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2013年5月

2013年5月30日 (木)

東海道四谷怪談(1959年版)

東海道四谷怪談(1959<br />
 年版)
東海道四谷怪談(1959<br />
 年版)
劇場:京都文化博物館
製作:大蔵貢
監督:中川信夫
音楽:渡辺宙明
原作:鶴屋南北「東海道四谷怪談」
出演:天地茂、若杉嘉津子、北沢典子、江見俊太郎、中村竜三郎、池内淳子、大友純、林寛、浅野進治郎、芝田新、花岡菊子、杉寛、高村洋三、山田長正、泉田洋志、広瀬康治、築地博、千曲みどり 他

※写真上…1959年初公開時のポスター

 写真下…1980年リバイバル公開時のチラシ


 《最も有名な怪談映画の中でも最高傑作のもの》


 「四谷怪談」といえば、元禄時代に起きたとされる事件を基に創作された怪談で、鶴屋南北の歌舞伎や三遊亭圓朝の落語などで知られるが、映画でも戦前から今日に至るまで30本以上製作されており、その中でも本作は初のカラー作品で、数ある“四谷怪談もの”の中でも一番の傑作として知られている。今回は映画用35mmフィルムではなく、16mmフィルムに縮刷したものを上映。このため本編はトリミングされ違和感がなかったものの、タイトル画面は左右、スタッフ&キャストロールは上下が欠けていた。


 備前岡山の屋敷町で浪人民谷伊右衛門(天地茂)は、お岩(若杉嘉津子)との仲を引き裂かれたのを恨みに思い、その父四谷左門(浅野進治郎)と、彼の友人佐藤彦兵衛(芝田新)を手にかけた。これを目撃した仲間直助(江見俊太郎)は、弱味につけこんで伊右衛門を脅迫するようになった。伊右衛門と直助は左門・彦兵衛殺しを他人の仕業とみせかけ、お岩と妹のお袖(北沢典子)、お袖の許婚で彦兵衛の息子与茂七(中村竜三郎)の3人をつれて仇討ちと称し、江戸に向けて発った。道すがら、お袖に想いを寄せる直助は、伊右衛門を唆して与茂七を白糸の滝に突き落とさせた。江戸に出た伊右衛門は、ある日無頼の徒から伊藤喜兵衛(林寛)親娘を救った。喜兵衛の娘お梅(池内淳子)は、それが縁で伊右衛門に心をよせるようになった。その誘惑と、喜兵衛の家に入り込めるという金と立身出世への夢が、伊右衛門を動かした。直助に唆されて、彼はお岩殺害を決意した。按摩の宅悦(大友純)を使ってお岩に言い寄らせ、不義の現場で斬り捨てようという寸法である。だが伊右衛門の
決意を疑った直助は、伊右衛門を通じて毒薬をお岩に飲ませるよう計った。無残に顔の腫れあがったお岩は、驚く宅悦の口から事の真相を聞くと、自殺した。宅悦を斬った伊右衛門は、その屍体とお岩の屍体を戸板に釘づけにし、隠亡堀に投げ入れた。伊右衛はお梅と祝言をあげた。だがお岩の亡霊に取り憑かれた彼の目には、お梅やその一族の者を次々と斬殺した。一方、直助はお袖を女房にしたものの、その顔がお岩に見えて近づけなかった。直助が隠亡堀から拾ってきた櫛と着物が姉お岩のものに似ているのを見て、驚くお袖の前に、お岩の亡霊が現れ、彼女を生きていた与茂七に引き合わせた。その時財宝分配の争いから、伊右衛門は直助を殺した。一切を知ったお袖は、与茂七とともに伊右衛門を討ち、姉の恨みを晴らす…。

 この映画、本来伊右衛門役には新東宝の看板スター、嵐貫寿郎が予定されていた。ところがほぼ同時期に大映が長谷川一夫主演による「四谷怪談」の撮影に入った事が判り、公開日も同日という競作状態となったため、嵐を傷つけることを恐れた製作側が配役を見直し嵐は降板、直助役だった天地茂を伊右衛門役に変更した。


 新東宝は東宝争議というゴタゴタの中で創立された東宝の子会社で、弱体化した東宝の配給を補うはずだったが、間もなく東宝側が配給を復活させたため、袂を分かつ形となり、独自に配給を開始したものの、元々の配給網の弱さから収益も悪化、製作能力も落ち作品も次第にB級エログロ路線となる。結果として創立から14年で倒産し、現在は商号変更してTVドラマなどを手がける「国際放映」となっているのだが、本作はすでに作品の傾向がエログロ路線に傾いていた時のもので、予算等の都合からか上映時間も76分と短く、内容も細かいところで原作と違う点が多い。


 その反面、有名な「戸板返し」やお岩の絶命シーン等は忠実に映像化されており、この辺りは会社のB級エログロ路線に反発して、本格的な娯楽作を撮ろうとした当時のホラー映画の名匠、中川監督の演出が冴えわたっていて見応えがある。


 そして、何より本作が他の「四谷怪談」と違うところは、お岩さんに焦点を当てるのではなく、悪役・伊右衛門にスポットを当てたことだ。天地演じる伊右衛門は極悪非道な事をやっておきながら、最後には改心したのかお岩さんに許しを請う。どんなに悪い人間にも、必ず心のどこかに弱味があると考えた監督は、伊右衛門のキャラクターに自身の考えを投影し、天地はその“悪に撤しきれない、弱い人間の心”を見事に体現しているのである。この人はこの役をきっかけにスター街道を駆け上がっていくことになり、映画会社を去った後はテレビの「江戸川乱歩の美女シリーズ」における、明智探偵役が当たり役となるが、残念ながら50代半ばでクモ膜下出血で倒れ、この世を去った。現在この映画はDVDで観ることができる(セル版は現在版権が変わりTSUTAYA onlineでのみオンデマンド商品扱いで販売中 レンタル版あり)。“四谷怪談もの”の最高傑作、ぜひ暑い夏に観て楽しんでほしい。


私の評価…☆☆☆☆☆

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2013年5月26日 (日)

藁の楯

藁の楯
藁の楯
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:三池崇史
原作:木内一裕「藁の楯」
音楽:遠藤浩二
主題歌:氷室京介「NORTH OF EDEN」
出演:大沢たかお、松嶋菜々子、岸谷五朗、伊武雅刀、永山絢斗、本田博太郎、高橋和也、伊吹剛、音尾琢真、長江健次、四方堂亘、小沢和義、山口祥行、本宮泰風、蜷川みほ、諏訪太朗、菅原大吉、坂田雅彦、須藤雅宏、橋本一郎、吉沢眞人、余貴美子、新妻聡、中野裕斗、仁科貴、寿大聡、黒石高大、沖原一生、並樹史朗、野口雅弘、勝矢、藤井恒久(日本テレビアナウンサー)、菅谷大介(日本テレビアナウンサー)、桝太一(日本テレビアナウンサー)、佐藤啓、藤井利彦、市野瀬瞳、藤原竜也、山崎努 他


 《もしあなたなら、どんな行動をおこすのか》


 実写映画にもなった漫画「ビー・バップ・ハイスクール」の原作者きうちかずひろ氏の、小説家デビュー作。


 日本の財界を牛耳る大物・蜷川隆興(山崎努)の孫娘が惨殺された。容疑者は、8年前にも少女への暴行殺人を起こして逮捕され、出所したばかりの清丸国秀(藤原竜也)。全国指名手配され、警察による捜査が続くが、行方はわからないままだった。


 そんなある日、大手全国紙全てに「この男を殺してください。御礼として10億円お支払いします。」という前代未聞の見開き全面広告が掲載された。それは、並外れた財力とコネクションと実行力を持つ蜷川の、周到に練られた復讐の始まりの合図だった。「誰の目にも明らかな“人間のクズ”を殺せば、10億円が手に入る!」と、日本中が俄かに殺気立つ。


 新聞広告が掲載された直後、身の危険を感じた清丸は潜伏先から福岡県警に自首をした。清丸を東京の警視庁に移送するために選ばれたのは、警視庁警備部警護課SPから銘苅一基(大沢たかお)と白岩篤子(松嶋菜々子)、警視庁捜査一課から奥村武(岸谷五朗)と神箸正貴(永山絢斗)、福岡県警から関谷賢示(伊武雅刀)の精鋭5人。


 しかし、日本を縦断する清丸の移送は、予想をはるかに超える最悪の事態を引き起こす。旅客機による空路、高速道路や新幹線による陸路、あらゆる移送手段の前に立ち塞がる清丸の命を狙う群衆。殺人の現行犯として捕まったとしても、長引く不景気に困窮する国民にとって10億円はあまりにも大きな報酬だった。警視庁までの移送距離、1,200km。送検までのタイムリミット、48時間。敵の数、1億2千万人。ネット上では、どこから情報が漏れているのか、清丸の正確な現在位置を示すマークが点滅し続けている。


 もはや警察上層部も、自分たちの周囲を取り囲む機動隊も信用できない。いつ誰がどこから襲いかかってくるかわからない極限の緊張状態の中、5人のSPと刑事の孤独な戦いが続く。しかし、本当の敵は外部からの刺客ではなく、5人の中にある理性だった。移送中に、その残忍で狡猾な本性を露にする清丸を目の当たりにして、「この男に命懸けで守る価値はあるのか?」「それが本当の正義なのか?」と自問自答を続ける5人。そんな5人の苦悩を嘲笑う清丸。はたして、彼らは無事に清丸を警視庁に移送することができるのか?


 公に殺しを依頼するというのは荒唐無稽な設定だが、報酬に10億、未遂でも1億出すと聞いた人間全てが襲いかかってくるという異様な緊張感が漂ってくる、サスペンスフルな映画だ。


 さらに、ストーリーが進むにつれ、内部にも内通者がいるのではないかという疑心暗鬼も生まれ、緊迫感あふれる心理戦の様相も呈してくる。さらに、その人間のクズを守らなければならないSPもまた、心に何らかの傷を抱えているという、見るものをグイグイと引き込んでいく要素が、これでもかというほどある映画である。


 倫理感が欠如した犯罪者というキャラは、同じ監督で先に製作され物議を醸した「悪の教典」と共通するところがあると思うのだが、恐らく意外性を狙って“善役”のイメージが強い伊藤英明が演じ、あまり成功したとは言い難い結果となった「悪の教典」とは違って、どちらかというとアンチヒーロー的な主役を演じることが多い藤原竜也を起用したのは、これはもう間違いなく大正解である。彼の舞台仕込みの演技力は、映画やテレビでは、こういった強烈なインパクトのある役を演じることで活かされるのだ。


 警護する側も、それぞれ魅力的なキャスティングだが、よくよく見ればこのSPたちは、よく作戦ミスをして観ているこっちをハラハラさせてくれる。もちろん、そうでなければストーリーが成り立たなくなるのはわかっているが、しっかりしろよとでも言いたくなってしまう。


 他にも、撮影許可がおりなかった新幹線でのシーンを撮るために、わざわざ台湾までロケをしにいって撮ったがために、山陽新幹線のルート(小倉〜新神戸間)を、なぜか黄色いボディの台湾新幹線が走るという、ワザと挿入したとしか思えないようなシーンがあったり、以外とツッコミどころが満載な映画。殺伐としたなかでも、どこか笑える三池監督の特色が強く出ている映画だと思った。


私の評価…☆☆☆☆

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2013年5月22日 (水)

図書館戦争(実写版)

図書館戦争(実写版)
図書館戦争(実写版)
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:佐藤信介
原作:有川浩「図書館戦争」
音楽:高見優
出演:岡田准一、榮倉奈々、田中圭、福士蒼汰、西田尚美、橋本じゅん、鈴木一真、相島一之、嶋田久作、波岡一喜、児玉清(写真出演)、栗山千明(特別出演)、石坂浩二、前野朋哉 他


 《小説、というよりは映画の検閲に関して作り手側が言いたい事》


 発表される小説が、次々と映画&ドラマ化されるベストセラー作家・有川浩の代表作「図書館戦争」が、コミック化、アニメ化に続き、遂に実写映画化に。


 正化(せいか)31年、あらゆるメディアを取り締まる法律「メディア良化法」が施行され、幾年か過ぎた日本。


 公序良俗を乱す表現を取り締まるために、武力も厭わぬ検閲が正当化されていた。


 そんな時代でも、読書の自由を守るため、その検閲に対抗すべく生まれた図書館の自衛組織「図書隊」に笠原郁(榮倉奈々)が入隊する。高校時代に、読みたい本と自分を助けてくれた図書隊員を「王子様」と憧れての入隊だった。ところが、担当教官の二等図書正・堂上篤(岡田准一)は、事あるごとに厳しく指導をする鬼教官で、郁の憧れの王子様図書隊員のことも「浅はかで愚かな隊員だ」とバッサリ。激しく反発する郁だが、堂上は厳しく突き放しながらも、絶妙のタイミングでフォローを入れつつ郁を育てる。


 そのツンデレ訓練のおかげか、郁は女性初の図書特殊部隊(ライブラリータスクフォース)に配属される…。


 ちょっと変わった“戦争映画”のように捉えがちだが、基本的には篤と郁のツンデレ・ラブコメ。事前にインターネットサイトで、理想の仮想キャスティングを選ぶアンケートがあり、そこで選ばれたのが主演の2人ということで、さすがにこの岡田准一と榮倉奈々は、役柄にピッタリとハマっている。


 ただ、この映画が一番言いたい事というのは、この2人が喋っているセリフではなく、恐らく栗山千明が喋るセリフに全てが集約されているように思う。実はこの栗山扮する柴崎は、原作には出てこないオリジナルのキャラ。なので、原作に果たしてこのキャラが発するメッセージが書かれているか否かは分からないのだが、メディアの良化とは何ぞやとの問いかけに言い放つセリフには、恐らく映画ファンなら誰もが共感できるだろう。


 どれほど本や映画に、メディアに反する描写があったとしても、それを見た本人が犯罪に手を染めるとは限らない。むしろ、そういうもの全てに規制をかけ、幼い頃から卑猥な映像も、残虐描写も知らずに育った子供の方が、よほど怖い大人になるのではないか。そりゃ、一定の線引きは必要なのかも知れないが、規制でがんじがらめにすると、かえっておかしくなるのではないか? というのは、僕も思う。


 この映画、制作協力に航空自衛隊「空飛ぶ広報室」とあった。「空飛ぶ広報室」といえば、現在TBS系で放送されている同じ原作者の小説を映像化した同名のドラマ。この映画も製作はTBS、ということはどこかで権利関係が一括されたのだろうか。映画の方はパラレルワールド(元号「正化」は昭和から元号が変わるとき実際に候補にあがっていたもの)なのでコラボ等はしていないが、今後続編があれば何か動きがあるかもしれない。アニメ版は4巻ある原作の最終巻まで映像化しているので、原作1作目を映像化したこの実写版も続作には期待したい。


私の評価…☆☆☆★

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2013年5月21日 (火)

【特撮魂! 映画職人の夢と汗】新諸国物語 笛吹童子

新諸国物語 笛吹童子
新諸国物語 笛吹童子
劇場:京都文化博物館(第1部どくろの旗 第2部妖術の闘争 第3部満月城の凱歌 連続上映)
監督:萩原遼
原作:北村壽夫「新諸国物語 笛吹童子」
主題歌:テイチク・ミチル児童合唱団「笛吹童子」/荒川文子「まぼろしの笛」
出演:東千代之介、中村錦之助、月形龍之介、大友柳太朗、田代百合子、高千穂ひづる、河部五郎、清川荘司、島田照夫、松浦築枝、水野浩、楠本健二、五月蘭子、吉田義夫、千石規子、高松錦之助、かつら五郎、六条奈美子、八汐路恵子 他


 《40代以上の人には馴染みのある物語の実写映画版》


 中村錦之介の東映入社第1作で、1952年放送開始のNHKラジオドラマ「新諸国物語」の第2章。


 丹波の国、満月城の城主・丹波修理亮の2人の息子は明国に留学し、兄の萩丸(東千代之介)は武芸を、弟の笛吹童子と呼ばれる菊丸(中村錦之介)は面作りを学んでいた。不吉な前兆に帰国した兄弟は、野武士・赤柿玄蕃(月形龍之介)によって満月城が滅ぼされ、父が自害したことを知らされる。荒涼たる都の有様を見た菊丸は家老の上月右門(清川荘司)と共に満月城へ乗り込むが、捕われてしゃれこうべの面を被せられた。一方右門は、斑鳩隼人(楠本健二)に危急を救われたが、それにより隼人と桔梗(田代百合子)が密告者として、仕置き場に引き出される。もはや2人の運命は風前の灯火…と、その時、嵐の中から霧の小次郎(大友柳太郎)が現れ、2人を妖術で消してしまう…。(第1部 どくろの旗 あらすじ)


 1952年から始まったNHKのラジオドラマ「新諸国物語」は第1作「白鳥の騎士」から1年ごとに時代や設定を変えて、善の白鳥党と悪のしゃれこうべ党の時代を超えた戦いを描いたシリーズドラマで、ラジオドラマ版は最終作の「黄金孔雀城」(1960年)まで、途中2年間のブランクを除き7年間続いた。初期の3作である「白鳥の騎士」、「笛吹童子」、「紅孔雀」は後にNET(現・テレビ朝日)系でドラマ化され、「白鳥の騎士」は新東宝、本作と「紅孔雀」は東映で映画化された。「笛吹童子」は1977年にNHKで人形劇が放送されており(大ヒットした人形劇「プリンプリン物語」の前番組である)、僕はこれを再放送で(さすがに本放送だと小学校にも入っていない年齢なので)見ていた記憶が微かにある。


 “ヒャラーリ、ヒャラリコ”の歌詞で有名な主題歌は、この映画版でも使われており、これを聞くと人形劇版で馴染みがあるためか、何だか子供の頃にかえったような、懐かしい感じがするのである。


 今回この京都文化博物館フィルムシアターでは、大正時代〜昭和30年代までの日本の特撮映画を特集して上映しているが、やはりCGばかり使った今の映画と違って、技術的にはチャチなものながら、限られたものでファンタジーを表現しようとする職人技を堪能できるという面白さがある。映画冒頭部分にある「十戒」の紅海割れにも劣らない(笑)スペクタクルシーンや、大友柳太郎の登場シーンなど、特に第1部には特撮の見所がたくさん詰まっている。


 ちなみに東映は、今でもだが当時はより他社に比べて直営の映画館が極端に少なく、地盤も不安定で、この頃は長編1本をメインに、1時間程度の中編を週替わりで上映する2本立ての形態をとっていた。本作もその中編の作品で、1部につき約50分程度の長さである。このため、ストーリー進行に無理矢理な面が所々あるのだが、当時これは正月興行だったこともあり、劇中の2人の“美少年兄弟”に人気が集中、当時としてはスリルとスピード感溢れる演出で、少年層を中心に大ヒット。これには製作・配給した東映も予想外だったようである。


 できれば次作の「紅孔雀」もスクリーンで見てみたいのだが、どこかで上映してくれないかな。


 来週の日曜日の上映は中川信夫監督の新東宝映画「東海道四谷怪談」なので、こちらも、観に行きたいねぇ!


私の評価…☆☆☆☆

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2013年5月15日 (水)

〈新・午前十時の映画祭〉メリー・ポピンズ

メリー・ポピンズ
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:ロバート・スティーヴンソン(実写パート)、ハミルトン・S・ラスク(アニメパート)
音楽:ロバート・B・シャーマン、リチャード・M・シャーマン
原作:パメラ・トラバース「風に乗ってきたメアリー・ポピンズ」
出演:ジュリー・アンドリュース、ディック・ヴァン・ダイク、デヴィッド・トムリンソン、グリニス・ジョンズ、カレン・ドートリス、マシュウ・ガーバー、エド・ウィン、ハーミオン・バドレー、リタ・ショウ、レジナルド・オーウェン、ドン・バークレー、アーサー・トリーチャー、エルザ・ランチェスター、ジェーン・ダーウェル、アーサー・マレット、ダラス・マッケノン、ドーズ・バトラー、J・パット・オマリー 他

※写真はリバイバル時のチラシ


 《ストーリーよりも映像技術が印象に残る》


 1964年度の米アカデミー賞で、最優秀女優賞など5部門受賞、2004年にはウエスト・エンドでミュージカル舞台化(2年後ブロードウェイ進出 日本ではまだ上演されていない)された名作ミュージカル映画。1983年には当時のソビエト連邦で映画化されている。


 1910年のロンドン。仕事中毒の両親を持つジェーン(カレン・ドートリス)とマイケル(マシュウ・ガーバー)のもとに、2人が夢に描いた理想のナニー(=乳母)メリー・ポピンズ(ジュリー・アンドリュース)が風に乗ってやってくる。彼女は得意の魔法で家事をこなし、煙突掃除人のバート(ディック・ヴァン・ダイク)と共に子供たちを奇想天外なファンタジーの世界へと誘う。彼女の魔法は、子供たちだけでなく仕事に魂を売った大人たちの心も開いていく…。


 ジュリー・アンドリュース主演作としては、「サウンド・オブ・ミュージック」と共に人気が高い本作。ただ、「サウンド〜」に比べて本作がどうしてもランク下に見られてしまうのは、無邪気さの強さに対して大人の立場の脆さを示した原作から換骨奪胎し、ファンタジーの部分だけを強調したものになってしまっているのが原因か。こういうのを見ると、ディズニー映画の原作改変というものは、ずっと昔からあったものなのだというのを痛感する。


 原作小説を映画、あるいはドラマ化する上で、作品的な見栄えを良くするための脚色は、とても大事な事だが、その脚色が本来の原作のイメージまで変えてしまうようなことは、好ましくはない。この作品も良くも悪くもだが、今は原作よりもこちらの映画のイメージの方が強いのではないか。


 ただ、CGなど無い時代に、当時としては最新の映像技術を駆使し撮影された映像は見事というほかにない。メリーが雲の上からふわりと地上に降りてくる場面は恐らく書き割りとクロマキーでの合成だろうが、スタジオ撮影を感じさせないクオリティーだし、ディズニーが以前から実験的にやっていた実写とアニメーションの合成(ジーン・ケリーと「トムとジェリー」のジェリーが同じ画面で踊るなんて映画あったっけ)も、ここに結実するのである。


 後世に歌い継がれる名曲も誕生。アカデミー歌曲賞を受賞した「チム・チム・チェリー」はスタンダードナンバーとなっているし、「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」はディズニーランドでは定番曲だ。


 そんな訳でこの映画は、大人目線で見ればストーリーは他愛ないものだが、どこか物悲しい旋律が耳に残る名曲と、当時としては画期的な映像技術が印象に残る映画なのである。


私の評価…☆☆☆☆★

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2013年5月11日 (土)

アイアンマン3 3D

アイアンマン3 3D
劇場:TOHOシネマズ二条
監督:シェーン・ブラック
音楽:ブライアン・タイラー
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):ロバート・ダウニー・Jr.(藤原啓治)、グウィネス・パルトロー(岡寛恵)、(森川智之)、ドン・チードル(目黒光祐)、ガイ・ピアース(小原雅人)、レベッカ・ホール(東條加那子)、ステファニー・ショスタク(山崎美貴)、ジェームズ・バッジ・デール(桐本琢也)、ポール・ベタニー〔J.A.R.V.I.Sの声〕(加瀬康之)、ジョン・ファヴロー(大西健晴)、ベン・キングズレー(麦人)、タイ・シンプキンス(関根航)、ウィリアム・サドラー(をはり万造)、ミゲル・フェラー(長克巳)、ショーン・トーヴ(井上倫宏)、スタン・リー〔カメオ出演〕、マーク・ラファロ(宮内敦士) 他


 《一応“最後”なの…かな? と、思っていたら…》


 人気アメコミ実写映画化第3弾。単体シリーズとしては“一先ず”完結するはず(笑)の映画である。尚、本作は中国ロケが敢行されており、国際版より約3分長い中国公開版には、冒頭部分で人気俳優の王学圻(ワン・シュエチー)と范冰冰(ファン・ビンビン)が出演しているようだ。国際版では丸々カットされているようなので、DVDの映像特典に期待したい。


 アイアンマン、ソー、キャプテン・アメリカ、ハルク… 最強の力を持つヒーローたちが集結し、人類滅亡の危機を回避した「アベンジャーズ」。この強烈な戦いによって、トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)を取り巻く環境は激変してしまった…。


 合衆国政府は、未曾有の危機に際してヒーローという「個人」の力に頼ることを危惧。そして、世界に、宇宙に、人類の存続を揺るがす脅威が存在することを思い知らされたトニーは、悪夢にうなされながら、憑かれたかのように新型アイアンマン・スーツの開発に没頭していた。


 心身ともに極限まで追い詰められたトニーは、突如、史上最悪のテロリスト「マンダリン(ベン・キングズレー)」からの襲撃を受ける。しかし、これはこの後に起こる「恐るべき事態」のプロローグに過ぎなかった。


 全てを失ったトニーに残されたのは、天才的な発明の才能と、大切な者たちを守りたいという信念のみ。トニー・スターク=アイアンマンの最後の戦いが、今始まろうとしていた…。


 前作までのジョン・ファヴローから監督が交代し、少々描き方が変わってしまったかに見える本作。シリーズで監督が途中交代すると、当然ながら作風が変わってしまうので、3部作程度の連作なら、極力監督交代は無い方が望ましいのだが。


 「アベンジャーズ」の戦いで、心に深い傷を負ったトニーが、それを紛らわすためと、強化のために1年間で42体ものアイアンマン・スーツを作り出すのは、一見コミカルなように見えるが、見えない敵に苦悩するアメリカの姿を表しているようで、不気味にも写る。この辺はかなりリアルに見え、なるほどアメリカ人が感情移入しやすいように作られているし、“アイアンマン”ならぬ“アイアンペッパー”(笑)も出てきて遊び心も満点で楽しいのだが、最終的にその42体をほぼ自分1人で操れ、それもテレパシー等で遠隔操作できるようになるというのは、見ている方は痛快だが、いくらなんでもな“やり過ぎ感”もある。


 アカデミー賞俳優ベン・キングズレーが扮する「マンダリン」が意外に“小悪”で、黒幕である“大悪”との戦いが最後に控えていたり、本編前に「アベンジャーズ2」(2015年公開予定)と、それまでに公開される一連のヒーロー物の速報があったりと、見所は尽きないが、前述のとおり単体としては本作が最後になるはずなのに、エンドロールに“Tony Stark will return”と出た。おいおい「007」かよ! とツッコミたくなったが(笑)、果たして続編はあるのか、あるいは「アベンジャーズ2」へのフラグなのか、または全く別の作品(新作「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」にカメオ出演の噂あり)なのか? 様々な憶測を呼ぶラストに、次への期待が膨らむ。そして、その後にはお約束のおまけシーンと、「マイティ・ソー2」の予告編もあるので、最後まで席を立たないように。


私の評価…☆☆☆☆★

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2013年5月 9日 (木)

名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)

名探偵コナン 絶海の探偵
名探偵コナン 絶海の探偵
劇場:TOHOシネマズ二条
原作:青山剛昌
監督:静野孔文
脚本:櫻井武晴
音楽:大野克夫
主題歌:斎藤和義「ワンモアタイム」

声の出演:江戸川コナン…高山みなみ、毛利蘭…山崎和佳奈、毛利小五郎…小山力也、工藤新一…山口勝平、服部平次…堀川りょう、遠山和葉…宮村優子、鈴木園子…松井菜桜子、阿笠博士…緒方賢一、灰原哀…林原めぐみ、吉田歩美…岩居由希子、円谷光彦…大谷育江、小嶋元太…高木渉、目暮十三…茶風林、佐藤美和子…湯屋敦子、高木渉…高木渉、服部平蔵…小山武宏、遠山銀司郎…小川真司、大滝悟郎…若本規夫、綾小路文麿…鮎置龍太郎、藤井七海…柴咲コウ 他


 《大人は楽しめるが子供にゃどうか?》


 劇場版「名探偵コナン」シリーズ17作目。イージス艦が舞台となることで、シリーズとしては初めて自衛隊が登場し、製作には防衛省・海上自衛隊が全面協力している。尚、このアニメはTV版・映画版共に実写ドラマの脚本家が参加している事があるが、本作の脚本担当である櫻井武晴は、TVドラマシリーズ「相棒」や「ATARU」のメインライターであり、アニメ作品は今回が初めてとなる。


 京都・舞鶴港で開催される海上自衛隊イージス艦体験航海に来たコナンや蘭、小五郎ら一行。ハイテクなシステムで武装され迫力のあるイージス艦の航行を楽しんでいたところ、突如轟音が鳴り響く。艦内に緊張が走る中、自衛隊員の遺体が左腕のない状態で発見される。不審な点を見つけ捜査に乗り出したコナンは、艦内に某国のスパイ“X”が潜入していることを知る。しかしその背景には、日本全土を揺るがす巨大な陰謀が渦巻いていた…。


 京都が舞台となるのは「漆黒の追跡者」以来4年ぶりで、京都府警の綾小路文麿が再登場している。その割りには今回何故か京都での舞台挨拶がないのは、何で? と思ってちょっと残念に思ったのだが。


 今回は「相棒」シリーズの脚本家が参加しただけあって、ドラマティックで見応えのある、大人の鑑賞に堪えうるものになっているが、逆にいえば子供には少々難解なのではないか。こういうシリーズものは長年やり続けていると、そういう線引みたいなものが難しくなってくるものだが、少なくとも自分が観た上映回と同じ回に観ていたであろう少年たちの話を傍で聞いていると、ウケが悪かった。


 また、この手の映画には定番となってしまった感があるタレント声優だが、今回の柴咲コウは作品のキーポイントとなるイージス艦の女性乗組員を演じているため、過去のどのゲスト声優よりも出番が多い。下手なゲスト声優に重要な役をやらせると、大抵作品の質を損ない不評をかうのだが、今回は、普段の映画やドラマの時とはまた違う低い声色で演じており、正直名前がわれていなければ柴咲コウがやっているとは全く気付かなかった。“客寄せパンダ”的にタレントを使うならば、やはりこういう上手い人を使ってほしいと、改めて思った。


私の評価…☆☆☆★

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2013年5月 5日 (日)

ライジング・ドラゴン

ライジング・ドラゴン
ライジング・ドラゴン
劇場:MOVIX京都
監督:成龍
音楽:王宗賢
出演(吹替版声優 ※判明しているもののみ):成龍(石丸博也)、クォン・サンウ(真殿光昭)、張藍心(本多真梨子)、姚星(園崎未恵)、廖凡(高橋広樹)、ローラ・ワイスベッカー(魏涼子)、アラー・サフィ(家中宏)、オリヴァー・ブラット(島香裕)、ケイトリン・デシェル(堀川千華)、施祖男(江川大輔)、陳柏霖(勝杏里)、廬恵光(中西としはる)、[以下、カメオ出演]林鳳嬌(タナカサキコ)、呉彦祖、舒淇 他


 《ラストのサプライズにビックリ!》


 「サンダーアーム/龍兄虎弟」(1986年)、「プロジェクト・イーグル」(1991年)に続く、ジャッキー・チェン主演の「アジアの鷹」シリーズ最新作。来年還暦を迎えるジャッキーは、この映画を最後に“大がかりなアクション映画からの引退”を表明した(同時に俳優活動は続行することを言明)。


 19世紀、清王朝時代。英仏軍の進攻により略奪され、世界に散った12個の秘宝「十二生肖」。世界を駆けるトレジャーハンター“JC”(成龍=ジャッキー・チェン)は、アンティーク会社「マックス・プロフィット社」の大富豪ローレンス社長(オリヴァー・ブラット)からの依頼で、行方の知れない6つの秘宝を探しだすことに…。


 フランスに渡り、古城に潜入して手がかりを得たJCは、150年前に消えた難破船を追って南太平洋の孤島へ渡る。密林で大冒険を繰り広げるJCの前に、謎の刺客が立ちふさがる。「十二生肖」を巡って、全世界を揺るがす闇のシンジケートの陰謀が動き出していたのだった…。


 このところ年齢的なこともあって、アクションは控えめな映画が多かったジャッキー・チェンが、久々に挑んだアクション大作。若い時ほどのキレは無いが、映画で観る限り(香港アクション映画の常套手段=“コマ落とし”で撮影されているとはいえ)まだまだ体は十分動いているように見える。


 だが、恐らく体は傷だらけでガタガタなのだろう。もちろんCGを使えばアクションはできるのだし、アメリカじゃ80代のクリストファー・リーだって、それで首から上だけでアクションシーンを演じているんだが(笑)、生身のアクションに拘るジャッキーは当然それを許さないのだ。


 今回の映画はアクション重視で、ストーリーは大味。ご都合主義もいいところで、美術品に関してもかなり雑な扱われ方をするのだが、「俺の物は俺の物、おまえの物も本来は俺の物」というような話の展開は、何だか今の中国をそのまま風刺しているようで、このへんは時々中国を批判しているような報道がされるジャッキーらしい演出なのかな、と思ってしまった。


 ちなみに、本作はジャッキー映画の集大成となるような、クォン・サンウや陳柏霖(=チェン・ボーリン)、舒淇(=スー・チー)といった韓国や台湾の人気俳優も出演しているのだが、一番驚いたのはラストシーンだ。それまでJCと電話で口論していた妻が、火山の火口から無事生還したJCの病室へ見舞いに来るシーンで、まさかその妻役をジャッキーの実の奥さま(林鳳嬌=ジョアン・リン)が演じているとは思わなかった。彼女はジャッキーと極秘結婚したあとは、芸能界をほぼ引退同然だったため、約30年ぶりの銀幕復帰である。実生活をあまり公にしたくないというジャッキーの意向もあったためか、結婚生活は苦難の連続だったようだが、花束を渡す姿はどこか清々しく、実に和やかな締め括りであった。


私の評価…☆☆☆

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2013年5月 1日 (水)

AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜

AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜
AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜
劇場:テアトル梅田
監督:岸誠二
原作:田中ロミオ「AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜」
音楽:大島ミチル
主題歌:CooRie「僕らのセカイ」

声の出演:佐藤一郎…島崎信長、佐藤良子…花澤香菜、担任(どりせん)…水島大宇、子鳩志奈子…金元寿子、高橋裕太…木村良平、山本…安元洋貴、大島弓菜…井上麻里奈、忌野アキ…明坂聡美、木下…谷山紀章、鈴木おさむ…山口勝平、安藤たつお…松田健一郎、織田…小林ゆう、樋野…斎藤千和、久米…森久保祥太郎、姉貴…雪野五月 他


 《ファンタジーの世界で、現代の中高生が抱える問題を描く》


 田中ロミオ原作のライトノベルを、TVアニメ「人類は衰退しました」のスタッフが映画化。高校デビューしたはずの男子生徒が、魔女の格好をする女子生徒に出会って以来、彼の生活やクラスが大きく変わるラブコメ物語。


 中学生の時にいじめられていた佐藤一郎は、普通であることを心がけて無事高校デビューを果たした。ある夜、忘れ物を取りに学校へ忍び込んだ一郎は、青の魔女と出会う。彼女は同じクラスの佐藤良子。本物の魔女なのかただそんな格好をしているだけなのか判断がつかない一郎。この出会いを境に彼のクラス内での立場が一変。また、同じクラスに潜伏していたという妄想戦士(ドリームソルジャー)たちが名乗り出てきて、一郎の困惑はますます深まる…。


 これまた所謂“中二病”を扱った映画であるが、本編の内容は、ポスターやチラシのデザインからは違った印象を受ける。映画の中の大部分はヒロインの“妄想世界”が繰り広げられるので、決して暗い映画ではないのだが、主人公は過去に、ヒロインは今もイジメられているといった経験があり、そこから引き込もって自分だけの世界にどっぷりハマっているのである。


 要するにこの映画は何を観る側に言いたいのかというと、問題を抱えて自分の殻に閉じこもっていても、何にもならないんだよと、でも解放されるためには自分だけの力じゃどうにもならないから、自分の事をちゃんと分かってくれる誰かの力が必要だよね、ということなのだ。


 ヒロインの妄想世界が暴発するクライマックスは見応えあるのだが、その割りに落ち着くべきところに落ち着くラストは少しショボい。全体的にまとまりはいいのだが、欲を言えば少し捻りがほしかった。エピローグで遂に“自分の殻”を破り、皆と同じ制服姿で登校するヒロインがすごく可愛い。人間って、ちょっとしたきっかけで良いようにも悪いようにも変われるんだよね。


私の評価…☆☆☆★

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