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2013年2月 7日 (木)

アウトロー(トム・クルーズ主演版)

アウトロー(トム・クルーズ版)
アウトロー(トム・クルーズ版)
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:クリストファー・マッカリー
原作:リー・チャイルド「ワン・ショット」
出演:トム・クルーズ、ロザムンド・パイク、リチャード・ジェンキンス、ロバート・デュヴァル、デヴィッド・オイェロウォ、マイケル・レイモンド=ジェームズ、ジェームズ・マーティン・ケリー、ニコール・フォレスター、アレクシア・ファスト、ジョセフ・シコラ、ジェイ・コートニー、ヴェルナー・ヘルツォーク 他


 《トム・クルーズ主演作の中でもかなり硬派な映画》


 リー・チャイルド原作の「ジャック・リーチャー」シリーズからの一編を映画化。なお、映画のチラシ等で“トム・クルーズ新たなシリーズ誕生”とうたっているが、現時点でこれは単なる宣伝文句であり、映画のシリーズ化が決まったわけではない。


 ピッツバーグ近郊。白昼に6発の銃弾が発射され5人が殺害された事件で、元米軍スナイパーのジェームズ・バーが逮捕された。証拠が全て揃えられ自白を強要された彼は、黙秘を続け「ジャック・リーチャーを呼べ」と紙に書いて要求する…。


 警察がリーチャーの身元を掴めない中、突然リーチャー(トム・クルーズ)が現われる。かつて軍の秘密捜査官をしていた彼は、事件のある矛盾点に気付きはじめていく。完璧に訓練された凄腕のバーが、1発でも外すわけがない。それに、証拠があまりにも揃い過ぎている…。


 リーチャーは己の正義に従い、手段を選ばず、この一見単純に見える完全犯罪の真相を炙り出していくのだった…。


 主人公は、目的のためなら手段を選ばず、自分のルールに従って、たった1人で悪に鉄槌を食らわす一匹狼。まるで「ダーティハリー」を彷彿とさせる設定だが、アクの強いイーストウッド(そういやイーストウッド主演の「アウトロー」もあったな あっちは西部劇で本作とは関係ないが)とは全く違うタイプのトム・クルーズが演じると、古くさい雰囲気の映画の中に、何か異質なものが飛び込んでいるような感覚になる。


 まぁ、それは今までのイメージに無いものとして新鮮味を与えているかもしれないが、主人公がやっていることは、情報は足で稼げとばかりに犯行現場を歩いたり、周辺の聞き込みからヒントを拾って、真相を探っていくなど、とにかく地味(笑)。最近の犯罪アクションものに目が慣れている人にとって、この映画は少々退屈なものになるかもしれない。


 加えて悪役がドイツの映画監督ヴェルナー・ヘルツォークなのだが、コイツが何ともヘナチョコで全然迫力ナシ。仲間と共にヒロインをアジトに監禁したはいいが、リーチャーにそこを急襲されると、あっさり決着がついてしまうのは、なんともはやである。


 今後これがシリーズ化されるか否かは、この映画の評価とアメリカでの成績次第だろうが、とりあえず世界的にヒットしているところを見ると、必須条件はクリアしているようだ。トム・クルーズの年齢を考えると、そう多くは作れないかもしれないが、もう少し渋味が出てくれば、似合うキャラになってくるはずなので、期待したい。


私の評価…☆☆☆

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