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2012年11月 7日 (水)

危険なメソッド

危険なメソッド
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:デヴィッド・クローネンバーグ
原作:クリストファー・ハンプトン 舞台劇「The Talking Cure」
出演:ヴィゴ・モーテンセン、マイケル・ファスベンダー、キーラ・ナイトレイ、ヴァンサン・カッセル、サラ・ガドン 他


 《あの人のあんな姿は、見たくなかった… 》


 師弟関係でもある2人の偉大な心理学者、フロイトとユングが、ひとりの女ザビーナをめぐって葛藤し決別するまでを描く。


 1904年、29歳のユング(マイケル・ファスベンダー)は、チューリッヒのブルクヘルツリ病院で精神科医として働いていた。精神分析学の大家フロイト(ヴィゴ・モーテンセン)が提唱する“談話療法”に刺激を受けた彼は、新たな患者ザビーナ(キーラ・ナイトレイ)にその斬新な治療法を実践。間もなくユングは、ザビーナの幼少期の記憶を辿り、彼女が抱える性的トラウマの原因を突き止めることに成功する。しかし、医師と患者の一線を越えてしまった2人は、秘密の情事を重ねるようになり、ザビーナを巡るユングの葛藤はフロイトとの友情にも亀裂を生じさせてゆく。貞淑な妻よりも遥かに魅惑的なザビーナとの“危険なメソッド”に囚われ、欲望と罪悪感の狭間で激しく揺れ動くユング。やがて彼は、自分自身も想像しなかった痛切な運命を辿ることになるのだった…。


 ユングとフロイト、この心理学者について詳しく知っていないと、これはちょっと難解な映画になってしまう。なぜ2人が袂を分かつことになったか、そこには1人の実在した女性の影があったという、今となっては実話ともフィクションとも言えないスタンスで描くこの映画は、全体的な暗い雰囲気や、倒錯した愛情など、いかにもクローネンバーグらしい演出で話が進んでいく。


 注目は、ザビーナ役を演じて新境地を開いた感があるキーラ・ナイトレイだ。このザビーナという女性は若い頃に統合失調症(注:精神病の事 現在精神病という言葉は使用を控えなければならないのでこの表現が使われる)を患っており、この治療がきっかけでユングと出会うのだが、いきなり映画の冒頭から発狂するという怪演を見せる。この女優は、今までからこんなイメージなんて殆ど無かったので、いきなりから僕はビックリしてしまった。


 もちろん、ユングと出会うことによって、彼女は見事に病気を克服していく(勿論、史実である)のだが、克服していく中で恋愛感情が芽生え、ヌードまで見せる体当たり演技を披露するのだ。


 今までキーラ・ナイトレイは映画の中で脱ぐ事はあっても、胸を曝け出すことは無かったと思うのだが、この映画では修正無しで出している。まぁ、普通の女優なら別に何とも思わないのだが、この女優の場合かなりの痩身ゆえ、何だか見てはいけないものを見てしまったような感じがしてならないのである。


 何だか映画自体の感想になっていないようだが、キーラ・ナイトレイの発狂演技は、アカデミー賞を意識しているような感じでわりといい。だが、一時のジェニファー・コネリーなんかがそうだったように、イメチェンをはかろうとしてなかなかうまくいかず、脱ぎっぷりのいい女優にだけはなってほしくないな。純なイメージは損なってほしくないと思った。


私の評価…☆☆★

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