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2013年3月12日 (火)

ジャンゴ 繋がれざる者

ジャンゴ 繋がれざる者
ジャンゴ 繋がれざる者
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:クエンティン・タランティーノ
脚本:クエンティン・タランティーノ、レジナルド・ハドリン
出演:ジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ、レオナルド・ディカプリオ、ケリー・ワシントン、サミュエル・L・ジャクソン、ウォルトン・ゴギンズ、ドン・ジョンソン、ローラ・カユーテ、デニス・クリストファー、ジェームズ・ルッソ、ジェームズ・レマー、トム・ウォパット、ミスティ・アッパム、レックス・リン、クーパー・ハッカビー、ドク・デュハム、M・C・ゲイニー、ブルース・ダーン、ネッド・ベラミー、フランコ・ネロ、ジョナ・ヒル、ゾーイ・ベル、ロバート・キャラダイン、ジェームズ・パークス、トム・サヴィーニ、マイケル・パークス、クエンティン・タランティーノ 他


 《オマージュたっぷりの“マカロニ風”ウエスタン》


 クエンティン・タランティーノの映画としては、初の西部劇。アメリカの恥部ともいうべき黒人奴隷制への批判を、マカロニウエスタンスタイルで描く。


 南北戦争勃発直前のアメリカ南部。奴隷のジャンゴ(ジェイミー・フォックス)が、元歯科医・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)に銃の手ほどきを受け、賞金稼ぎで荒稼ぎ。へんてこなコンビが涼しい顔して、お訪ね者を次々殺しまくる。


 ジャンゴの目的は、ただひとつ。彼の自由と妻ブルームヒルダ(ケリー・ワシントン)を奪った白人に復讐し、妻を取り戻すこと。妻が農園の領主ムッシュ・キャンディ(レオナルド・ディカプリオ)の元にいることを突き止めたジャンゴ。だが、キャンディは奴隷たちを鍛え上げ、互いに闘わせて楽しむ極悪人だった。妻を取り戻すための「生きるか死ぬか」の壮絶な戦いが始まる…。


 タイトルが「ジャンゴ」というからには、たぶんどこかで「続・荒野の用心棒」のパロディをやってくるだろうなとは思っていたが、まさかオープニングでいきなりそれをやるとは思わなかった。赤地のタイトル・ロゴにかぶさる、北島三郎もカヴァーした(映画「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」にて)あのテーマ曲(但し、英語訳詞版)。それだけで、映画の世界観に一気に引き込まれた。


 それにタランティーノの映画はどの映画でもキャラが立っていて、悪くいえばマンガチックでもあるのだが、俳優たちがノリノリで演技しているのが、こちらにも伝わってきて面白い。本作でも主人公とヒロイン以外ははっきり言えば変人だらけ(笑)、だがこれが逆に奴隷制批判を強烈に描く、ちゃんとした形になっている。


 ただ、オマージュやら何やらと詰め込みすぎるのがこの監督の難点でもあり、本作もそれが影響して約2時間40分の大長編になってしまった。これだけ長いとややダレそうになる部分もあり、コミカルな演出で乗り切ってはいるが、コメディ映画なら最初から最初からブッ飛ばしてそのままゴールもアリだが、そうでなければストーリー進行に緩急は大事なのである。さすがに観た後は大変な疲労感に襲われた(苦笑)。


私の評価…☆☆☆☆★

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