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2012年11月23日 (金)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
劇場:TOHOシネマズ二条
総監督:庵野秀明
監督:摩砂雪、前田真宏、鶴巻和哉
原作:庵野秀明
音楽:鷺巣詩郎
主題歌:宇多田ヒカル「桜流し」
声の出演:碇シンジ…緒方恵美、アヤナミレイ(仮称)…林原めぐみ、渚カヲル…石田彰、碇ゲンドウ…立木文彦、冬月コウゾウ…清川元夢、式波・アスカ・ラングレー…宮村優子、真希波・マリ・イラストリアス…坂本真綾、葛城ミサト…三石琴乃、赤木リツコ…山口由里子、伊吹マヤ…長沢美樹、青葉シゲル…子安武人、日向マコト…優希比呂、鈴原サクラ…沢城みゆき、高雄コウジ…大塚明夫、長良スミレ…大原さやか、多摩ヒデキ…勝杏里、北上ミドリ…伊瀬茉莉也 他

 〔同時上映 特撮短編映画「巨神兵東京に現わる 劇場版」(スタジオジブリ製作)〕


 《再構築のはずが、もはやTV版とも旧劇場版とも違う、完全な別物》


 約17年前にテレビアニメ化され、大ブームとなった「新世紀エヴァンゲリオン」を新たな設定とストーリーで再構築し、4部作で公開される「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ第3作目。1作目「序」はテレビ版の序盤をほぼ踏襲していたが、2作目「破」はテレビ版を踏襲しつつも新キャラクターを登場させて、映画シリーズ独自の展開へとシフトされ、「破」から約3年ぶりとなる今作「Q」では、「破」から14年後の世界におけるネルフと反ネルフ組織「ヴィレ」の戦い等、これまでのバージョンとは全く異なるストーリー展開となっている。


 「ニアサードインパクト」から14年後。葛城ミサトら旧ネルフ職員は、反ネルフ組織「ヴィレ」を結成し、ネルフのエヴァを殲滅すべく活動していた。ヴィレはエヴァ改2号機(搭乗者:式波・アスカ・ラングレー)と8号機(搭乗者:真希波・マリ・イラストリアス)によって、ネルフが封印していた初号機を強奪する作戦を実行する。改2号機は自動防衛システムの妨害を受けるが、8号機の援護射撃でそれを突破。さらに初号機とともに格納されていた「コード4−B」の迎撃により窮地に陥るも、一時的に覚醒した初号機によって助けられ、2号機は初号機とともに地球へと帰還する。


 ヴィレの艦艇で目覚めたシンジは、ヴィレのメンバー、14年経ったミサトやリツコらと再会するが、「ニアサードインパクト」を引き起こした罪人として扱われ、もうエヴァには乗らないように警告される。艦艇は「ネーメスシリーズ」4機の襲撃を受けるが、空中戦を展開しそれらを殲滅する。その後、リツコはシンジに、初号機から保護されたのは彼のみで、第10使徒から助けたはずの綾波レイは発見されなかったこと、そしてシンジが今後エヴァに乗りそれを覚醒させた場合、装着されたチョーカー(首輪)が発動し死ぬことを告げる。そこに、ネルフのエヴァMark.09が艦艇を襲撃し、シンジを連れ戻そうとする。搭乗者・レイの声を聞いたシンジは、ミサトたちの警告を無視してネルフへと向かう…。


 これを書いている時点で少し日にちが経っているが、僕は公開2日目の日曜日に観ている。それも、前日予約の利かないTOHOシネマズ・シネマイレージカードでのフリーパスポートで鑑賞という、かなり無謀な手段(笑)で、奇跡的に夕方の上映での座席が取れての鑑賞だ。


 前作の段階で オリジナルのテレビ版とは若干内容が変わっていたので、今作もテレビ版とは異なる展開になるのは、観る前にある程度察しはついたのだが、まさか全く違うものになるとは、恐らく誰も予想し得なかったことではないだろうか。


 何の説明もなく世界やキャラが激変している不親切さは、“一見さんお断わり”どころか従来のファンをも裏切っている感じがあるし、全ての謎は殆ど解決しないまま最終作へと持ち越され、大いなる不快感だけが残ってしまう。


 こういう不快感で盛り下がる作りは、「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」や「トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン PART1」でも見られ、最終章の前段階にあたる映画の作り方としては常套手段になりつつあるが、「ハリー〜」や「トワイライト〜」は、そこからあまり間隔をあけずに最終作が公開された。この「ヱヴァ」は本編後に予告編が入るものの、公開時期が明記されていない。今回と同じく3年くらいかかるとして、その不快感が持ち堪えられるのか?


 そういえばその予告、タイトルが「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」になっていた。シン? ヱヴァンゲリオンではなく元のエヴァンゲリオン? ||って何? マリのカラーが半分入り交じったエヴァが一瞬出てくるけど、あれっていったい…? マリが重要なキーパーソンになるのは間違いないと睨んでいるのだが、さてどうなるか。とっととそのモヤモヤを晴らしてくれ! と言いたい(笑)。


私の評価…☆☆★

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