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2013年3月24日 (日)

キャビン

キャビン
劇場:MOVIX京都
監督:ドリュー・ゴダード
出演:クリステン・コノリー、クリス・ヘムズワース、アンナ・ハッチソン、フラン・クランツ、ジェシー・ウィリアムズ、リチャード・ジェンキンス、ブラッドリー・ウィットフォード、ブライアン・ホワイト、エイミー・アッカー、ティム・デザーン、ジョデル・フェルランド、マット・ドレイク、ダン・ペイン、ダン・シェア、マヤ・マッサー、トム・レンク 他


 《本物のネタバレ厳禁映画とは、こういう映画の事を言う》


 この映画は当初2010年に公開予定だったが、撮影後に一旦3D変換される事になり公開が1年延期、そしてさらに本来配給するはずだったMGMの経営破綻によりさらに無期限延期となり、2011年4月に配給権がライオンズゲートに移った事でようやく公開にこぎつけた映画である。アメリカでのスマッシュ・ヒットを受けて、日本でも公開する運びとなった。


 夏休みに山へ探索に出かけた大学生5人組は、小屋の地下で謎の日記を手にする。そして、そのページをめくった途端、何者かが目覚め、大学生たちは次々と殺されていく。その裏では、ある組織が大学生たちがホラー映画などによくありそうな定番の死に方をするように仕向けていた。そこには、世界を揺るがすような秘密があった…。


 「クローバーフィールド/HAKAISHA」の脚本家ドリュー・ゴダードの監督デビュー作は、やはり普通のホラーとは一味違う、ひねりの効いた“怪作”となった。これはホラー映画ファンほど騙され、楽しめる映画である。


 これほど“ネタバレ”に気を付けて書かなければならない映画も珍しい。舞台はホラー映画によく有りがちな山奥の古い小屋。あるきっかけでそこに集められた5人の若者が、惨劇に巻き込まれる。と、ここまではよくある話なのだが、その小屋を監視している連中がおり、何やら怪しいプロジェクトを実行しようとしているのである。


 本作のベースになっているのは「クトゥール神話」という事で、物語の雰囲気などは、同じものからヒントを得ていて近々リメイク版の公開が控えている「死霊のはらわた」に似ているが、本作はホラーの定番を描きながら、その中盤からあえてその定番を覆す展開を見せていく。それ故に、ホラーを見慣れた映画ファンでも先を読むのが難しく、あちらこちらに張られた伏線も、上手い具合に処理されていくので、面白いしここでそれを書いても面白さが半減してしまうので、書けないのである。


 中盤から物語の終息に向けての怒濤の展開も楽しいが、終盤にはSFホラー映画ファンには嬉しい“アノ人”が唐突に出てくる。もう、これだけでもホラーファンは大満足だ。


 これほど“楽しい”ホラー映画を観たのは「ザ・グリード」(出演:トリート・ウィリアムス、ファムケ・ヤンセン)以来である。上映期間は長くないだろうが、ホラーファンなら見て絶対に損はしない。


私の評価…☆☆☆☆

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