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2013年1月17日 (木)

【未体験ゾーンの映画たち2013】陰謀のスプレマシー

【未体験ゾーンの映画たち2013<br />
 】
劇場:シネ・リーブル梅田
  (1/12〜1週間限定上映 その後全国順次公開予定)

監督:フィリップ・シュテルツル
出演:アーロン・エッカート、オルガ・キュリレンコ、リアナ・リベラト、アレクサンダー・フェーリング、ニール・ネイピア 他


 《もうちょっとマシな邦題の候補は無かったのか》


 日本では興行の都合上、なかなか公開されにくい映画を特集して上映する企画【未体験ゾーンの映画たち】。昨年好評だったのを受けて、今年は昨年よりも多い本数を上映。大阪では昨年のテアトル梅田から、同じグループのシネ・リーブル梅田に会場を移して上映されている。これはその中の1本。


 元CIA捜査官ローガン(アーロン・エッカート)は、今は民間防犯装置会社の責任者で、愛する娘エイミー(リアナ・リベラト)と2人で過ごしている。しかし、ある日突然、勤めていた会社が忽然と消える。ローガンはグループ会社のハルゲートに原因を追求しに行くが、元々その子会社は存在しないと言われ、証明データも全て抹消されていた。帰りがけに元同僚のフロイドに抹殺のターゲットとして襲われ、辛うじて逃げたローガンは、フロイドが持っていた鍵で開けたコインロッカーで書類を見つける。それは、自分の名前も入った元同僚の暗殺予定者リストだった。ローガンは不法滞在者となり捜査を続け、ある機密書類を入手する。巨大組織ハルゲートとCIAは関係があり、ローガンのCIAの元同僚アンナ(オルガ・キュリレンコ)が関わっていたのだ。そんな折、ローガンの愛娘エイミーが組織に誘拐されてしまう。ローガンは機密書類を引き渡す代わりに、娘を釈放するよう取引をするが…。


 せっかく面白い映画でも、買い付ける以上は収益が見込めないと、映画館では上映されにくくなる。ましてや不況下の日本ではその度合いはなお強く、期間や1日の上映回数が限定ながら公開されたなら、まだいいほうで、有名スターが出ている映画でさえ、DVDスルーになる不幸な映画も少なくない。そんな映画を少しでも救う企画がこの「未体験ゾーンの映画たち」。この「陰謀のスプレマシー」も、そこそこ面白い映画ながら、主要キャストが日本ではイマイチ知名度が低い(映画ファンなら知っている人は多いだろうが)ため、シネコンなんかでは上映が見送られたのだろう。


 しかしまぁこの微妙な邦題は何なのだ(笑)。まるで某映画のパクリではないか。確かに主人公が元CIA捜査官で、会社の個人データが消されて抹殺のターゲットになってしまう展開は、アノ映画に似てはいるが、カッコイイ映画が安っぽく写ってしまう。原題は「The Expatriate」で“国外追放者”という意味である。邦題と全然違うではないか(笑)。


 ただ、アノ映画とは違って派手なアクションは無いものの、いたるところに張られた伏線を、後半スムーズに回収していく運びは上手い。ラストの詰めがやや甘いが、既に見ていて後で書く「96時間 リベンジ」同様、愛する我が娘を必死で守るパパの姿は、実に頼もしいのだ。


私の評価…☆☆☆

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