッサ(ジェニファー・ローレンス)は、両親の離婚で住み慣れたシカゴを離れ、母のサラ(エリザベス・シュー)と2人で郊外の一軒家に引っ越してきた。その家は賃貸料が驚くほど安かったが、数年前に隣の家で娘が両親を惨殺して失踪するという事件が起きていた訳あり物件だった。


 隣の家には一家の息子・ライアン(マックス・シエリオット)が住んでいた。親戚の家に預けられていた彼は、事件後、莫大な遺産と共にその家を相続したのだった。


 ロック・ミュージシャンの父の影響で、エリッサはシンガー・ソング・ライターとして自らのサイトで作品を発表するなど、音楽活動を続けていた。その音楽をきっかけに、エリッサはライアンと知り合い、親しくなっていく。サラはライアンとの交際に反対するが、エリッサは最愛の妹と両親の死という心との傷を抱えながら孤独に生きるライアンに、高校の同級生たちにはない魅力を感じ惹かれていく。


 だが、ライアンは誰にも知られてはいけない秘密も抱えていた。「それ」は、彼の住む家の地下室のさらに奥に、厳重に鍵が掛けられた隠し部屋に監禁され、静かに“飼われて”いた。やがて、その“秘密”が逃げ出し、町は恐怖に包まれるのだ…。


 この映画の原題は、「HOUSE AT THE END OF THE STREET」。つまり“通りのつきあたりの家”という、「そのまんまやんけ!」とツッコミたくなるようなタイトルである。これではどんな映画なのか分からないため日本では「ボディ・ハント」のタイトルで公開。こちらの方が内容的にもピッタリくる。


 隣人の恐怖を描いた映画は結構あって、目新しいものではないし、いわく付きの家が舞台というのは現在公開中の「ドリームハウス」とも被ってしまう(何と脚本家まで一緒だ!)のだが、本作は隣人の“本当の姿”がラストシーンまで明かされず、地下室に幽閉された“ある人物”の素性も、こちらの予想を途中で覆す展開があるため、最後の最後まで緊張感がある映画になっている。様々な場面にはられた伏線が、ラストシーンのセリフで一気に片付けられるというオチも秀逸だ。


 主演のジェニファー・ローレンスは、若手演技派の注目株といわれていて演技は上手く、「X-MEN ヤング・ジェネレーション」でミスティーク役を演じているように、グラマー且つスタイル抜群で、隣人の魔の手から逃れようとタンクトップ姿で奮闘する姿は、男性の目線を釘づけにしてしまうのだが、身長が高い(176cm)上に、結構ガタイがいいように見えるためか、男性に狙われるような、か弱い女性には到底見えないのが難点か。役者同士のバランスを考えると、もう少し華奢な女性の方が、感情移入もしやすいかとも思ったが、演技の面を重視したのだろう。


私の評価…☆☆☆

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2012年11月23日 (金)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
劇場:TOHOシネマズ二条
総監督:庵野秀明
監督:摩砂雪、前田真宏、鶴巻和哉
原作:庵野秀明
音楽:鷺巣詩郎
主題歌:宇多田ヒカル「桜流し」
声の出演:碇シンジ…緒方恵美、アヤナミレイ(仮称)…林原めぐみ、渚カヲル…石田彰、碇ゲンドウ…立木文彦、冬月コウゾウ…清川元夢、式波・アスカ・ラングレー…宮村優子、真希波・マリ・イラストリアス…坂本真綾、葛城ミサト…三石琴乃、赤木リツコ…山口由里子、伊吹マヤ…長沢美樹、青葉シゲル…子安武人、日向マコト…優希比呂、鈴原サクラ…沢城みゆき、高雄コウジ…大塚明夫、長良スミレ…大原さやか、多摩ヒデキ…勝杏里、北上ミドリ…伊瀬茉莉也 他

 〔同時上映 特撮短編映画「巨神兵東京に現わる 劇場版」(スタジオジブリ製作)〕


 《再構築のはずが、もはやTV版とも旧劇場版とも違う、完全な別物》


 約17年前にテレビアニメ化され、大ブームとなった「新世紀エヴァンゲリオン」を新たな設定とストーリーで再構築し、4部作で公開される「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ第3作目。1作目「序」はテレビ版の序盤をほぼ踏襲していたが、2作目「破」はテレビ版を踏襲しつつも新キャラクターを登場させて、映画シリーズ独自の展開へとシフトされ、「破」から約3年ぶりとなる今作「Q」では、「破」から14年後の世界におけるネルフと反ネルフ組織「ヴィレ」の戦い等、これまでのバージョンとは全く異なるストーリー展開となっている。


 「ニアサードインパクト」から14年後。葛城ミサトら旧ネルフ職員は、反ネルフ組織「ヴィレ」を結成し、ネルフのエヴァを殲滅すべく活動していた。ヴィレはエヴァ改2号機(搭乗者:式波・アスカ・ラングレー)と8号機(搭乗者:真希波・マリ・イラストリアス)によって、ネルフが封印していた初号機を強奪する作戦を実行する。改2号機は自動防衛システムの妨害を受けるが、8号機の援護射撃でそれを突破。さらに初号機とともに格納されていた「コード4−B」の迎撃により窮地に陥るも、一時的に覚醒した初号機によって助けられ、2号機は初号機とともに地球へと帰還する。


 ヴィレの艦艇で目覚めたシンジは、ヴィレのメンバー、14年経ったミサトやリツコらと再会するが、「ニアサードインパクト」を引き起こした罪人として扱われ、もうエヴァには乗らないように警告される。艦艇は「ネーメスシリーズ」4機の襲撃を受けるが、空中戦を展開しそれらを殲滅する。その後、リツコはシンジに、初号機から保護されたのは彼のみで、第10使徒から助けたはずの綾波レイは発見されなかったこと、そしてシンジが今後エヴァに乗りそれを覚醒させた場合、装着されたチョーカー(首輪)が発動し死ぬことを告げる。そこに、ネルフのエヴァMark.09が艦艇を襲撃し、シンジを連れ戻そうとする。搭乗者・レイの声を聞いたシンジは、ミサトたちの警告を無視してネルフへと向かう…。


 これを書いている時点で少し日にちが経っているが、僕は公開2日目の日曜日に観ている。それも、前日予約の利かないTOHOシネマズ・シネマイレージカードでのフリーパスポートで鑑賞という、かなり無謀な手段(笑)で、奇跡的に夕方の上映での座席が取れての鑑賞だ。


 前作の段階で オリジナルのテレビ版とは若干内容が変わっていたので、今作もテレビ版とは異なる展開になるのは、観る前にある程度察しはついたのだが、まさか全く違うものになるとは、恐らく誰も予想し得なかったことではないだろうか。


 何の説明もなく世界やキャラが激変している不親切さは、“一見さんお断わり”どころか従来のファンをも裏切っている感じがあるし、全ての謎は殆ど解決しないまま最終作へと持ち越され、大いなる不快感だけが残ってしまう。


 こういう不快感で盛り下がる作りは、「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」や「トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン PART1」でも見られ、最終章の前段階にあたる映画の作り方としては常套手段になりつつあるが、「ハリー〜」や「トワイライト〜」は、そこからあまり間隔をあけずに最終作が公開された。この「ヱヴァ」は本編後に予告編が入るものの、公開時期が明記されていない。今回と同じく3年くらいかかるとして、その不快感が持ち堪えられるのか?


 そういえばその予告、タイトルが「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」になっていた。シン? ヱヴァンゲリオンではなく元のエヴァンゲリオン? ||って何? マリのカラーが半分入り交じったエヴァが一瞬出てくるけど、あれっていったい…? マリが重要なキーパーソンになるのは間違いないと睨んでいるのだが、さてどうなるか。とっととそのモヤモヤを晴らしてくれ! と言いたい(笑)。


私の評価…☆☆★

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2012年11月22日 (木)

ねらわれた学園(2012)

ねらわれた学園(2012<br />
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ねらわれた学園(2012<br />
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劇場:MOVIX京都
監督:中村亮介
原作:眉村卓「ねらわれた学園」
音楽:村井秀清
主題歌:(OP)supercell「銀色飛行船」 (ED)渡辺麻友「サヨナラの橋」
声の出演:涼浦ナツキ…渡辺麻友〔AKB48〕、関ケンジ…本城雄太郎、京極リョウイチ…小野大輔、春河カホリ…花澤香菜、山際ゆりこ…戸松遥、京極の使い魔…平田広明、関耕児…内田直哉、斉藤先生…木内秀信、神野ゆう…木村良平、曽我はるか…石川由依 他


 《思春期の淡い恋愛模様を鮮やかに描く》


 約40年前に発表された眉村卓のジュブナイル小説「ねらわれた学園」。薬師丸ひろ子や原田知世、村田和美(現在は引退)等の主演で何度も映像化されたこの作品が、舞台を現代の鎌倉に置き換え、新たな登場人物と新解釈でアニメ映画となった。


 古都鎌倉。中学二年生に進級した始業式の日、関ケンジは、朝の海で密かに好意を寄せていた生徒会書記・春川カホリと初めて言葉を交わす。そんな彼を、幼なじみでカホリの友人でもある涼浦ナツキは、複雑な思いで見守っていた。その後、ケンジは高台で、桜の花びらを受けながらまるで風を操るように立っていた少年と遭遇。その少年に何か不思議なものを感じるケンジだったが、彼との再会は思ったより早く訪れる。


 ケンジたちのクラスにやってきた転校生・京極リョウイチ、彼こそがその少年だった。ケンジ、ナツキ、カホリのいるクラスに現れた京極は、次第にクラスに溶け込んでいきながら、一方で何かクラスメートの持つ雰囲気と相容れないものを漂わせる。やがて京極に密かに惹かれ始めるカホリ。そんな中、学園では不思議な出来事が起こり始める。事件は3人だけでなく、生徒会の面々、担任の先生、ケンジの祖父・関耕児、不登校を続けていた山際ゆりこたちをも巻き込んでいく。それぞれの心の想いが明らかになっていく中、ケンジとナツキの距離感も変化を見せ始める。果たして、京極は何者なのか。そして学園では何が起ころうとしているのか…。


 前述のように登場人物の名前や設定が、小説版やこれまでの映像版と異なっているが、ストーリーの骨格などは殆ど変わっていないので、これまでで一番有名な、1981年製作の大林宣彦監督・薬師丸ひろ子主演作のイメージが強い人なら、'81年版の三田村由香→涼浦ナツキ、同様に関耕児→関ケンジ、高見沢みちる→春河カホリ、星の魔王子・京極→京極リョウイチというように脳内変換してやれば、違和感なく観ることができるだろう。


 また、作品を観て気付いた人も多いと思うが、今作の主人公の祖父の名前が関耕児である。原作及び'81年版の主人公と同じ名前なのだ。製作側によるとこれはオマージュという事なのだが、同時にこれはこの作品が“続編的リメイク”であることを意味している。月に住む未来人であるはずの京極の母が、実は昔地球に住んでいたという事が、京極の口から語られるなど、実写映画版を知る人ならニンマリできるような展開が描かれている。


 そして今回のアニメ版は未来からやってきた少年が、現代で秘めた超能力を持つ少年少女たちを支配下に置こうとするというような描写はあるものの、そういったSF的な描写よりも、主人公と幼なじみのナツキ、そしてカホリと京極という2組の仄かな恋愛模様を重点的に描いている。設定が現代であるため、重要なアイテムとして携帯電話が使われるのだが、どこかノスタルジックな雰囲気が背景などに漂っており、僕のように学生時代などとっくの昔に過ぎ去ってしまった人には懐かしく、また、今現在学生時代を謳歌している人には、今風だけど何かが違うといった不思議な感覚にとらわれるというような映画になっている。


 ヒロイン役の声はAKB48の“まゆゆ”こと渡辺麻友が担当。演技経験の乏しいタレントがアニメの声優を務めると、大抵不評になるのだが、彼女の特徴的な高音ボイスはアニメ向きであり、ヒロインの割にセリフはさほど多くなく違和感が無かった。この手のオファーは今後たくさん来るだろうから、どんどん経験を積んでいってほしいところだ。エンディングテーマ曲も、映画の雰囲気にとても合っていて良かった。


私の評価…☆☆☆☆

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2012年11月20日 (火)

悪の教典

悪の教典
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:三池崇史
原作:貴志祐介「悪の教典」
音楽:遠藤浩二
主題歌:THE SECOND from EXILE「THINK 'BOUT IT!」
出演:伊藤英明、二階堂ふみ、染谷将太、林遣都、浅香航大、水野絵梨奈、KENTA、山田孝之、平岳大、吹越満 他


 《私はこの映画嫌いじゃないです(笑) 勿論、娯楽として》


 映画にもなった「十三番目の人格 ISOLA」や「黒い家」等の作家・貴志祐介のベストセラー小説を映画化。シリアルキラーという裏の顔を持つ教師が引き起こす事件を描く。


 蓮実聖司(伊藤英明)は、生徒から「ハスミン」という愛称で呼ばれるほど、絶大な人気を誇る「都立北原高校」の高校教師。学校やPTAの評価も高く、いわば「教師の鑑(かがみ)」とも呼ばれる存在だったが、それはすべて仮面に過ぎなかった。彼は他人への共感能力をまったく持ち合わせていない、生まれながらのサイコパス(反社会性人格障害)だったのだ。


 蓮実は自らの目的のためには、それが最善の策であれば、たとえ殺人でも厭わない。学校が抱える様々なトラブルや、自分の目的の妨げになる障害を取り除くために、いとも簡単に同僚教師も殺す。そして、いつしか周囲の人間を自由に操り、学校中を支配しつつあった。だが、すべてが順調に進んでいた矢先、小さな綻びから自らの失敗が露呈してしまう。それを隠蔽するために考えた蓮実の解決策。


 それは、クラスの生徒全員を抹殺することだった…。


 すっかり善役のイメージが定着している伊藤英明が、反社会性人格障害者を演じる映画。映画やドラマの悪役は、ちょっと前なら強面の役者が演じるものだったが、最近は「ジェネラル・ルージュの凱旋」の堺雅人など本来悪役のイメージとは程遠い役者が悪役を演じていることが、よくある。


 この映画でも、一見人のよさそうな主人公が、“ダークサイド”に入ればとんでもない性格の人物に変貌する。自分にとって邪魔になる存在であれば、たとえ両親であっても躊躇せずなにくわぬ顔で殺してしまう。そして、学校の中での自らの悪事を隠すために、敏感に気付いた教師や生徒全員を皆殺しにしようとするのだ。


 この考えは、実際には些か短絡的ではあるが、映画として見せる分には十分である。学園祭の準備で夜まで生徒が皆、居残っている学校という場所は、同じような殺し合い映画である「バトル・ロワイヤル」の無人島と比べてみてもとんでもなく閉鎖的な密室空間であり、ひとたび殺戮が始まれば逃げ場が限られた惨劇の館と化す。


 ただ、ボウガンや手榴弾など多彩な武器で、様々な“殺し”のパターンを見せた「バトロワ」に対して、こちらは殆どが散弾銃のみ。見せ方としてこれでは単調だ。


 今年の下半期は、テレビでは深夜アニメ「BTOOOM!」、映画ではアメリカ映画「ハンガーゲーム」等、“バトル・ロワイヤル”ものが多いような気がする。こういうものを観て思ったのだが、映画はたとえファンタジーであっても、現実を写す鏡でもある。ということは、この映画で描かれている事でも、現実に起こらないとは限らない、いや限らなくなっているというのが妥当なのかもしれない。こんな事が罷り通ってしまう現実の方が、とてつもなく恐ろしいのだ。


私の評価…☆☆☆★

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2012年11月17日 (土)

おっさんテディベア出没中! 映画「テッド」

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 マーク・ウォルバーグが主演するR15+指定のコメディ「テッド」のポスターと予告編が、全国の劇場で掲出、上映されている。かわいらしいテディベアのテッドが瓶ビールをラッパ飲みするポスターは、強いインパクトを放っている。

 大人になりきれない35歳のジョン(ウォールバーグ)と命を宿したテディベアのテッドは、子どもの頃からずっと親友。しかし、見た目はかわいいテッドだが、口を開けば下品な言葉ばかり。ジョンは、テッドを見かねた恋人ローリー(ミラ・クニス)から「あたしとテッド、どっちが大事なの?」と究極の選択を迫られ、自立を決意する。

 予告編では、外見とは裏腹におっさんのような言動のテッドが、マリファナをふかし、コールガールをはべらせている。スーツを着て就職活動をしても面接官に暴言を吐き、スーパーの店員になれば同僚の女性にむかっていやらしく腰を振る始末。さらには、ジョンと大乱闘を繰り広げ、部屋をめちゃくちゃにしてしまうなどやりたい放題だ。

 テッドの声を担当するのは、本作で長編映画デビューを果たしたセス・マクファーレン監督。本作はR指定でありながら、全米で約2億1900万ドル(173億円)、世界で4億9900万ドル(約395億円)の大ヒットを記録している。

 「テッド」は、2013年1月18日から全国で公開。電子前売り券ムビチケカードには、先着1500人限定で“くたばれ雷”テッド特製バッジが、特典として付属する。


 これ、予告編でも結構笑えるので本編公開された絶対に観に行きたい1本です。おっさんテディベアってだけでも、面白そう!

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アン・ハサウェイ、スピルバーグ監督のSF大作のヒロインに決定

 アン・ハサウェイが、出演交渉中と伝えられていたスティーブン・スピルバーグ監督の次回作「ロボポカリプス(原題)」で、ヒロインを演じることを認めた。

 ハサウェイは英エンパイア誌のインタビューに対し、「私はオフのときはいつも自分のスタッフに、スティーブン・スピルバーグから電話がかかってこない限り、バケーションを優先するわよ、と冗談を言っていたの。そうしたら、私がバケーション中、彼が電話してきたのよ。“分かった、自分で言ったんだから働くわ”となったわけ」と明かしている。

 「ロボポカリプス」は、米作家ダニエル・H・ウィルソンの同名小説の映画化で、ロボットの反乱によって人類が絶滅の危機にさらされる姿を描くSF大作。ハサウェイのほかに、クリス・ヘムズワース、ベン・ウィショーの出演が噂されている。2013年初頭にクランクインの予定。


 「ダークナイト・ライジング」でのアカデミー賞ノミネートが噂されるアン・ハサウェイ。年末公開の「レ・ミゼラブル」にも出演し、今ノリにノッている女優ですね。この映画、まだその他の配役が決まっていないようですが、注目したいです。

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【速報】宇多田ヒカル「ヱヴァQ」主題歌!

 2010年12月の横浜アリーナ公演を最後に、アーティスト活動を無期限休止していた歌手の宇多田ヒカルが、11月17日から公開される「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の主題歌を手がけていることがわかった。ファン待望の書き下ろし新曲で、タイトルは「桜流し(さくらながし)」。宇多田が新曲を発表するのは、未発表曲5曲を収録したコンピレーションアルバム「Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.2」(10年11月リリース)以来、約2年ぶりとなる。

 国民的歌姫が復帰のステージに選んだのは、同じく国民的な人気を誇る「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ最新作だった。“エヴァファン”を公言する宇多田が同シリーズへ主題歌を提供するのは、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」(2007)、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」(2009)に続き3度目。過去2作では「Beautiful World」「Beautiful World -PLANiTb Acoustica Mix-」がそれぞれエンドロールを飾り、興奮さめやらぬファンを“美しい”歌声で包んできた。

 宇多田は現在“人間活動中”だが、映画製作スタッフの熱烈な要望と、宇多田自身の「ヱヴァ」に対する深い思い入れから今回の楽曲提供が実現。前2作とは異なり、せつなく文学的な気品に満ちた命へのレクイエムとなっている。本日11月17日から配信がスタートする。

 ジャケットのイラストを手がけるのは、“ヱヴァ”の主ともいえるキャラクターデザイナーの貞本義行氏。また、同じく本日17日よりO.Aが始まるミュージッククリップを、カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した河瀬直美監督が手がけることも発表された。母性をテーマに、これまでのPVとはまったく異なるテイストの作品で仕上がっている。特設サイト(http://www.sakuranagashi.jp/)で17日から19日の3日間限定でフルサイズ・バージョンが公開される。

 宇多田は15日、自身のツイッターで「いよいよ『ヱヴァQ』明日公開だ〜!いつ行けるかわかんないけどなんとしても今回も映画館で観るぞ〜!楽しみだくまー(o ´(エ)` )o o( ´(エ)` o)くまー」と本作公開に期待を寄せていた。

 同作は、90年代に社会現象を巻き起こしたテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を新たに描き直す新劇場版4部作の第3作。先日解禁となった最新予告編には、オペレーターと思われる新登場の女性キャラクターや、ピンク色で複眼式の頭部をもつ新型エヴァンゲリオンが登場しており、その活躍に注目が集まっている。

 宇多田ヒカル「桜流し」は配信中。ビデオクリップは11月28日から配信。DVDシングルは12月26日発売予定(初回特典:貞本義行描き下ろしビジュアルB2ポスター)。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」は新宿バルト9ほか全国公開中。ミニチュア特撮短編「巨神兵東京に現る 劇場版」が同時上映される。


 「ヱヴァ」といえば、やっぱり主題歌はこの人か高橋洋子さんじゃなきゃね!

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2012年11月15日 (木)

リンカーン/秘密の書 3D

リンカーン/秘密の書 3D
リンカーン/秘密の書 3D
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:ティムール・ベクマンベトフ
原作・脚本:セス・グレアム=スミス『ヴァンパイアハンター・リンカーン』
製作:ティム・バートン
出演(吹替版声優):ベンジャミン・ウォーカー(石川英郎)、ドミニク・クーパー(平田広明)、アンソニー・マッキー(三宅健太)、メアリー・エリザベス・ウィンステッド(相武紗季)、ルーファス・シーウェル(藤真秀)、マートン・チョーカシュ 他


 《誰もが知る大統領が隠し続けた「裏の顔」とは?》


 「アリス・イン・ワンダーランド」のティム・バートンと、「ウォンテッド」のティムール・ベクマンベトフがタッグを組んだ、ファンタジー超大作。


 長らくその存在が噂されていた第16代アメリカ合衆国大統領、エイブラハム・リンカーンの秘密の日記。そこに記されていたのは、少年時代から闇と戦い続けた男の驚愕の記録だった。


 そう、誰もが知る大統領は、誰よりも優秀なヴァンパイア・ハンターだったのだ!


 幼い頃に最愛の母親を失ったリンカーン(ベンジャミン・ウォーカー)は、その原因がこの国に潜む闇の勢力=ヴァンパイアであることを知る。復讐を誓った彼は使い慣れた斧を手に取り、厳しい修業を積みハンターとなるが、やがて、ある事実に気付いたリンカーンは今までと全く違う方法で「奴ら」に対抗すべく、運命の道を歩み始める…。


 壮絶な戦い、苦悩、そして運命の女性・メアリー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)との出逢い。昼は大統領として国を動かし、夜は「奴ら」を狩るハンターとして戦った偉大な男。


 スーパーヒーローの原点ともいえるリンカーンの正体が、衝撃の事実とともに今、明らかになる!


 まぁ、相当メチャクチャな設定である(笑)。ただ、斧使いの名手であったり、戦争のために銀食器を集めたりといった史実が、所々で違和感無く合わさっているのが面白い。


 また、暴走する馬車での格闘シーンや、炎上する橋などは、昔の西部劇を観ているような躍動感がある。ヴァンパイアをインディアンに見立てれば、西部劇そのものだ。実際にリンカーンは、徹底したインディアン排除を行っているので、そう考えると荒唐無稽でありながらも、よく練られたシナリオである。


 しかし「リンカーン/秘密の書」とはまた地味な邦題だ。映画を観る限り“秘密の書”のイメージはほぼ無いし、これならまだ原題の「エイブラハム・リンカーン:ヴァンパイア・ハンター」の方が、長ったらしいけど格好いい。


私の評価…☆☆☆

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2012年11月13日 (火)

のぼうの城

のぼうの城
のぼうの城
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:犬童一心、樋口真嗣
原作・脚本:和田竜「のぼうの城」
音楽:上野耕路
主題歌:エレファントカシマシ「ズレてる方がいい」
出演:野村萬斎、榮倉奈々、成宮寛貴、山口智充、上地雄輔、山田孝之、平岳大、市村正親、鈴木保奈美、佐藤浩市 他


 《1年待ったかいがあった》


 和田竜の脚本「忍ぶの城」を小説化したものを映画化。本来は昨年9月に公開予定だったが、震災の影響により、水攻めの場面が津波を想起させるということで、1年以上公開を延期。人が水に飲み込まれる部分を修正した上で上映にこぎつけた。


 戦国末期。天下統一を目前に控えた豊臣秀吉(市村正親)の命を受け、参謀の石田三成(上地雄輔)は総大将として、親友の大谷吉継(山田孝之)、長束正家(平岳大)らと2万3千の天下軍を率いて、北条討伐に出兵する。三成率いる天下軍は、小田原城の支城「忍城〈おしじょう〉」を怒濤の如く包囲する。周囲を湖で囲まれ「浮き城」の異名を持つ「忍城」の侍たちにも緊張が走る中、田んぼで農民や子供たちと、楽しそうに戯れる侍、成田長親〈ながちか〉(野村萬斎)がいた。城主・成田氏長(西村雅彦)の従弟でありながら、武将に求められる智も仁も勇もないが「人気」だけはある不思議な男。領民からでさえ「木偶の坊〈でくのぼう〉」を意味する「のぼうの様」の愛称で呼ばれ、皆に慕われていた。長親に密かに思いを寄せる城主の娘、甲斐姫(榮倉奈々)。長親の幼なじみで歴戦の強者、丹波(佐藤浩市)。その丹波のライバル視する豪傑・豪腕の和泉(山口智充)。戦の経験は無いが「軍略の天才」を自称する、靭負〈ゆきえ〉(成宮寛貴)。緊迫する仲間たち
を前に、長親はどこ吹く風とばかりに「北条家にも、関白にもつかず、皆で今までと同じように暮らせないかなあ〜」と呑気なことを言って、皆を唖然とさせるのだった…。


 確かに水攻めや合戦といったスペクタクルな場面も見所であるが、この映画最大の見せ場は、水攻めされた後に“のぼう様”が相手方に見せる“田楽踊り”である。足場の悪い船の上で見せる踊りは、主演の野村萬斎の真骨頂というべきもので、映画の中では味方どころか敵方の兵士まで魅了してしまうのだが、こういった“動き”がある一方で、人間ドラマが少なく、やはりそこはちゃんと理由があるからこその水攻めであり戦いなのだから、そういった部分がもう少し深く描かれていたら、なおよかったかもしれない。


 また、キャストによっては技量の差がありすぎるのも気になる。これは撮影が2年も前になる事ゆえ仕方ないのかもしれないが、ヒロイン=甲斐姫役の榮倉奈々が、こういう役をやれるレベルには達していない。確かに出番は多くないが、彼女はこれより後の映画「アントキノイノチ」ぐらいから、ようやく周りに認められはじめるのである。たぶん、今の方が演技力も上がっているし、こなせられるのではないだろうか。


 映画は、ボロ負け状態の戦を最終的にはほぼ引き分けに近い負けにまでもっていく。同じような“昼行灯”的時代劇ヒーローには「忠臣蔵」の大石内蔵助がいるが、今の時代こういうタイプのリーダーの方が好かれるのかも。


私の評価…☆☆☆☆★

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2012年11月10日 (土)

リメイク版「死霊のはらわた」特報でヒロインが自らの舌を切り裂く

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 1981年に公開されたサム・ライミ監督の長編デビュー作をリメイクした「イーヴィル・デッド」の邦題が、オリジナル版と同じ「死霊のはらわた」に決定し、このほど特報が公開された。

 オリジナル版は、ライミ監督が大学時代に制作した映画をセルフリメイクしたホラー。山小屋を訪れた学生が発見したテープレコーダーを発端に、邪悪な死霊による惨劇が起こる。スプラッターブームの火付け役として、今なおカルト的人気を誇っている。


 今作は、南米ウルグアイのフェデ・アルバレス監督がメガホンをとり、ライミン監督とオリジナル版で主演したブルース・キャンベルがプロデュースとして参加。現代に設定を置き換え、禁断の“死者の書”によってよみがえった死霊がもたらす恐怖を描く。若手女優のジェーン・レビが死霊に憑依されるヒロイン・ミアを演じるほか、シャイロー・フェルナンデス、ジェシカ・ルーカス、ルー・テイラー・ブッチ、エリザベス・ブラックモアが悪霊に狙われる若者に扮する。

 特報は、あまりにも衝撃的な映像が連続するため、「閲覧注意」という文言から始まる。不気味な山小屋を舞台に、おぞましい地下室に足を踏み入れてしまった若者たちが、次々と死霊のえじきになっていく。映像の前半で、恐怖に絶叫し「今夜、みんな死ぬわ」と口走っていたミアは、後半では死霊に乗り移られ恐ろしい形相で仲間に迫る。体を震わせながら自らの舌をナイフで切り裂く場面は、見る者にトラウマを植え付ける。同映像は、10月13日(現地時間)に行われたニューヨーク・コミコンで公開され、ファンの間で話題となっていた。

 「死霊のはらわた」は、2013年に全国で公開。


 この予告編、劇場で流れるのだろうか? ちょっと刺激が強すぎですね。

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【速報】「トランスフォーマー4」主演にマーク・ウォールバーグが決定!

 キャストを一新して製作される「トランスフォーマー4(仮題)」の主役に、マーク・ウォルバーグが決定した。メガホンをとるマイケル・ベイ監督が、自身のウェブサイトで発表した。

 ベイ監督とウォールバーグは、新作アクションコメディ「Pain and Gain(原題)」(2013年4月全米公開)でタッグを組んだばかり。ベイ監督は、「マークは最高だ。『Pain and Gain』は非常に楽しい仕事だったので、また一緒にやれると思うとわくわくするよ。『トランスフォーマー』シリーズの財産を継承し、さらに新たな活力を与えてくれるのにふさわしい力量を持った俳優だ」とコメントしている。

 「トランスフォーマー4」の他のキャストや詳細は未定。来春のクランクイン、14年6月27日の全米公開が決定している。


 シャイア・ラブーフから、一気に中年になるのか(笑)。バランスを取る形で他のキャストも年齢が高くなるんだろうけど、かなりイメージが変わるのでは?

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2012年11月 9日 (金)

宇宙刑事ギャバン THE MOVIE

宇宙刑事ギャバン THE MOVIE
宇宙刑事ギャバン THE MOVIE
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:金田治
原作:八手三郎
音楽:渡辺宙明、山下康介
主題歌:串田アキラ「宇宙刑事ギャバン」「宇宙刑事ギャバン -type G-」
出演:石垣佑磨、永岡卓也、滝裕可里、森田涼花、三浦力(友情出演)、岩永洋昭(友情出演)、穂花、人見早苗、イジリー岡田、西沢利明、大場健二

声の出演:ザン・バルド…松本大、リザードダブラー…関智一、ドン・ホラー…飯塚昭三、ナレーション…小林清志


 《伝説の“メタルヒーロー”復活!》


 今年1月に封切られた「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」での復活をきっかけに、誕生30周年を記念して、今度は単独オリジナル作品として映画化されたものである。新ギャバン役には石垣佑磨、TV版でギャバンを演じた大場健二が出演、そして同じくTV版でコム長官を演じた西沢利明とドン・ホラーの声を演じた(1〜10話 喉の病気のために途中降板し残りは故・渡部猛が担当)飯塚昭三が30年ぶりに復帰した。


 スペースシャトル「かなた」で火星へと向かった、日本人宇宙飛行士の十文字撃と大熊遠矢。しかし「かなた」は遭難し、2人は行方不明となった。そして1年後、2人と幼なじみだった河井衣月が勤める宇宙物理学研究開発機構「SARD」が、宇宙犯罪組織マクーの残党に襲われる。衣月を救った宇宙刑事ギャバンの正体は、なんと撃だった。思わぬ再会に喜ぶ衣月。だが、マクーは「SARD」からまんまと、あるデータを盗み出していた。バード星の銀河連邦警察本部へ戻り、コム長官から叱責を受ける撃と、パートナーのシェリー。撃はまだ、正式な宇宙刑事ではないのだ。エリーナ秘書官は別の宇宙刑事たちを地球へ派遣すると撃に告げるが、故郷の星を守りたいという撃の強い思いを知り、コム長官はもう一度、彼にチャンスを与えることにした…。


 脇を固めるキャストにも「侍戦隊シンケンジャー」のシンケンイエロー役=森田涼花や「獣拳戦隊ゲキレンジャー」の三浦力、「仮面ライダーオーズ/OOO」の岩永洋昭など、東映特撮ヒーロー経験者を多数起用している、まさに“お祭り映画”だ。


 僕は昔から円谷や東映特撮ヒーローものは、結構よく見ている(なぜか今でも 笑)のだが、これもよく見ていた。30年前というと小学生だったので、あまり細かいところまでは覚えていないし、主題歌も後番組の「宇宙刑事シャリバン」の方(Hey boy! 空を見ろ うつむかないでさ〜 ってヤツね)をよく覚えていたりするのだが、マクー空間や“蒸着”シーンの斬新さが記憶に残っている。


 今回、若干設定はいじくったものの、ほぼTV版と同じような形で作られているので、TV版を見ていた世代には懐かしく、また今の子供たちには自分が子供の時と同じで、斬新に写るかもしれない。ちなみに、善と悪の関係にちょっぴりアメコミ映画の「ファンタスティック・フォー」のような設定が入り交じっているが、まさかパクったのではあるまいな。東映の得意とするところではあるが、マーベラーいやマーベルから文句は…来てないのかな(笑)?


 惜しいのは、悪役の幹部キャラがあまり個性的ではないところ。TV版は上原正三氏がメインライターだった影響もあるのか、幹部キャラが結構個性的だったような気がするのだが、それに比べると、その線がちょっと弱い。1回こっきりで終わらせるつもりなのかもしれないが、もうちょっとユーモアを持たせてもよかったんではないかと思った。


 ちなみに、アメリカ映画の「ロボコップ」はこの「ギャバン」がモデルになっている事が、よく知られているが、その「ロボコップ」シリーズも来年8月にリメイク版が全米公開される。ネットでは公開されたボディースーツのデザインが賛否両論渦巻いているが、さて完成版はどうなっているのか、楽しみにしたい。


私の評価…☆☆☆★

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2012年11月 7日 (水)

危険なメソッド

危険なメソッド
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:デヴィッド・クローネンバーグ
原作:クリストファー・ハンプトン 舞台劇「The Talking Cure」
出演:ヴィゴ・モーテンセン、マイケル・ファスベンダー、キーラ・ナイトレイ、ヴァンサン・カッセル、サラ・ガドン 他


 《あの人のあんな姿は、見たくなかった… 》


 師弟関係でもある2人の偉大な心理学者、フロイトとユングが、ひとりの女ザビーナをめぐって葛藤し決別するまでを描く。


 1904年、29歳のユング(マイケル・ファスベンダー)は、チューリッヒのブルクヘルツリ病院で精神科医として働いていた。精神分析学の大家フロイト(ヴィゴ・モーテンセン)が提唱する“談話療法”に刺激を受けた彼は、新たな患者ザビーナ(キーラ・ナイトレイ)にその斬新な治療法を実践。間もなくユングは、ザビーナの幼少期の記憶を辿り、彼女が抱える性的トラウマの原因を突き止めることに成功する。しかし、医師と患者の一線を越えてしまった2人は、秘密の情事を重ねるようになり、ザビーナを巡るユングの葛藤はフロイトとの友情にも亀裂を生じさせてゆく。貞淑な妻よりも遥かに魅惑的なザビーナとの“危険なメソッド”に囚われ、欲望と罪悪感の狭間で激しく揺れ動くユング。やがて彼は、自分自身も想像しなかった痛切な運命を辿ることになるのだった…。


 ユングとフロイト、この心理学者について詳しく知っていないと、これはちょっと難解な映画になってしまう。なぜ2人が袂を分かつことになったか、そこには1人の実在した女性の影があったという、今となっては実話ともフィクションとも言えないスタンスで描くこの映画は、全体的な暗い雰囲気や、倒錯した愛情など、いかにもクローネンバーグらしい演出で話が進んでいく。


 注目は、ザビーナ役を演じて新境地を開いた感があるキーラ・ナイトレイだ。このザビーナという女性は若い頃に統合失調症(注:精神病の事 現在精神病という言葉は使用を控えなければならないのでこの表現が使われる)を患っており、この治療がきっかけでユングと出会うのだが、いきなり映画の冒頭から発狂するという怪演を見せる。この女優は、今までからこんなイメージなんて殆ど無かったので、いきなりから僕はビックリしてしまった。


 もちろん、ユングと出会うことによって、彼女は見事に病気を克服していく(勿論、史実である)のだが、克服していく中で恋愛感情が芽生え、ヌードまで見せる体当たり演技を披露するのだ。


 今までキーラ・ナイトレイは映画の中で脱ぐ事はあっても、胸を曝け出すことは無かったと思うのだが、この映画では修正無しで出している。まぁ、普通の女優なら別に何とも思わないのだが、この女優の場合かなりの痩身ゆえ、何だか見てはいけないものを見てしまったような感じがしてならないのである。


 何だか映画自体の感想になっていないようだが、キーラ・ナイトレイの発狂演技は、アカデミー賞を意識しているような感じでわりといい。だが、一時のジェニファー・コネリーなんかがそうだったように、イメチェンをはかろうとしてなかなかうまくいかず、脱ぎっぷりのいい女優にだけはなってほしくないな。純なイメージは損なってほしくないと思った。


私の評価…☆☆★

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2012年11月 4日 (日)

バイオハザード ダムネーション

バイオハザード ダムネーション
バイオハザード ダムネーション
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:神谷誠
音楽:近藤嶺
声の出演:レオン・S・ケネディ…マシュー・マーサー、エイダ・ウォン…コートニー・テイラー、イングリッド・ハニガン…サリー・サフィオッティ 他

登場クリーチャー:タイラント、リッカー、プラーガ、ガナード


 《実写版に飽きたらこちらをどうぞ》


 日本では2008年に公開されたCGアニメ映画「バイオハザード:ディジェネレーション」の続編。アメリカではソフト販売のみで劇場未公開である。


 旧ソビエトの社会体制崩壊後、独立し主権国家となった東スラブ共和国。しかしその後、富裕層(オルガルヒ)の支援を受ける政府側と、貧困層の民衆で構成される反政府勢力側との間で紛争が繰り返されていた。この内乱ご過激化する中、各地で「戦場でモンスターを見た」という奇妙な噂が流れ始めるのだった…。


 この情報を受けたアメリカはB.O.W.拡散を危惧し、大統領直属エージェント、レオン・S・ケネディを現地に単独潜入させる。だが、政府事情により米国は突如撤退を決め、レオンにも退去命令が下る。

 「B.O.W.の手掛かりがここにある以上、俺は残る…。」

米国政府のサポートない中、独り戦場へ駆け出すレオンだったが、リッカー(B.O.W.)が現れ、反政府勢力側に拉致されてしまう。


 反政府勢力のメンバーであるアレクサンドル(サーシャ)・コザチェンコ /バディ(相棒)とJD、長老会議の指導者アタマン(長老)であるイワン・ジュダノビッチ、そして椅子に縛られたレオン。絶体絶命の状況の中、政府軍の攻撃が開始される…。


 これを見ていると、何で元の同じゲームから、こうも違う作品ができてくるのかと思ってしまう。シリーズが進むにつれ、当初の目的とは全く違う方向性のものになりつつある実写版に対し、こちらのアニメ版は今のところ話が1つの方向に定まって向かっている感じがする。アニメ版はやはり実写版よりはゲームのイメージに近いのではないか。


 設定にしても、本来なら悪役であるはずのリッカーが、使いようによっては味方にもなるというのが新鮮だし、エイダと女性大統領スベトラーナの格闘シーンは、CGながらサービスカットもあって楽しめる。


 個人的にはゲームにさほど思い入れが無いのもあって、特筆すべき点がそれ以上見当たらないが、今後さらにクオリティーの高いものができるのかは注目したい。


私の評価…☆☆★

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2012年11月 3日 (土)

マクロスFB7 銀河流魂 オレノウタヲキケ!

マクロスFB7
劇場:MOVIX京都
監督:アミノテツロ
原作:河森正治、スタジオぬえ
主題歌:シェリル・ノーム starring May'n、ランカ・リー=中島愛、FIRE BOMBER「娘々FIRE!〜突撃プラネットエクスプロージョン」 FIRE BOMBER「ヴァージンストーリー」
声の出演:〈マクロスF〉オズマ・リー…小西克幸、シェリル・ノーム…遠藤綾、ランカ・リー…中島愛、ボビー・マルゴ…三宅健太、ルカ・アンジェローニ…福山潤、ミハエル・ブラン…神谷浩史、クラン・クラン…豊口めぐみ、カナリア・ベルシュタイン…桑島法子、怪鳥/ガビル…陶山章央、レイ・ラブロック/ナレーション…菅原正志 〈マクロス7〉熱気バサラ…神奈延年、ミレーヌ・ジーナス…櫻井智、ギギル…西村朋絋、シビル/花束を持つ少女…中川亜紀子、ガムリン木崎…子安武人、ゲペルニッチ…井上瑤、マクシミリアン・ジーナス…速水奨、ミリア・ファリーナ・ジーナス…竹田えり、エキセドル・フォルシモ…大林隆介、金龍…高橋広樹、サリー・セイント・フォード…岩男潤子 他


 《完全新作、と思ったら…》


 マクロスシリーズ30周年記念のイベント上映映画。18年前に放映された、懐かしい「マクロス7」の映像をリマスターしストーリーを再構築。そこに「マクロスF(フロンティア)」の新作映像をミックスさせて作られたものである。


 西暦2059年、新天地を目指し銀河を航行中の第25次超長距離移民船団“マクロス・フロンティア”は未知の敵バジュラと交戦状態となる。そんなある日、バジュラと最前線で戦うS.M.Sスカル小隊隊長のオズマ・リーは、バジュラとは異なる謎の生命体と出会い、ある船団の記録映像を渡される。その映像を見たオズマ、ランカ・リー、そしてシェリル・ノームは…。


 早い話、この映画は18年も前に放送されたアニメの、何を今更な“総集編”。そういや、マクロスシリーズのTVアニメ(OVAを除く)は最初の「超時空要塞マクロス」とこの2シリーズの計3作なのだが、「超時空要塞〜」と「マクロスF」は劇場版等でストーリーの再構築やオリジナルストーリーみたいな事をやっていたが、「マクロス7」はそれが無かったっけ。


 恐らく、こういう事をやったところで当時の視聴者が観るかどうかはわからないし、当然若い世代は観ないだろうから、今の世代に人気のある「マクロスF」をくっつけて作ったのだろうが、結局「F」の主要メンバーたちが、自分たちの“先輩バンド”が残した記録映像を、物珍しそうに観ているだけでは、ほとんど“新作”という感じがせず、悪役を演じた井上瑤さんが既に鬼籍に入られているため、「7」の新録ができにくかったという事情もあるのかもしれないが、これなら別に劇場公開する必要は無いのではないかと思った。


 尚、その先輩バンド=FIRE BOMBERのビデオは当然、DVDでもBlu-rayでも、はたまた業務用のBETACAMでもなくVHSである(笑)。VHSのプレイヤーも最終的にはAV出力端子つきのものが主流になったはずだが、キャラクターたちが、テレビとプレイヤーの接続に、右往左往しているところを見ると、あれはRF接続か? 今の20代以下の者が見ると多分、滑稽に思えるだろうが、ファミコンをRF接続でプレイしていた世代には懐かしく微笑ましい場面であった。


私の評価…☆☆

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2012年11月 1日 (木)

ベティ・ブルー/愛と激情の日々

ベティ・ブルー/愛と激情の日々
ベティ・ブルー/愛と激情の日々
劇場:みなみ会館
監督&製作&脚本:ジャン・ジャック=ベネックス
原作:フィリップ・ジアン「ベティ・ブルー」
出演:ベヤトリス・ダル、ジャン=ユーグ・アングラード、ジェラール・ダルモン、コンスエロ・デ・ハヴィランド 他


 《できればノーカット完全版をやってほしかった》


 フランス製恋愛映画の名作、製作25周年記念リバイバル上映。


 35歳のゾルグ(ジャン・ユーグ・アングラード)は海辺の小さな村でバンガロー500軒の壁面にペンキを塗って生計を立てていた。そんな彼の前にキュートな女ベティ(ベアトリス・ダル)が現われ、たちまち激しい恋に陥った。ベティはウェイトレスをしていたが、マスターがイヤで、カバン1つでバンガローにやってきたのだった。ゾルグの雇い主(クロード・コンフォルト)は、ベティを迷惑がり、彼女の方も彼を嫌った。くる日もくる日も単調なペンキ塗りで過ぎてゆくことに耐えられなくなったベティは、ヒステリーを起こして家具や食器を外に投げつけてしまう。その時に段ボール箱に入っていたゾルグの日記風の小説を発見し、徹夜で読んだベティはすっかり感動、彼に小説家になることをすすめる。その時からベティのゾルグを見る目が変わった。遂にベティが雇い主と喧嘩し、バンガローにガソリンを撒き火をつけてしまう。パリに向かった2人は、ベティの親友リサ(コンスエロ・デ・ハヴィランド)の家に暫らく住むことになった。そこでベティは、ゾルグの肉
筆の原稿をタイプし出版社に送るために毎日タイプライターに向かう。リサの恋人エディ(ジェラール・ダルモン)とすっかり意気投合したゾルグは、エディの経営しているピザの店“ストロンボリ”でベティと共に働くことになった。出版社から返事がこないのでイラついたベティは、やっときた返事が冷酷だったため、それを書いた編集者を傷つけてしまう。やがてエディの母が死んだという電話が入り、皆はエディの故郷に向かった。静かなその小都市で暫らく自然の空気に触れた2人は、その家で暫らく生活することになる。ゾルグは新しい小説を書き始めた。平穏で幸せのはずの2人の生活は、しかし、微妙に崩れはじめていた…。


 僕はアクション映画以外のフランス映画は苦手だ。全く観ないという訳でもなく、「ポンヌフの恋人」だとか何作かは観ているのだが、「シェルブールの雨傘」と「アメリ」以外は、あまり面白いとは思わない。


 まぁ、フランス映画として最初にスクリーンで観たのが、話自体が非常に辛気臭かった「ラマン 〜愛人〜」(正確にはこの映画は合作だが)で、それがトラウマになっているからだろうとは思うのだが、とにかくリュック・ベッソンの映画でもない限り、敬遠しがちなのである。


 この映画も、実は前から気になっていた映画ではあるが、なかなかスクリーンで観ることができなかった。今回実は先にDVDで発売されているノーカット完全版の上映を(別に変な意味ではなく)期待していたのだが、残念ながらボカシがガッツリ入ったオリジナル版のリバイバルであった。別に元の編集版でも結構だが、ボカシは入れ過ぎると、やはりポルノ映画ではないのに変な感じがしてしまう。


 この映画の魅力は、何といっても、ヒロインのベアトリス・ダルにあると思う。当時まだ20代前半で、この映画が実質デビュー作となる彼女は、当然まだ初々しく、奔放でどこか危ういこの役を魅力的に演じていた。精神崩壊が引き金となって最終的に見るに見かねた恋人に殺されるラストは、キュートなルックスや明るい性格の役柄だからこそ、その衝撃が大きくなるものであり、それがこの映画の見所でもある。


 そういえば、最近は彼女を映画で見ていないような気がする。私生活がかなりスキャンダラスなようで、もうヒロインを演じるような年齢ではないし(現在47歳)、単純に日本での公開作が無いからかもしれないが、スクリーンで観たいと思うファンは少なくないだろう。


私の評価…☆☆☆

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